白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

白老のスプリング・エフェメラル(春植物) カタクリ(片栗)

2012-04-27 17:00:22 | 植物(草本)の観察

■ユリ科 カタクリ属  多雪地帯の広葉樹林下にしばしば群生する多年草。 

   プリング・エフェメラル(春植物・春の妖精)

 地中深くにある鱗茎から地表すれすれに、肉質の2個の葉を出す。

■分布:北海道・本・四・九  ■開花時期:4~5月

■和名の由来:鱗茎からデンプンが採れかたくり粉といい食べた事からと言うのが有力。

■繁 殖:ハチやチョウにより受粉 自家受粉による種子の形成はほとんど行われない。

原則として鱗茎は分球することはない。種子はアリが運ぶ。カタクリの種子は別名「蟻の実」とも言われるとか。

■生活史:種子から7年位の1枚葉の時期を経た後、2枚葉の個体となりやっと開花する。

 花を春に咲かせる準備は前年の秋から始まっており、秋に鱗茎から根を伸ばし、

2月頃には花芽が出来上がっているそうだ。寿命は15~20年という。

カタクリの生活環(小さなカタクリの大きな秘密) 石川幸男 北海道自然観察協議会会報 自然観察84号9ページ)

かつては山菜であったが今は希少種です。

人間による採取や生育環境が失われてきているからだろう。カタクリのレッドデータブック全国マップ

撮影 2007/04/29 白老町クッタラ湖畔

北海道植物図譜(滝田謙譲著)に、「多雪地帯の広葉樹林下にしばしば群生する多年草。

地中深くにある鱗茎から地表すれすれに、肉質の2個の葉を出す。」と書かれています。

なぜ白老や苫小牧にカタクリが無いのか?(クッタラ湖附近は気候的には登別市と同じ) 

老は雪が少なく凍結深度が深い(土が深くまで凍る)からだろうか?

 

種から3~4年経っているのだろうか?

 

カタクリの先生 石川の植物

「カタクリ」生長観察日記(橋本 章氏)

 ■アイヌ民族による利用 鱗茎:砕いて水にさらして澱粉を採り、粥にいれる。 葉:茹でて食べた。 

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