書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

ヒトでありさえすれば人間であることの論拠にはならない

2023年01月17日 00時02分54秒 | 意識論関連

ロピニロール塩酸塩がALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療に効果があることがiPS細胞を用いた実験によって発見されたという

ALSの変異遺伝子をねずみに組み込んでも発症しないため 患者のiPS細胞を用いることでどの薬に効果があるのかを片っ端から試せるという

斎藤通紀(京都大学)は「ヒト細胞固有の性質がある」とは述べたが これに対してNHKは番組内で「ヒト細胞特有の性質がわかれば 人間とは何かがわかる」などという科学的に根拠のない解釈をでっちあげた

 

「ヒト」という種の生物の細胞固有の性質で「人間」とは何かを規定することなどできない

なぜならば 「ヒト」という種の生物でありさえすれば「人間」であることの論証にはならないからだ

残虐な通り魔であろうと独裁者であろうと 独裁者であろうと「ヒト」という種であることに違いはなく 残虐性を発揮しておいて「人間」とは言えない

「人間」性というものはヒトという種の生物の先天的「結果」だけから導き出されうようなものではなく 「目的」意識に基づいた主体的行動選択が伴って初めて「人間」だと言うことができるのであって 遺伝子が「ヒト」なら必ず「人間」性を発揮する保証など全くない

「ヒト」という種の生物特有のあらゆる性質は全て遺伝的進化の「結果」であって 「結果」をいくら陳列枚挙しても「人間」としての「目的」行動選択とは何かがわかるわけではない

 

 

Ende;

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