カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

間違えた靴を巡る小さなドラマ

2017-06-13 09:17:58 | 日常あれこれ
 今日はちょっと愉快な気分にさせられた。

 履き間違えていた靴が自分の推理通りの筋書きで見つかったからである。

 ただ、犯人は相手ではなく私自身である可能性は五分五分というところがミソであるが。

 

 問題の靴は、今もまだ我が家の靴箱に違和感なく収まっている。

 来週の謡曲の練習の時に相互に持参して物々交換ということで事件は決着をみる運びとなっている。

 靴の間違いを確信したのは、謡曲の発表会の翌日の川柳大会から帰った後だった。

 川柳大会に出かけるために履こうとして、靴が何となく窮屈だったのだが気のせいにしてそのまま出かけた。

 帰宅後靴を脱ぎながらよくよく見ると、サイズが少し小さい感じだしヒモの結び方が微妙に違う。

 そこで2~3週間前の、謡曲の練習会場の靴箱での記憶が蘇ってきた。

 私は歩いて練習場に向かうので、いつも運動靴を履いている。

 同時に靴箱に入れようとしている同好の士の靴が、私も持っている靴とメーカーも色もデザインもまったく同じ物であることに気がついた。

 そして一昨日の発表会であるが、発表会の会場と懇親会の宴席は場所を移動するので二度靴を脱ぐことになった。

 

 たまたま同じメーカーの靴がその日はぶつかってしまい、私が間違えたか相手が間違えたか不明のままに入れ替わった。

 昨日電話で事情を説明したら、相手は何だか靴が緩い感じがしたが気のせいだと思っていたという。

 そこでやっと、お互いに間違えて履いて帰っていたことを確認し合った。

 電話口に先方の奥さんの「あなた間違えてるよ、こっちの方が手入れが良い、あなたのは少し汚れていたから」という声が聞こえてきた。

 先方は間違えてすみませんと謝ったが、実は私が間違えたのかも知れませんということで、お互い共犯ということで決着。

 意外に早く、相手に当たりをつけられたのは、以前に同じ靴を持っている人がいるという靴箱でのちょっとした驚きが、頭の中にある程度印象的に残っていたからだった。

 靴を間違えたことは相当の惚けっぷりだが、記憶から判断に至るあたりはまだ惚けていないなとちょっと嬉しくなった。

 自分を褒めてやる材料は自分で探すしかないのが現実なのだが・・・。

 
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コメント
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