1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

ウィークデイ・ティータイム・コンサート

2006年02月20日 | Weblog
オペラシティに演奏会を聴きに行きました。

【東京オペラシティ ウィークデイ・ティータイム・コンサート2】

指揮とお話  飯森範親
ヴァイオリン 千住真理子
ドイツ・ヴェルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団

プログラム
管弦楽のためのファンファーレ(西村朗)
ヴァイオリンと管弦楽のための《ロマンス》第1番(ベートーヴェン)
ヴァイオリンと管弦楽のための《ロマンス》第2番(ベートーヴェン)
交響曲第3番《英雄》(ベートーヴェン)

アンコール
フィガロの結婚 序曲(モーツァルト)
ハンガリア舞曲第1番(ブラームス)


ちょっと気分の重い、雨の月曜日。
しかも今日はマードレの練習日です。
10時に高円寺で音出しとなると、朝は結構慌しいです。

傘を持ってゴミを持って靴をはいて・・・。
ここで楽器を背負ってないことに気付きました。
でも部屋まで取りに行けば予定の電車に間に合わなくなりそうです(そんなに広い家ではないんですが)。

というわけで、楽器は諦めて体ひとつで練習に行きました。
練習には、先生宅のマンドリンをお借りしました(この楽器が装飾も何もないヴィナッチャなんですが、とてもいい音なんです)。
今日も丁寧に練習をして、帰りはメンバーとランチへ。

あれこれ話が盛り上がり、思いのほか長居してしまって、コンサートには5分ほど遅刻してしまいました。
不幸中の幸いは、1曲目が5分くらいのファンファーレだったこと。
タイミングよく客席に案内してもらえました。

それを聴けなかったのは残念でしたが、今日のランチでの話し合いはそれだけの価値があったと思います。

千住さんの著書を読んだこともあり、インタビュー番組やドキュメンタリー等でも、彼女の人生と音楽との関わりについて、とても心を動かされていました。
年齢も近いので、少し親近感も抱いています。近いのは年齢だけで、あとは一切共通点はありませんが・・・。

管弦楽をバックにした演奏ですが、超絶技巧のコンチェルトではなく、ベートーヴェンのロマンス2曲。
それがまたとてもよかったです。
千住さんによると、今日は湿度が41%で、楽器がとてもよく鳴るとのことでした。
ヴェルテンベルク・フィルの音も、ヴィンテージもののワインのように深みがあって、とても気持ちよく弾けるそうです。

コンマスは見た感じ日本人のようでした。若かった。
《英雄》ではかなり熱演で、椅子から落ちそうでした。
ファゴットが素晴らしく、いつになくファゴットに注目してしまいました。
それと、チェロトップの人がとてもかっこよくて・・・。でも、アンコール前に立ったときに、カマーバンドがはずれて床に落ちてしまい、本人も気付いた観客も笑っていました。結局床に置いたまま演奏して、退場するときに拾ってました。
それと、ヴァイオリンの人がかなり長時間激しく咳き込んでいて、本当に気の毒でした。あのつらさ、私にはよくわかる・・・。

いつもなら憂鬱な雨の月曜日が、今日はいいことがいろいろあって、帰宅するまで楽しい気分でした。

コメント (2)
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