カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

校正・・・難しいです

2017-06-23 19:40:43 | 日常あれこれ
 当地熊本でいちばん大きな川柳の結社は「川柳噴煙吟社」である。

 会員はぼぼ日本全国に散らばっていて、投句され掲載された句を通じてその人となりを想像する。

 句誌は「ふんえん」と称して、毎月発行される。

 

 今月(六月号)で809号が発行され、創刊以来途絶えたことはないという話である。

 私も先輩の勧めで入会し、同人になって4年目を迎えた。

 毎月催されている句会にも近ごろは参加するようになった。

 お互いの作品がその場でまな板に乗せられて評価されるのが、投句だけの結果待ちより面白そうだったからだ。

 恐いのは、他人の句を評価する選者を任されることもあると知ったことだ。

 3度ほど選者をやったが、句を作るより難しい。

 如何なる句をいかなる基準・考え方で選んだかで選者の力量が試される。

 初めての句会で、いきなり当日の「席題」の選者を命ぜられて「こりゃ計られた!」と声に出してしまった。

 それでも、「誰でも最初は初めてですから・・・」という慰めとも励ましともつかぬ出席者の声に押されて務めてしまったが、今でも出来れば避けたい役目である。

 今日は頭をカットして、どよんり梅雨空をスカッと行きたいと思いたって散髪へ。

 帰宅したら相方が「噴煙吟社から電話があった」と言う、何事かと聞けば「少し話が込み入っているみたいだった、帰宅後電話させますからと、番号はメモしてある・・・」という話。

 いや~な予感。

 折り返し電話をすると、来月号のゲラ刷りの校正を手伝って欲しい旨の会長兼主幹の優しくもNOを許さぬ話だった。

 取り敢えず事務所に向かうと、何名かが午前中の作業を終えて昼食の弁当を食べていた。

 みなさん句会で顔を見かけた人ばかりだったのでほっとした。

 この校正という作業もなかなかどうして、私自身が文章の間違いなど指摘されることはしょっちゅうなので・・・。

 オマケに私が投句した句の中に誤字が発見された。

 「花筏(はないかだ)」が「花筵(はなむしろ)」になっていて、おおいにガックリ来た。

 かくて、私の「校正員」初仕事は「選者」同様ほろ苦デビューとなった。

 「五・七・五埋まらぬ枡の指を折る」

 
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