犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

自宅発掘報告 硯箱篇

2018年03月16日 | 書の道は
[あらすじ] 家の北側に、地下室がある。 半分は亡父が自分で掘って自分でモルタル壁を作った。 残り半分は業者に入ってもらって、完成させた。 湿気がひどく、保管していた本がカビてしまった。 一昨年、よく見たら、亡父の作った部分から雨漏りがするのだった。 モルタルというより、モロ垂ル壁だ。 ちょいと、一旦話を地下室に戻そう。 漏れる側の壁面に置いていた本箱は、全て撤去してある。 モルタル壁が剥き . . . 本文を読む
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自宅発掘報告 三畳紀

2018年03月15日 | 日々
[あらすじ] 鬼の居ぬ間に洗濯、婆の居ぬ間に大掃除。 台所につながって、三畳間が有る。 最初は、母の居室だったような記憶がある。 ここに引っ越す前に住んでいた家では、玄関を入ってすぐわきに三畳間が有った。 大正時代の家だった。きっとその部屋は書生部屋か女中部屋ででもあったのだろう。 そこを、父が書斎としていた。 狭い部屋に本がぎっしり、そこに机を置いて、煙草を吸って、 まあ、ひどいものだ。 . . . 本文を読む
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自宅発掘報告 技術家庭篇

2018年03月14日 | Do it myself
[あらすじ] 鬼の居ぬ間に洗濯、婆の居ぬ間に片付け。 介護保険のお世話になっているが、子の私が同居しているので、 生活支援は受けられない。 ヘルパーさんにお願いできるのは、身体介護だ。 そこで、自費で他にヘルパーさんをお願いして、母はあれこれ 自分の意志で片付けを進めていた。 が、徹底しないせいなのか、意のままにならないせいなのか、 元々こんなものだったか、わけはなんだかわからないが、 な . . . 本文を読む
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自宅発掘 酒篇

2018年03月13日 | よみものみもの
[あらすじ] 母85歳パーキンソン病要介護2が、リハビリのため老健に2ヶ月入所。 今のうちに片付けと掃除。 昨日は入所から7日目だった。 ヤハウェ君だって休んだ七日目だ。 雑魚の私が休んで何を責められよう。 と思うのだが、要らん物と汚れた床と保管すべき物と、無いスペースが 目の前に在る。 じっとしていられない。 やっと晴れたし、何か大物でも洗うべし。 調理台が高くなった、いやそんなわけない . . . 本文を読む
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須山家発掘報告 キッチン篇

2018年03月12日 | 日々
85歳パーキンソン病、要介護2の母が、2ヶ月のローケンでのリハビリ生活を終えて戻って来るには、 ベッドの位置を変えておく必要がある。 段差も有ってトイレから遠い部屋ではなく、キッチンに続いた居間にベッドを移設する。 その前に、床板にワックスをかけておきたい。 汚れが板に浸み込んだり、そのせいで板が傷んだりしないように。 そのために、片付けをしている。 キッチンとそのわきの小部屋から始めている。 . . . 本文を読む
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遺産はのこる

2018年03月11日 | Do it myself
[あらすじ] 亡父が手掘りの地下室、モルタルの質が悪く、ひどい雨漏り。 没後5年で大掛かりな修繕を要した。 一階の床下が見えていた部分の天井板はうまく張れた。 薄い板に短い釘を打つ。 釘が短くて、指で支えられないくらいなら、釘をまず紙に刺す。 紙を持って、釘を打つ。ある程度打ったら、紙は引きちぎるのだ。 天井に向かってそんな作業はできない。 板を床に置いて、全ての釘を、浅く打っておく。 そし . . . 本文を読む
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天井を張る

2018年03月10日 | Do it myself
[あらすじ] 地下室がひどく湿気て本がカビにカビる。 亡父が作った部分のモルタルが弱く、雨漏りするせいだとわかった。 一昨年、ズイブンな費用をかけて修繕した。 雨漏りの修繕をするために、天井板を全て剥がした。 どこから漏れているのか、モルタルの筐体を見るためだ。 そして、その後も天井板は張らないままである。 いつまた漏れても、どこからか見られるように、だ。 一ヶ所、天井板が無いと一階の床下に . . . 本文を読む
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家と犬と

2018年03月09日 | 介護ウチのバヤイ
[あらすじ] 母85歳パーキンソン病、介護老人保健施設に入所する。 ケアマネさんが計画書を作り、説明してくれる。 本人にとっての入所の目的と並んで、家族のための目的も書いてある。 「レスパイト」という言葉を初めて知った。 帰宅してから調べてみると、小休止という意味だった。 仕事や苦痛の一時的中断、ということだ。 たぶん、2ヶ月は私にとって、あっという間だろう。 やっておくことが山積みだ。 入 . . . 本文を読む
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マルタ報道写真家写真展 「エクソダス-地中海を渡る脱出-」

2018年03月08日 | よみものみもの
フォト・ジャーナリストであるダリン・ザミット・ルピさんの ギャラリートークに参加してきた。 写真家自身が、自分の作品の前に立って、解説してくれる。 この上ない機会だ。 アフリカのいくつかの国から、ヨーロッパへ移民しようというときに、 いくつかのルートがある。 スペインへ渡るもの、エジプトを経由するもの、 マルタ島を経てイタリアに入るもの。 その中で、マルタ島を経由するコースは、地中海を渡る距離 . . . 本文を読む
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入所

2018年03月07日 | 介護ウチのバヤイ
[あらすじ] 母85歳パーキンソン病、介護老人保健施設に入所。 施設に着いたらまず、入所している間にのむ薬を渡す。 パーキンソン病の場合、高価な薬を使っている事もあるので、 入所する日数の分は主治医のところで処方してもらって持ち込む。 朝、持ち物リストのプリントに「2週間分」と書いてあるのを発見したので、 60日分をまとめて持って行くつもりだったところを、慌てて分けてきた。 ところがそれを渡す . . . 本文を読む
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ギリギリ人

2018年03月06日 | 介護ウチのバヤイ
[あらすじ] 母85歳パーキンソン病。 年末から転倒が増え、目が離せなくなってきたので、 介護老人保健施設に2ヶ月ほど入所してリハビリすることになった。 持ち物には全て名前を書いておく。 と、10日前くらいに母に伝えた。 少しずつ荷物を準備しながら名前を書いていったら良いと考えた。 んが、3日ほど前に見てみたら、 洗面用具の一部に書いてあるだけだった。 「室内でしか使わない物は書かなくていい . . . 本文を読む
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カーリダーサ

2018年03月05日 | 国語真偽会
カーリダーサなんて、高校のときに世界史の授業で出てきた記憶がある。 なんだと思ったら、詩人の名前なのだな。 サンスクリットで、詩人をkaviと言う。 詩人と言って現代日本人がイメージするものと、ずいぶん違いそうだ。 ひらめきによって言葉を得るらしい。 それは霊感とか天啓みたいなものに近い。 だから、詩人はただの文学者ではなく、聖者のような意味を持っていたようだ。 詩の全体が韻律によっている。 . . . 本文を読む
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のみものやなりものや

2018年03月04日 | なりもの
明大前ハナムラ楽器のハナさんを中心に「なりものや」というバンドで活動 ・・・していない。 もう何年、演奏していないだろう。 そのくせ、春先には集まって、飲み会をする。 以前は年に何度か、老人ホームやデイサービスやサナトリウムで演奏したものだが。 お店に集まって、レパートリーを何曲か練習し、 「やっぱりいいね楽しいね今年はいつ頃どこそこで演奏しよう」なんて口々に言い合って、 ・・・やらない。 ま . . . 本文を読む
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爺犬、桃の節句

2018年03月03日 | 犬と暮らす
[あらすじ] 友人Mが、我が犬ジーロくんに正月衣装を作ってくれた。鏡餅の乗った、毛糸の帽子だ。https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/5b265e799af447685722927702b7c323「もうすぐ3月だね、ジーロくん」と2月27日に友人Mにメールしてみた。「ちょっと忘れてた!」と慌てた様子の返事が来た。そう、2月はテキトーに切り上げ、3月は唐突に襲って来る。 . . . 本文を読む
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キョコー

2018年03月02日 | 毎月馬鹿
友人Nが言う。「やられた。」 いつもは引っかからないのに。 私の法螺に騙されることなど無いのに。 普段、母の話を聞いてくれて、ちょこちょこ心配してくれているからかもしれない。 「そもそも一日じゃないと思ってた。」 そう、三月一日は突然やってくる。 なんなら大の月の次の一日よりも、三日も早くやってくる。 三月一日は不意打ちの法螺のチャンスなのだ。 ※ どこからどこまでが法螺でしょうか。 パ . . . 本文を読む
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