人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

わが城砦爆破さる!

2016-02-24 13:05:14 | 秘教、その他団体
私は見かけに反して?いつも爆弾を携えているキケンな人間です!
私はこれまで何度かこの爆弾を投下してやろうかと思った事が有りましたが、ほとんどの場合私の狡猾な理性が介入して未遂に終わるのが普通です。
手りゅう弾みたいなのでしたら数回炸裂したことはあるけど、あのメガトン級のヤツときたら…
もし、ホントにそれが行使されてしまったら一体どういうことになるのか? それはあの日までは私にも分からなかったのです…。
平成4年春、神戸のD会の集まりで、それは起きました。
その会場に入った時から、私に何やらただならぬ雰囲気が立ち込めているのが感知されました。
集会は何時に無く集う者の意識を高揚させることを促しているように進行して行きました。
私も又、高揚した感じになっていましたが、集会が終わりに差し掛かり、私に感想を求められた時でした。私がそれまで自覚している、していないに関わらずずっと内にため込んでいたものが全て、ダムが決壊したかのように一気に噴き出したのです。
理性も何もかもが吹っ飛んでしまいました。それは私の全ての力が噴出したような怒りとして現れました。
”一体自分の中にあんなにエネルギーが有ったのか!”と感じるくらいザ・クラッシャー(ぶっ壊し屋)と化して、机を何度も何度もブッ叩いて何事かを叫んでいました! 思いっきりたたき過ぎて一週間くらい手が腫れ上がってしまったくらいです。
どんな内容だったか忘れましたが、おそらく私の前に有ったやり取りが、導火線に火をつけてしまったのでしょう…
私はその場に立ち上がっていたある種のエネルギー、ハタラキを受けていたのです。
自分自身のことを客観的に述べるのもヘンなのですが、これは一種の心身の浄化作用とみるべきかと思います。
そして、又ある種の覚醒でも有ろう…この世の常識に照らせば勿論アブナイ、オカシイことには違いないです!
しかし、人智を超えたエネルギーの表出という事自体、この世の常識、ルールなどが当てはまるものでありません。
別にこのような事は正しいこととは思いませんが、そういう理解は必要かと思います。
もし、嵐が過ぎ去ってもなお、その異常ぶりが収まらない事態こそが、キケンであり、異常事態なのです。
私には渦中に有っても、どうにか意識は保たれていて、これは一過性のものだと分かってましたし、ヘンな又勝手な言い方ですが、”これは許されているから起きているんだ…”という実感が有りました。許されている、という事は意味が有る?…誰に…”ここ”の人たちに?…それとも私に?…
少なくとも私には意味がありました。
後日、私がごく常識人として、そのお騒がせした事態について謝罪しにD会に行った時のことです。
例によってM女史と相対していたのですが、この時の女史の態度というのはそれまでとは全く違い、それはD会の中心者としてのものでした。
そして…女史自ら”こういう風に接すると、貴方はきっと閉ざしてしまうでしょう…”というまさにそのような態度で接してきたのです。
それは一言で言うと外部から圧するような説き伏せ、力の行使といったものです。
このことは私自身の(私の意志的なものでなかったにせよ)暴力的力の行使の報いとしてはとても分かり易い経緯と言えましょう…。
して、私の意識はもうD会には向かなくなってしまいました! いや、それは元々私に内包していたものですが、あらゆる宗教的、精神的なものへの従属の道はそこで完全に断たれてしまった…という事を意味しました。
もう、それ以降特定の宗教、グループへの従属は不可能です!もう生理的に受け付けません!
私があの場で破壊に駆り立てたものは…私は確かにD会に観取されていた宗教的独善性、閉鎖性を木っ端みじんにしたい!という衝動があったのを覚えています。
それは私がその場で、本当の意味で如何なる障壁も無い普遍性の息吹というものを感じ取っていたからです!
その普遍性というものは、初めて目覚めに預かった時のような、内面に感じられたものと違い、現実のその場に顕現されてあるもの、という感じでした。
確か私はその渦中の中で”ここへ帰って来たぞ!”という意味のことを口走っていたのです。
しかし…この事はM女史にも誰にも通りませんでした…まあ、そうでしょう、ヒステリーか何かの神がかりのうわ言としてしか見られなかったでしょうから…爆弾を投下したツケとはこんなものです。その被害は必ずわが身にも及ばずに済まなくなります。
結果、何が爆破されたかと言ったら、私の宗教などに依りかかる城砦だった…という事です。
私はその後しばらくは心にすっかり空間が出来たように探究、学ぼうとする意欲も消え失せてしまいました。
そんなある時、久しぶりに声なき声の音信が訪れました…

”これでいいんだ…お前とサシで付き合えるんだからな…”









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