アスピリンは脳梗塞や心筋梗塞にどの程度効くのでしょうか。
それを示したのが上の図です。20万例以上を対象に行われた統計解析のデータATT(Antithrombotic Trialists’Collaboration)からアスピリンのデータを抜き出したものです。
アスピリンの用量によって脳梗塞や心筋梗塞がどの程度減少したかを示しています。この図から、75~150mg/日の投与はイベントリスクを32%低下させており、最も有効性が高いことが分かります。
しかもこのアスピリン、なんと1錠6円と極めて安い薬なのです。
歴史があり、有効性が証明されており、即効性。しかも安い。
良いこと尽くめのようですが弱点もあります。それは胃潰瘍が起きやすいことです。そのため定期的検査を行ったり、胃潰瘍の薬を併用する必要があるのです。
「薬の王様」とも言われるアスピリン。現在でも全世界で心筋梗塞や脳梗塞の標準薬として使われています。医療経済的にも優れたこの薬を上回ろうと、新たな薬が開発されています。
次回からはアスピリンのライバル達を紹介していきますね。
それを示したのが上の図です。20万例以上を対象に行われた統計解析のデータATT(Antithrombotic Trialists’Collaboration)からアスピリンのデータを抜き出したものです。
アスピリンの用量によって脳梗塞や心筋梗塞がどの程度減少したかを示しています。この図から、75~150mg/日の投与はイベントリスクを32%低下させており、最も有効性が高いことが分かります。
しかもこのアスピリン、なんと1錠6円と極めて安い薬なのです。
歴史があり、有効性が証明されており、即効性。しかも安い。
良いこと尽くめのようですが弱点もあります。それは胃潰瘍が起きやすいことです。そのため定期的検査を行ったり、胃潰瘍の薬を併用する必要があるのです。
「薬の王様」とも言われるアスピリン。現在でも全世界で心筋梗塞や脳梗塞の標準薬として使われています。医療経済的にも優れたこの薬を上回ろうと、新たな薬が開発されています。
次回からはアスピリンのライバル達を紹介していきますね。