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もやもや病について その4 治療:血流を増やす バイパス術1

2010年08月05日 | 脳梗塞
前回の記事にコメントを頂きました。
今回からバイパス術について紹介します。

もやもや病は脳の血管が徐々に詰まって、脳の血のめぐりが悪くなる病気であることをお話ししました。
詰まってくるのなら溶かせば良いのでは?という質問を受けたことがあります。しかし、徐々に進行し、血管の壁自体が動脈硬化のように分厚くなって詰まってくることが分かって来ており、血栓で詰まるわけではないので薬による対処は不可能と考えられています。
このため、古くから行われているのがバイパス術です。

脳血管のバイパス術とは、簡単に言うと、皮膚の血管を脳の血管につなぐ手術です。医学的には吻合(ふんごう)術と呼ばれます。
しかしその方法には、直接血管をつなぐ方法(直接吻合)と、脳の周囲の組織(硬膜、筋肉、筋膜など)を脳に接するようにして自然に血管のつながりができるがようにする方法(間接吻合)の2通りがあります。
また直接吻合にも、小さな傷で行う方法と大きな傷で行う方法、1本だけつなぐ方法、2本以上つなぐ方法があります。

どのように違うのか、次回から説明します。
コメント
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