(つづき)
福岡県新宮町の国道3号上にあるヒマラヤ…ではなくヒラヤマ。
後ろに見える山はヒラヤマ山脈ではなく、自動車学校や以前取り上げたゴルフ場がある山である。
この上り(←国道3号的には「下り」だが…)バス停には、宗像市方面から国道3号を走ってきた「赤間急行」(バス停の行先案内の部分では「天神バスセンター」行き)、高美台方面からやってきてここ「平山」で国道3号に合流する「新宮急行」(同じく「天神」「西公園」行き)が停車する。
行先案内の部分にある「2 西鉄香椎」は、「JR古賀駅~青柳四角~青柳町構口跡~太閤水~平山~産業大学南口~西鉄香椎」を結んでいた路線であるが、今年春に廃止となっており、現存しない。
現在ここから出るバスは、全て、福岡市の東の副都心「香椎」の少し手前の香椎東ランプ(バス停でいうと「産業大学南口」)から都市高速道路に入って福岡市中心部に向かうことから、「2番」廃止以降、ここからバスで香椎地区に行くことはできない。
現在の「新宮急行」の前身の「230番」の頃は、香椎東ランプ経由ではなく、香椎、御幸町、留学生会館前を経由して香椎浜ランプから都市高速道路に入って都心に向かっており、「香椎への足」としても一応機能していたが、「都心への足」としてみると時間がかかりすぎたため、香椎よりも都心を優先して、現在のルートとなっている。
「赤間急行」についても、一時期、一部の便が香椎を経由していたが(yakuさんが記事にされています)、これも現在は廃止され、「都心への足」オンリーとなっている。
福岡市東区から新宮町、古賀市、福津市、宗像市方面については、JR鹿児島本線が走っており(かつ、「これでもか」というくらい駅もたくさんできている)、駅から電車に乗れば「香椎」には行ける訳なので、バスが「香椎への足」よりも「都心(天神)への足」を重要視するのはある意味仕方ないことなのかもしれないが、駅まで不便な地域では、どうしても香椎に行きにくい場所が出てきてしまう(「平山」から香椎地区に行こうと思ったら、「産業大学南口」で降りて「産業大学前」まで歩いて「23番」などに乗り換え、「高美台一丁目」まで歩いて「23番」「29-1番」に乗る、「東部青果市場前」で降りて「下原」まで歩いて「23番」「23B」に乗る、「原上公園前」まで歩いて新宮町コミュニティバス「マリンクス」に乗って「福工大前駅」で乗り換え…など手段がない訳ではないが、いずれも結構面倒or遠回りである)。
「2番」の廃止で、「産業大学南口~香椎」間には免許維持路線すら残らず、ここにバスが再び通る見込みはほとんどなさそうだが、本当にそこまで需要がないのか?というのが正直な感想である。
実際、利用者がいないから廃止にしたというのはわかるのだけど、「2番」の末期は一日数本というとても利用しにくいダイヤだったため、それが利用者を遠ざけていたという側面はなかったのだろうか。
交通機関まで遠い香椎駅東地区、距離的に近いのに香椎までの足が乏しい「東部青果市場前」や「産業大学南口」などの不便を解消するための路線の開設や、「下原」から「新宮緑ケ浜」(新宮営業所)方面に回送しているものの一部営業運転化など、需要掘り起こしの余地はいろいろとありそうな気がするのだが…。
(つづく)
福岡県新宮町の国道3号上にあるヒマラヤ…ではなくヒラヤマ。
後ろに見える山はヒラヤマ山脈ではなく、自動車学校や以前取り上げたゴルフ場がある山である。
この上り(←国道3号的には「下り」だが…)バス停には、宗像市方面から国道3号を走ってきた「赤間急行」(バス停の行先案内の部分では「天神バスセンター」行き)、高美台方面からやってきてここ「平山」で国道3号に合流する「新宮急行」(同じく「天神」「西公園」行き)が停車する。
行先案内の部分にある「2 西鉄香椎」は、「JR古賀駅~青柳四角~青柳町構口跡~太閤水~平山~産業大学南口~西鉄香椎」を結んでいた路線であるが、今年春に廃止となっており、現存しない。
現在ここから出るバスは、全て、福岡市の東の副都心「香椎」の少し手前の香椎東ランプ(バス停でいうと「産業大学南口」)から都市高速道路に入って福岡市中心部に向かうことから、「2番」廃止以降、ここからバスで香椎地区に行くことはできない。
現在の「新宮急行」の前身の「230番」の頃は、香椎東ランプ経由ではなく、香椎、御幸町、留学生会館前を経由して香椎浜ランプから都市高速道路に入って都心に向かっており、「香椎への足」としても一応機能していたが、「都心への足」としてみると時間がかかりすぎたため、香椎よりも都心を優先して、現在のルートとなっている。
「赤間急行」についても、一時期、一部の便が香椎を経由していたが(yakuさんが記事にされています)、これも現在は廃止され、「都心への足」オンリーとなっている。
福岡市東区から新宮町、古賀市、福津市、宗像市方面については、JR鹿児島本線が走っており(かつ、「これでもか」というくらい駅もたくさんできている)、駅から電車に乗れば「香椎」には行ける訳なので、バスが「香椎への足」よりも「都心(天神)への足」を重要視するのはある意味仕方ないことなのかもしれないが、駅まで不便な地域では、どうしても香椎に行きにくい場所が出てきてしまう(「平山」から香椎地区に行こうと思ったら、「産業大学南口」で降りて「産業大学前」まで歩いて「23番」などに乗り換え、「高美台一丁目」まで歩いて「23番」「29-1番」に乗る、「東部青果市場前」で降りて「下原」まで歩いて「23番」「23B」に乗る、「原上公園前」まで歩いて新宮町コミュニティバス「マリンクス」に乗って「福工大前駅」で乗り換え…など手段がない訳ではないが、いずれも結構面倒or遠回りである)。
「2番」の廃止で、「産業大学南口~香椎」間には免許維持路線すら残らず、ここにバスが再び通る見込みはほとんどなさそうだが、本当にそこまで需要がないのか?というのが正直な感想である。
実際、利用者がいないから廃止にしたというのはわかるのだけど、「2番」の末期は一日数本というとても利用しにくいダイヤだったため、それが利用者を遠ざけていたという側面はなかったのだろうか。
交通機関まで遠い香椎駅東地区、距離的に近いのに香椎までの足が乏しい「東部青果市場前」や「産業大学南口」などの不便を解消するための路線の開設や、「下原」から「新宮緑ケ浜」(新宮営業所)方面に回送しているものの一部営業運転化など、需要掘り起こしの余地はいろいろとありそうな気がするのだが…。
(つづく)