人生の裏側

人生は思われた通りでは無い。
人生の裏側の扉が開かれた時、貴方の知らない自分、世界が見えてくる・・・

伝えたいことは伝えられない

2017-06-30 14:10:43 | スピリチュアル
私は、これまで様々な方たち、書物等の縁を通じて、学ばされ育まれてきました。
ここでは、私の人生に重きをなしていたと思われるものについて述べています。
しかし、通常思われているもののように、そこから私が得たのは、何かの信仰であったり、思想、生き方、あるいは学びの方法といったものだったのでしょうか?
いや、ひょっとしたら何も得るものが無かったのかも知れません。
意識するしないに関わらず、何かが身に付いたのかどうかは知りませんが、この事だけはハッキリ言えます。
私は、言葉に言い表すことの出来ない、ある種の"感応"とも言うべきものに預かっていたのです。
私はそこからなにがしかの信仰や思想、生き方等を自分の理解に応じて言葉にして、外に伝えることも出来るかも知れません。
だけど、その直接身に、心に感覚され、浸透するものはどうしたって伝えることが出来ません!
しかしですねえ...この事が抜け落ちてしまったら、信仰、思想、生き方があったとしても、一体何になるだろうか、と思わざるを得ないのです。
これがもっとも肝心なことなのに...ですi
これは恋に落ちた心境を伝えることにも似ていますが、言葉を越えた愛、命の交換としか言いようのないものです。
そうです!これが愛、命なのですi
あの直接経験、エンライトメントといのは、これがウンと凝縮され、アリアリと示されるものなのです。
然るに、何と多くの人はこの愛、命から離れて"理"というものに走ってしまうことでしょうか?
"こーです、あーです"と、言葉で理解し、伝えることも大切には違いないでしょうが、愛、命を欠いては所詮はただの能書きに終わるだけですi
それも、この理に走るマインドの本性に引きずられて、高次元とか前世とか迷妄にはまりこんで、ますます"ここ"から遠退いて行ってしまうムキもあります。それはどこまで行っても思いの迷路でしかありません。
"愛にある"ということは、他の何者でもない、自己にそのものー言葉を越えたものーが現存していることに他ならないでしょう。
深遠そうなノンデュアリティの教えでも、"私はいない...起きることが起きるだけ"などということが、頭だけでわかっても、"だから何だ、それがどうした"ということになるだけです。
言葉を越えたものを欠いては、すべては虚しい...どれだけそこに意味、意義を見つけようとしても堂々巡りになるだけでしょう。
ここに私が、総じて今日のスピ界隈は、"頭でっかち"という印象を持ってしまう所以があります。
そもそも、この命から離れて"スピリチュアリティ"などありえようかi
なんてことない人間が、ある時言葉を越えた愛、命に触れてそれに目覚め、それと共に生かされていく...理屈や意味付けを越えて...これ程スピリチュアルなことがあるでしょうか?
私はこれまでにも、これからも筆が、否、指が滑って、要らんような信仰、思想、生き方なんてものを伝えてしまった、してしまうこともあるかもしれません。
でも、それはどこまでも第二義以下のものに落ちてしまったものに過ぎないのです。
第一義のことは、あなたから見て他人である私が、あなたの聖所に、あなたの神の領域に立ち入ることなぞ出来ようはずもなく、あなたとあなたの神にゆだねられているのです。逆説的ですが、本当に伝えたいことは、こういうことなのです。
それでも、"ジワーッ"とか"ジンジン"とか書いていて、言葉を越えたものが伝わる場合もあるかもしれません。
これは"伝えよう"とかおこがましいことを考えなくてもいいってことなのでした...。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分のこと嫌いですか?

2017-06-28 17:18:11 | 雑感
私の仕事仲間に、自分のことが嫌いだ、という人がいます。
「死のうと思うこともあるけど、死ぬ勇気が無い」んだとか...
多いんだろうと思いますね、世知辛いこの世の中...
私が見てこの人がスゴイと思うところは、そういう自己嫌悪の思いとか、ネガティブな思いを他に向けることが無いことです。
(私は自覚する限り、自己嫌悪感は無いと思いますが、自分の性分を考えると、こういうところは心底スゴイことだと思います)
本人は「自分には何の取り柄もない」などと言っていましたが、彼の持って生まれた性格なんでしょうけど、大変な取り柄だと私には思えます。
何人かこういう人と会ったことがありますが、"自分が嫌い"って自分でそう思っているだけですよね。思われたままの世界で...
思われたというのは、多く周囲が"そう思っているであろう"、ようなことです。
周囲の人には本当の自分のことなど何もわかりません。
周囲の人の一員だと思っている人には、自分のことも他人のこともわかりようがないのです。
どっかにいるようで、どこにもいない周囲の人のご機嫌ばかり気にして...
そこから外れた自分は嫌いですか?
この人は、私と双璧?と言うぐらい歌が上手く、歌好きなのです。
(おっ、出たi 取り柄だi)歌に共感出来るんだ、何の本だか知らないが、仕事の合間に熱心に読書をしている...
共感出来るってのは、何と楽しいことじゃありませんかi
共感出来る自分...それでも嫌いになれますか?
ムリ、ムリ...例え世界人類が嫌いだ、といっても...
この世が終わってしまっても...共感した世界こそが私の世界。
回りのその他大勢どもには永久にわかりはしまいi
私はすっかり老けちまったけど、今でも夏の入道雲を見て、夕日を見て、高揚を覚える...
(難しい詩論のことなどわからないが、何時も途中で文体が、調子が詩的になってしまって困るわい)
何もムリに自分を好きになる必要もないでしょう。
(実は自己嫌悪というのは、ナルシズムと裏表のものだったりもしますしね)
けれど、ただの自分の思いだけでなしに、本当に自分を嫌い続けて生きていくことなど不可能なのです。
この世界にはあなたを嫌っている、実体の無い周囲の人ばかり生きている訳じゃない...それは思いの中にしかいないし、そこから離れたら回り中、自分と分かちがたく結びついているものばかりです。
雲が、夕日が、小鳥が、猫が...これでもかと伝えてくれる...自分が生きている先に生かされているんだ、と...
自分が嫌で生きられない...だけど、生きちゃっているんだからしょうがないじゃありませんか?
このことはそう、人生の裏側が開かれた時に如実にわからされることです。
否、これは"生かされている"ということで言い表されていることです。
とりあえず...悲観的にならずに好きなことに熱中してたら...言わなくたってそうしているか...ほーら、好きなことをしている自分を受け入れているんだi
しかし、例の彼は全く言うほど悲観的には見えないが...
だから、そう思っているだけなんだって...。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蒸し暑い部屋で

2017-06-27 18:58:09 | 独語
パソコンがイカれたi
電話しなきゃ...何?
「テープのガイダンスに従って、次の選択からお選び下さい...」って...
おいおい、何時になったら繋がるんかいi ...おっ、繋がったi な、なぬっ...
「ただいま、大変混雑致しております。後程お掛け直し下さい」だとーっi
な、なめとるんかいっi...これでキレるのは私だけか...キレると関西弁が飛び出すのは私だけか? みんなこんな肉声を持ったオペレーターに繋がらない事態になっていても平気なのか?
世の中、なんだかとんでもない、アリ塚のような管理された社会になってしまったようだ...マイナンバーが何番だか知らないけど、人生てのは、何時だって"本番"なんだよ!
もう、面白くないからテレビでも見るわ。な、何?
「このハゲーっi バカかお前はi 違うだろーっi」
世の中ストレスで爆発しているようだ。これは私だけのことではあるまい...
ひとつ分かった事がある。アブナイ人というのは目がマウンド状の形をしているんだi

ケシカラン...オカシイ...バカでねーの...
人のことだったらいくらでも好きなことが言える
ましてテレビに写し出された世界のこと
しかし...これほど時代相を写し出すものは他にあるだろうか?
虚構の世界? そう、そうであれば、そのままを写し出しているのだろう
"常人ではあるまじきこと"
そう言い張る人間は常人なのだろうか?
常人とは自分の中のことはフタをして、人の非をあげつらうことに明け暮れているのか...
"正しいものは何もない" "寄りかかれるものは何もない"
この私の世界そのままを写し出しているのだ...
"人生の裏側"は何時又開かれるというのだろう...
何気無くテロップが流れた...そうなのかi
人生は短い...一回切りしかない...
正しいものも、拠り所も無い...
だけど...それだけじゃないi
苦しいこと、忌まわしいこと、訳のわからないこと、あらゆるネガティブなこと...
そんなことばかりで覆われているなんて...そんなこと絶対に無いi
そうだよね...Mさんi
僅かな通気孔さえあれば...見えなくとも種さえあれば、あらゆる覆いを包んでしまう...
仮想の世界だろうと、夢の世界だろうと、現つの世界だろうと、愛は愛...
あなたと私の本当は何も変わらない...
この本当も写し出している...
虚偽から愛を語れても、愛は虚偽でも愛になる

蒸し暑いな...換気扇をつけよう...
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご無沙汰してます

2017-06-26 10:57:21 | 身辺雑記
ご無沙汰してます。
最後の投稿から10日ぐらいですが、ずいぶん経ったような気がします。
一度は謎めいた私らしく?このままフェイドアウトしちゃおうかな、等と思ったりしました。
何しろ退っ引きならない事件にまきこまれてしまったもので...
そうですi 私はすごく直情的な人間で悟り済ました人間とはほど遠く、時に自分を制御できなることもあるのです。
そう、取り返しの付かないことだってやりかねないのですi
正直、一思いにバラバラにしてやろうか、とも思いましたとも...
し、しかし...あんなことが起きるなんて...
あんなことが...

パソコンの電源が入らなくなってしまったではありませんかi
おまけに自分のブログの編集画面にログイン出来なくなるとはi
ああ...私の人生..."人生の裏側"はこれで終わってしまったのか...
いつも通りのことが出来なくなってみて、このブログを書くことが、自分の生活の中心になっていたことがわかりました。
暇さえあれば、とにかくパネルに向かっていました。
暇な時ってのは...ヒマなものでんな...時間をもて余すなんてこと何時以来の事でしょうか...
"これを文字にしなきゃ、世界がおわっちまうー..."なんてブルブルしながら書いてたのは、別世界のことのようでした。
ただ、どっかで使命感というか、義務感というか、かたーく感じていたのも確かなことです。
元々は気楽な気持ちで始めようとしていたんでしたっけ...
ブログを休んでいた間に、張りつめていたものも抜けたようです。
もう、何かに追われる思いもしなくて済みそう...私は無罪放免になったんですからね?
これからは、一寸アップするペースは落ちるかも知れませんが、マイペースで続けて行きます。
諦めかけていたのですが...

死んだはずのアマワカヒコは生きていた。
いや、あれは瓜二つのアジスキタカヒコか?
いやいや、あれはやはりシタテルヒコだろう...
ヨモツからよみがえってきたのか...




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

罪はバツ

2017-06-15 11:47:01 | 創作
人間てこんなに簡単に死んじゃうものだったのか…
僕は確かに逆上して、オッサンをどうにかしてやろうと思った。
とある夜、帰りを急いでいたのに、酔っぱらったようなこのオッサンに因縁をつけられ、くどくどと絡まれたのだった…。
そして、いきなりオッサンが突っかかって来たんで、反射的に頭を持って柱にぶつけてしまったのだ…
僕はとっさに逃げようと思った。夜道は暗いし、幸い誰にも見られていない…
数分して、動揺も収まった頃、”これは正当防衛になるのか、情状酌量の可能性は…”などとやはり自分のことしか考えられない。
とりあえず死体をどこかに隠して、自分もどこかに隠れるか、逃げるか…自首すれば罪は重くならないか…そんなことが頭を去来していた。
だが…
じーっと、この亡骸を見ているうち、今生では味わったことの無いような、何とも言えない気持ちが込み上げてきた…
さっきまで、あんなに雑草のようにしぶとそうな生命力を漲らして、僕に突っかかっていた人間が、呆気なく枯れ木のように動かなくなってしまったのだ。命を僕が奪ってしまったのだ。彼の人生はどうだったのだろうか…たいして面白くない事ばかりだった訳でも無かっただろう…僅かながらの喜ばしいことでも人生の支えにもなる…それに人生は思われたままのものでは無いハズ…どんな契機でその裏側が開かれるか分からない…。
家族は居たのだろうか…残された子供たち…ペットたち…。
僕が彼の全てを奪ってしまった!
ダメだ!…もう逃げられない!…逃げるわけにはいかない…何だか身も心もジンジンとしてきた…おっ、こ、これには身に覚えが有る…
おんなじだ!…あれと同じものを今受けているんだ…こんな状況なのに…もう、どうしようもない…
こ、これはもしかして…責め苦以上だ! 人殺し、許されない罪…でも…責め裁きを超えたものが有る!…おんなじだ…全てを覆っている…一体、どこに逃げ隠れ出来るっていうんだ!
自首しよう!
と思って、近くの交番を探しに歩いていたら、見知らぬ老人に声を掛けられた。
「お待ちなさい!…どこへいこうというのかね?」
―ハ…どなたですか? 僕は取り返しのつかないことをやってしまったんです…
「もう、いいんだよ。終わったんだから…。」
ーえっ、何が終わったんですか?…僕はこれから警察に自首しに行くつもりなんですよ! それから然るべき処罰を受けて、償いをしないとならない…これから始まるところなのに…
「だから、それはもう、終ったからいいんだよ!」
ー無罪ってこと?…人を殺めちゃったんですよ!…ンな訳にゃ行かないでしょーが…
「だから…もう、いいんだったら!…いいかげんに目を覚ましたらどうなんだね…」
ー何が何だか…僕にはサッパリ分からない…とにかく警察に行かなきゃ…
そして…この謎の老人と別れようとすると…彼は一際力強い声でこう言った。
「これを見なさい!」
と…彼の方に向けた瞬間、意識が遠のいてしまったのだ。

気が付いたら朝になっていた…自分の部屋だった…。
ホントだ。終わっていた…。もう、解放されていたのだ…。
だが、これはまだ続いていた。ジンジンと心身に伝わるあの波動…ああ、喩えようのない解放感…
これが僕をここに連れ戻してくれたのだった…。(終)

*以下の過去記事と併せて読んで頂ければ、と思います。

http://blog.goo.ne.jp/sitateru/e/2de134d8cfc4126f69d88ac5256edd16
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする