蒲郡市で指された第62期王将戦七番勝負第五局。
佐藤康光王将の先手で渡辺明竜王の2手目は☖8四歩。相矢倉の森下システムになりました。
森下システムの思想は,相手の形に応じて構えていくというものですが,佐藤流はあまりその気がなかったようで,棒銀から先攻。先手は無理をしているという印象でしたし,それに応じた後手の指し方も一貫性を欠いているような印象を受けました。たぶんあまり読みが噛み合っていなかったからで,それは互角といえるような局面が長く続いていたからなのではないかと推測します。差がついたといえるのは今日の午後になってからだったのではないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/e1/c0d7936b09e9acff74ddf5dbe8527831.png)
ここで先手は☗8六歩と突きましたが,この手は疑問だったように思えます。☖7七桂成☗同金☖7九銀☗8七王☖5六馬☗7八飛☖同馬☗同王まで,少なくとも先手に変化の余地がないように思えます。そこで☖5九飛。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/2b/e851c54fca32b224a5f8ab1dd11cc071.png)
これで先手は攻めも受けも手段に乏しく,困ってしまったようです。まだはっきりと終ったとはいえない局面なので指し続けましたが,これ以下は勝敗には影響していないように思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/b6/dfd7af65c7f2ea03b3dadacd43209cd8.jpg)
渡辺竜王が4勝1敗で王将奪取。王将位は初挑戦ですから初の獲得となります。
第一局のときに書きましたが,この両者は先手後手よりも持ち時間が結果に大きく影響するようです。そういう意味では持ち時間4時間くらいの対佐藤戦というのは,現在の渡辺竜王にとっての数少ない壁のひとつ。それでもゆくゆくは乗り越えていくことになるだろうと思います。
iPro2レコーダーを装着する前にU先生から簡単な説明があったのはすでに書いた通りですが,実はそのときに,1枚のプリントを受け取っていました。これはこのレコーダーを使用するにあたっての注意事項とガイドラインが記されたものでした。
その中のひとつに,このレコーダーは水深2.4mで30分間は防水性を保つことが可能であるという主旨の記載がありました。要するにレコーダーを装着したままシャワーを浴びることができるし,入浴や水泳も可能であるという意味になります。しかし僕はこれ以降,レコーダーを外すまで,入浴はしませんでしたし,シャワーを浴びることもありませんでした。装着したのが10月22日の午後で,後でまた詳しく説明しますが外したのは26日の午前中。ですから4日間は入浴もシャワーもなかったことになります。確かにレコーダーには何の問題も起きないかもしれませんが,レコーダーが外れないように貼ったテープは剥がれてしまうかもしれず,そのことを恐れたための措置でした。ただ,さすがにこれだけの長期に風呂も入らずシャワーも浴びずで放置しておけば,身体は臭ってきかねません。何も手を施さなかったというわけではなく,この間は濡らしたタオルで身体を拭くにとどめたということです。
それからもう一点,これは結果的にそうなったということなのですが,この時期の検査というのはいささかタイミングが悪かったようにも思います。といいますのもちょうど母と妹の昨年の2度めの渡米の期間中と重なってしまったからです。
この間は僕がひとりで生活します。普段,夕食はよほどのことがない限り母が作り,僕はそれを食べています。しかしこの間は母は不在ですから,僕自身が自分の夕食を作るということになります。つまり僕の生活パターンとは違いが生じているのです。おそらくこうした検査というのは,普段の日常生活の中で調べるということが重要であると思われ,その点でいえば,むしろ例外といえるような期間での調査となってしまったのは,検査の本来的な主旨から外れていたかもしれません。ただ,本当はもっと前に行う筈の検査だったのですから,仕方がなかったといえばその通りではあります。
佐藤康光王将の先手で渡辺明竜王の2手目は☖8四歩。相矢倉の森下システムになりました。
森下システムの思想は,相手の形に応じて構えていくというものですが,佐藤流はあまりその気がなかったようで,棒銀から先攻。先手は無理をしているという印象でしたし,それに応じた後手の指し方も一貫性を欠いているような印象を受けました。たぶんあまり読みが噛み合っていなかったからで,それは互角といえるような局面が長く続いていたからなのではないかと推測します。差がついたといえるのは今日の午後になってからだったのではないでしょうか。
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ここで先手は☗8六歩と突きましたが,この手は疑問だったように思えます。☖7七桂成☗同金☖7九銀☗8七王☖5六馬☗7八飛☖同馬☗同王まで,少なくとも先手に変化の余地がないように思えます。そこで☖5九飛。
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これで先手は攻めも受けも手段に乏しく,困ってしまったようです。まだはっきりと終ったとはいえない局面なので指し続けましたが,これ以下は勝敗には影響していないように思います。
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渡辺竜王が4勝1敗で王将奪取。王将位は初挑戦ですから初の獲得となります。
第一局のときに書きましたが,この両者は先手後手よりも持ち時間が結果に大きく影響するようです。そういう意味では持ち時間4時間くらいの対佐藤戦というのは,現在の渡辺竜王にとっての数少ない壁のひとつ。それでもゆくゆくは乗り越えていくことになるだろうと思います。
iPro2レコーダーを装着する前にU先生から簡単な説明があったのはすでに書いた通りですが,実はそのときに,1枚のプリントを受け取っていました。これはこのレコーダーを使用するにあたっての注意事項とガイドラインが記されたものでした。
その中のひとつに,このレコーダーは水深2.4mで30分間は防水性を保つことが可能であるという主旨の記載がありました。要するにレコーダーを装着したままシャワーを浴びることができるし,入浴や水泳も可能であるという意味になります。しかし僕はこれ以降,レコーダーを外すまで,入浴はしませんでしたし,シャワーを浴びることもありませんでした。装着したのが10月22日の午後で,後でまた詳しく説明しますが外したのは26日の午前中。ですから4日間は入浴もシャワーもなかったことになります。確かにレコーダーには何の問題も起きないかもしれませんが,レコーダーが外れないように貼ったテープは剥がれてしまうかもしれず,そのことを恐れたための措置でした。ただ,さすがにこれだけの長期に風呂も入らずシャワーも浴びずで放置しておけば,身体は臭ってきかねません。何も手を施さなかったというわけではなく,この間は濡らしたタオルで身体を拭くにとどめたということです。
それからもう一点,これは結果的にそうなったということなのですが,この時期の検査というのはいささかタイミングが悪かったようにも思います。といいますのもちょうど母と妹の昨年の2度めの渡米の期間中と重なってしまったからです。
この間は僕がひとりで生活します。普段,夕食はよほどのことがない限り母が作り,僕はそれを食べています。しかしこの間は母は不在ですから,僕自身が自分の夕食を作るということになります。つまり僕の生活パターンとは違いが生じているのです。おそらくこうした検査というのは,普段の日常生活の中で調べるということが重要であると思われ,その点でいえば,むしろ例外といえるような期間での調査となってしまったのは,検査の本来的な主旨から外れていたかもしれません。ただ,本当はもっと前に行う筈の検査だったのですから,仕方がなかったといえばその通りではあります。