(つづき)
ひとくちに「終点」と言っても、そこから先はバスが通っていない「終点」(ここでは「狭義の終点」と呼ぶ)もあれば、そこから先もバスは通っているがそこまでしか行かない便があるという「終点」(ここでは「広義の終点」と呼ぶ)もある。
この「シューテングスター」においては、上記2種類の「終点」のうち、基本的に「狭義の終点」のほうを取り上げている(一部例外もあり)。
ここで、4つの仮定をしてみる。
1.都市化に伴う人口増加により、バス交通の需要者も増え続ける。
2.都市化に伴う道路整備により、バスの通行が可能な道路は増え続ける。
3.バス事業者は、バス交通の需要者に対して供給で応えようとする。
4.バス事業者は、3にあたりできるだけ効率の良い運用を行おうとする。
この4つの仮定が成り立つ状況下においては、「狭義の終点」は減少する傾向を持つ。
宮の前団地、下山門、拾六町団地、室住団地、室見団地、藤ケ丘団地、羽根戸、四箇田団地、警弥郷、弥永団地、桜ケ丘第四、上宇美、城浜団地、高美台一丁目、西鉄三苫駅…。
実際これらのバス停は、以前は全て「狭義の終点」であったが、そこから先の開発や道路拡幅、営業所までの営業運転化などにより、現在は「広義の終点」となるか終点自体でなくなっている。
現在、1~4の仮定は成り立ちにくい時代に入ってきている。
ということは、この先また「狭義の終点」が増えてくる可能性もあるということかもしれない。
前置きが相当長ったらしくなってしまったが、今回の「狭義の終点」は、福岡市南区の「東若久」である。
「月見町」「若久団地」にも共通するが、都市部に今も残る「狭義の終点」は、そこから先にバスが進めない、すなわち仮定の2が成り立たない場所であるケースが多い。
先日の「若久団地」、今回の「東若久」、それに「48番」の終点である「レークヒルズ野多目」と、この付近には市内では珍しく「狭義の終点」が集中している。
このあたりをつないで、「狭義の終点」ではないようにすることができれば、バス路線が「ネットワーク」としてもっと機能するのだが、この地区の道路状況からしてそれはかなり困難である。
(つづく)
ひとくちに「終点」と言っても、そこから先はバスが通っていない「終点」(ここでは「狭義の終点」と呼ぶ)もあれば、そこから先もバスは通っているがそこまでしか行かない便があるという「終点」(ここでは「広義の終点」と呼ぶ)もある。
この「シューテングスター」においては、上記2種類の「終点」のうち、基本的に「狭義の終点」のほうを取り上げている(一部例外もあり)。
ここで、4つの仮定をしてみる。
1.都市化に伴う人口増加により、バス交通の需要者も増え続ける。
2.都市化に伴う道路整備により、バスの通行が可能な道路は増え続ける。
3.バス事業者は、バス交通の需要者に対して供給で応えようとする。
4.バス事業者は、3にあたりできるだけ効率の良い運用を行おうとする。
この4つの仮定が成り立つ状況下においては、「狭義の終点」は減少する傾向を持つ。
宮の前団地、下山門、拾六町団地、室住団地、室見団地、藤ケ丘団地、羽根戸、四箇田団地、警弥郷、弥永団地、桜ケ丘第四、上宇美、城浜団地、高美台一丁目、西鉄三苫駅…。
実際これらのバス停は、以前は全て「狭義の終点」であったが、そこから先の開発や道路拡幅、営業所までの営業運転化などにより、現在は「広義の終点」となるか終点自体でなくなっている。
現在、1~4の仮定は成り立ちにくい時代に入ってきている。
ということは、この先また「狭義の終点」が増えてくる可能性もあるということかもしれない。
前置きが相当長ったらしくなってしまったが、今回の「狭義の終点」は、福岡市南区の「東若久」である。
「月見町」「若久団地」にも共通するが、都市部に今も残る「狭義の終点」は、そこから先にバスが進めない、すなわち仮定の2が成り立たない場所であるケースが多い。
先日の「若久団地」、今回の「東若久」、それに「48番」の終点である「レークヒルズ野多目」と、この付近には市内では珍しく「狭義の終点」が集中している。
このあたりをつないで、「狭義の終点」ではないようにすることができれば、バス路線が「ネットワーク」としてもっと機能するのだが、この地区の道路状況からしてそれはかなり困難である。
(つづく)