INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

趣に赴く(28)

2009年11月08日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
福岡県宗像市の「構え口」バス停。

「構え口」とは、宿場町の出入口のことで、唐津街道の「赤間宿」の出入口という意味である。
同じく唐津街道の「青柳宿」の出入口にあった古賀市の「青柳町構口跡」バス停は、今年春のダイヤ改正で残念ながら廃止となってしまった。
「出入口」ということは、位置的には宿場街の「端」にあるため、風景としては、ひとつ赤間営業所寄り(写真では奥の方向)の「赤間支所前」バス停のほうがより「宿場」らしい「趣」を味わうことができる。

現在ここには、赤間営業所と東郷駅日の里口を結ぶ「17番」と、赤間営業所と赤間駅南口を結ぶ「8番」の支線(一部は「8-3番」「8-4番」として朝野第二まで)が停車する。
いずれの路線も決して本数は多くないのだが、両者の間で運行間隔の調整が行われている気配はなく、同時刻や数分後の発車が多く見られる。
このような例は他の場所でもたまに見られ、「もっとダイヤを等間隔に近付けるべきだ」と言うのは簡単なのだが、もしこの場所で概ね等間隔のダイヤを実現したとしても、どこか他の場所でもっと大きな歪みが生じる可能性もある訳で、実際はなかなか難しいのかもしれない。
(つづく)
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