とても暑い。
現在私の部屋で、100円ショップの寒暖計は28度を指している。
日中に歩くのは、拙いので本を返しに図書館に行ったついでに、少しだけ歩いてきた。
(野いちご)
道路脇の雑草の中で、小さな赤いものが見えたので確かめたら、野いちごだった。
つい先日まで白い花が咲いていたと思っていたら、もう赤い実が大きくなりつつある。
少し大きめのものを1個摘んで食べてみたら甘かった。
イチゴから100mも歩かない場所に、背の高い雑草の中に紫色の花がいくつか見えた。
(アヤメ)
時期からするとアヤメだろう。
いずれがアヤメかカキツバタというが、ちょっと見た目では判らない例えだろう。
やや湿地に棲息するのがカキツバタで、アヤメは普通の土壌だとか・・。
でも、花菖蒲は水の中だし、なかなかややこしい。
この雑草ばかりの藪も、以前は人が手を加えていたのだろう。
椎の花にも出会う。
(椎の花)
椎の木の花を見るのは珍しい。
(椎の木)
若葉の中で、やや黄色みを帯びた花は見逃してしまいそう。
そして楠の樹。
(楠の若葉)
街路樹として植栽されている県木指定の楠は今が新葉の時期。
古い葉を一斉に落としながら、新しい葉が伸びてくる。
ところが、この楠の成長の早さは半端じゃない。
街路樹としては不適切と思われる。
(剪定後の楠)
新緑に覆われ尽くした木があるかと思うと、極端な剪定後の木も目立つ。
先日歩いた運動公園の楠も哀れだった。
(剪定された楠)
多分生命力が旺盛で、この程度の剪定ではビクともしないのだろう。
しかし、ここまで剪定しないと拙いような樹種を街路などに選定するのは如何なものか。
銀杏とか楠、それにカエデやケヤキなど植えた当初から格好がつくので、選ばれるが後のメンテナンスが大変。
枝は落ちる、葉っぱは落ちる、根が張ってきて歩道を持ち上げる。
大木になる樹は、自然のまま大きくなれる場所に置くべきなのである。
人間が必要以上に手を加える自然は、SDGs(持続可能)とは正反対。
さてさて、野いちごの小さい話から街路樹の大木に飛躍するには少々無理が・・。
あまりの暑さに、歩きは途中で諦めて陽が落ちた頃から町内を歩くことにした。
「春蒔きの頭痛の種は良く生える」・・・しろ猫
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