(つづき)
この日から運行を開始する「福岡シティループバス『ぐりーん』」の「櫛田神社・博多町家ふるさと館前」バス停。
接近表示などディスプレイ的なものは何もなく、意外にシンプルである。
この「ぐりーん」は、運賃体系が一般路線バスとは異なり(前乗り中降りで250円均一、バスカードも使えない。ということは乗り継ぎ割引もない)、バス停も専用のものが設置されている。
福岡市民が一般路線バスと組み合わせて使うには使い勝手はいまいちと思われ、あくまで「福岡市を訪れる観光客向け」という位置付けのようだ。
平日などの利用率を高めるために一般の利用者も取り込んだほうがよいのでは?などとも考えてしまうのだが、そうなるとどうしてもなし崩し的に中途半端なものになってしまうため、ここはいっそコンセプトをしっかり持つという一種の「割り切り」が必要だったのかもしれない。
ただ、「観光客向け」という位置付けなのであれば、700円で販売される一日乗車券「グリーンパス」についても、「福岡空港~博多」の地下鉄の往復券も付いた1000円くらいのものを作ってみてもよかったのではないだろうか(なお、このパスで福岡都心部の均一運賃区間の一般路線バスにも乗れるため、韓国からのビートルが発着する「中央埠頭・博多港国際ターミナル」についてはカバーできている)。
この事業には西鉄だけでなく行政も係わっているようなので、今後の工夫を期待したいところである。
(つづく)
この日から運行を開始する「福岡シティループバス『ぐりーん』」の「櫛田神社・博多町家ふるさと館前」バス停。
接近表示などディスプレイ的なものは何もなく、意外にシンプルである。
この「ぐりーん」は、運賃体系が一般路線バスとは異なり(前乗り中降りで250円均一、バスカードも使えない。ということは乗り継ぎ割引もない)、バス停も専用のものが設置されている。
福岡市民が一般路線バスと組み合わせて使うには使い勝手はいまいちと思われ、あくまで「福岡市を訪れる観光客向け」という位置付けのようだ。
平日などの利用率を高めるために一般の利用者も取り込んだほうがよいのでは?などとも考えてしまうのだが、そうなるとどうしてもなし崩し的に中途半端なものになってしまうため、ここはいっそコンセプトをしっかり持つという一種の「割り切り」が必要だったのかもしれない。
ただ、「観光客向け」という位置付けなのであれば、700円で販売される一日乗車券「グリーンパス」についても、「福岡空港~博多」の地下鉄の往復券も付いた1000円くらいのものを作ってみてもよかったのではないだろうか(なお、このパスで福岡都心部の均一運賃区間の一般路線バスにも乗れるため、韓国からのビートルが発着する「中央埠頭・博多港国際ターミナル」についてはカバーできている)。
この事業には西鉄だけでなく行政も係わっているようなので、今後の工夫を期待したいところである。
(つづく)