夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

昔の竹笊と今の竹笊

2011年12月31日 | 手作り
先日大ちゃんの四街道のおじいちゃんが大きな一斗笊を作って持ってきてくれた。
餅搗き用にと大体の大きさをみて作ってくれたのです。

昨日の餅搗きの片付けをしていて昔の竹笊と今の竹笊を比べてみました。

笊の内側↓昔の笊は中に入れた穀物が持ち手に引っかからず滑って出しやすく、
作ってある。持ち手が内側に膨らんでいると穀物がきれいに出し切れない。
使い勝手が良いようによく考えて作られています。
 
底も置いたときに安定するように平たくなるように作ってあります
 
高さもチョット低い

穀物が網目に入り込まないようにきっちりと編んであります。こちら↓も
いい仕事しています。
 
使う回数が少ないとはいえこのような竹笊が60年も使い込まれてきています。
プラスチックは10年も経てば劣化してしまい汚くなって使う気になりませんが
使い込まれた丈笊は美しさを感じます。
竹笊がプラスチックに押され、又安い海外製品にとって変わられ、日本の
竹製品作りは衰退してしまい、竹笊職人が少なくなっているのが現状です。
四街道のおじいちゃんは定年退職後竹製品(主に笊)作りを始めたものの
教えを請う職人が減ってしまい、「細かい作りを教えてくれる職人さんが居なく
使うものによって作り方が違う竹笊を作れなくなってきている」と嘆いていました。
竹籠、竹笊大事に使えば一生物になります。青々とした作りたての竹笊を見て
「これが60年もったら私はこの世にいないから大事に使おうね」と大ちゃんに
いいました。
コメント (2)
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