INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

シューテングスター(43)

2009年11月30日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
佐賀県鳥栖市の「西部工業団地入口」バス停。

宗像市の「青葉台」や福岡市東区の「みどりが丘」のように、「団地内を走りきり、団地の入口で終点」というパターンではなく、「団地の入口までしか行かない」パターンなのだが、「西部工業団地」ではなく「西部工業団地入口」という名称が付いているのは、ある意味「謙虚」と言えるかもしれない(?)。

今年の10月1日より、鳥栖市内を走る路線は全面的に再編され、行先番号も一から付け直しとなった(「0番」ができたので、「ゼロから」といったほうが適切だろうか)。
バス停の行先表示の部分には「8」「15」や「西鉄小郡」の文字が見えるが、再編後は、時刻表の通り「3番」となり、また、市域を出て小郡に向かうものもなくなった。

見づらいとは思うが、バス停の路線図には「麓線は鳥栖市の補助金によって運行されています。皆様のいっそうのご利用をお願いします。」と書かれている。
鳥栖市では、路線再編にあたり、既存路線の利用状況調査やアンケートなどを結構積極的に行っていて、新路線にも市側の意向がかなり反映されているようである。

福岡県古賀市が、西鉄のバス路線廃止の意向に対し、ほぼ現状の路線のまま補助金により存続させることを決定した際、「路線再編や乗り場再配置など、利用者を増やすための見直しがないまま存続させても、状況はあまり変わらないのではないだろうか。(中略)補助金(=税金)を使って存続させるのならば、もっと行政側が主体となった働きかけも必要と思われる」と書いた。
鳥栖市の積極的な姿勢は、他の自治体も見習うべきではないだろうか。
(つづく)
コメント (2)
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