飲み屋で飲む時は、忙しそうな店員さんにすまないと思いながらも、
タダの水を持って来てもらって、水も飲みながら酒を飲むようにしている。
ただ、ビールのときはサボりがちだ。
そして、家でビール的を飲むときも水を忘れがちだ。
なおかつ、ほぼ毎晩のように飲む。
よって、夜更けに目が覚めると、喉が渇いている。
飼い犬ジーロくん14歳は慢性腎不全で脱水がちだが、
飼い主す~さん50歳は毎日晩酌で脱水がちだ . . . 本文を読む
夏が暑いので、数年前、庭に木を植えた。
正確に言うと、そこそこ高く育つ木の種を播いた、のだ。
近くの公園でねむの木を見た。
夏に花が咲く、淡く良い香りがする、
葉が細くて風通しが良さそうだ。
これなら、夏の木として庭の真ん中に生えていても鬱陶しくなさそうだ。
私の要件に合うと思った。
時期を見計らって、種を拾いに行った。
いくつか拾った種の中から、ちゃんと一本が育って、
数年で花も咲くようにな . . . 本文を読む
[あらすじ] 今春のテレビドラマ「ストロベリーナイトサーガ」で二階堂ふみさんを知り、
それから映画「私の男」を観た。
映画化の影響であろう、筋書きにいくつか疑問が有ったので原作を読もうとして、
桜庭一樹さんの『私の男』のちょいと前の作品から読むことにした。
[あらすじ] 恋人との行き違いの経緯を、まるで巻き戻したビデオを再生するかのように見る、
という夢を見たことがある。
それは見るだけで、過去に . . . 本文を読む
15年以上前に見たのに、忘れられない夢が有る。
何年か前に別れた恋人と、すれ違いの喧嘩をした。
些細なきっかけだったように思うが、
経緯を説明しても納得してもらえない。
本当に、ちょっとの行き違いに過ぎないのに。
後悔ばかりするが、後悔はしても何も解決されない。
そのまま関係は崩れていってしまう。
しかし、ある時、その行き違いの様子を見るのだ。
客観的な視点に立っている。
恋人はもちろん、自分 . . . 本文を読む
[あらすじ] 3年近く前からサンスクリットを独習している。
敬遠していた事をいろいろやってみる、の一環である。
サンスクリット独習の第一歩は、デーヴァナーガリー文字を読むことだった。
言語と文字は一対一の関係であったりなかったりする。
それには各々に歴史的な理由がある。
たとえばひらがなやカタカナは日本語のみに用いられる。
日本語は文字を持っておらず、漢字からひらがなが作られたことによる。
そ . . . 本文を読む
十年余り前に同居していた女子小学5年生が作った歌が秀逸であった。
4分の4拍子、3小節。
1拍ごとに「、」を打てば伝わるだろうか。
リズムは日本の音頭的な弾み、タンカ、タンカ、タンカ、タンカ。
テンポは♩=120つまり1秒に2拍がふさわしい。
♪へ、へ、屁ーが、出ーる、5-びょ、うーま、え、、
3、、2ブッ!
いやいや
5秒前って言いながら3から数えているし。
3、2、1、ブッ!ならわかるが、 . . . 本文を読む
夜の間、風雨が強かった。
2階の北側の窓の周辺の壁に傷みが有るので、
その下の1階の廊下辺りに雨漏りする。
一晩荒れたわりには、少なくて済んだ。と言っていいかな。
朝のうちに雨が過ぎ去ったので、犬の散歩に出た。
大喜びの犬。
※
老犬も老母も、通夜、荒れ狂う風雨の音も気にならず眠れたようだ。
閉め切ってクーラーの効いた室内はまるで平和だ。
※
近くの大きな天神様の木が倒れたそうだ。
庭 . . . 本文を読む
家の玄関先の塀の上に、
毎日、猫がとまっている。
この塀は、正確には隣家が建てた部分である。
その、一番端っこに猫がとまっている。
少し奥には、我が家の山椒の木の枝が伸びてかぶさっている。
枝が覆っていない部分に、猫がとまっている。
※
2週間ほど前から、その猫はここにとまるようになった。
体毛にハゲている箇所も有り、
一時期は白く濁った鼻水を垂らしていた。
病気を持っているのだろう。
. . . 本文を読む
[あらすじ] 蝉の幼虫は、土から這い出てわりとすぐの垂直面で脱皮するものだとばかり思っていた。
しかし、泥まみれで飴色ではないニイニイゼミもいれば、
梢の葉のような不安定な所で脱皮するミンミンゼミもいる、
ということを知った。
空に吸われる五十の心。
※
梢の葉先で脱皮しているヤツの写真を撮ろうと、肉迫してみる。
よく見ると、三対ある肢のうち、真ん中の一対で葉にしがみ付いているのが分かる。
. . . 本文を読む
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
近くの大学病院に月1回通院。
神経内科の担当医師は三十代半ば。
長身、痩せ型、坊ちゃんカット、ほつれた襟、3段飛ばしで階段を駆け上がるなど、
そこはかとなく「うちの息子」っぽい。
大学病院と言えば3分診療。(ごめんあそばせ!)
しかし、うちの息子はずいぶん辛抱強く、患者老母の話を聞く。
間で意見を言ったりせず、なんなら質問して更に詳 . . . 本文を読む
犬の散歩コースで。
身長より高いフェンスの上に、何かが有る。
糞だ。
(写真:仰ぎ見るうんこ)
人の糞ではあるまい。
犬の糞でもない。
よく見ると、木の実の種がたくさん入っている。
猫ではない。
狸はどんくさくてこんな所に登れない。
するとこれはハクビシンか。
※
近所の友人Gは、ハクビシンが電線の上を歩いているのを見たと言う。
鳥の聖域かと思っていたが、ハクビシンはかなり身が軽い。
鳥た . . . 本文を読む
[いきさつ] 12月に、犬の散歩のお友達から、パルクールなるものを聞いて知った。
そうか、あの忍者のような動画は、そういう名前のスポーツとして存在するのか。
何も無くても、自在に動き回れるとは、魅力的だ。
探してみたら、基礎を教える動画も有った。
いくつか練習し始めてみた。
その後、老母の蜂窩織炎で毎日点滴だの、
老犬の慢性腎不全で毎日点滴だの、
介護が忙しくなったら、3月5月6月とあほみたいに . . . 本文を読む
家を出て、自転車にまたがる。
マウンテンバイクである。
こぎ出して5mほどの所で左足に何かが引っ掛かる。
そのまま進んで振り切れるかと思ったら、
それは強く絡んで私の足を止める。
止まってしまったので左足を下ろそうと思ったが、
足がペダルから離れない。
左側には斜向かいの家の車が駐車してある。
このまま倒れたらマウンテンバイクのハンドルの先端が
車のドアに当たって塗装を傷付けてしまう。
私は左腕 . . . 本文を読む
[あらすじ] 歩いただけポイントが貯まるスマホアプリを使って
年に一度はポイントで飲みに行こう。
そのためには一日に三万六千歩を歩かねばならない。
それはたいへんだから、二足歩行ロボットにスマホを乗せて歩かせた。
アナログレコードのターンテーブルをロボットのルームランナーにする作戦は成功した。
しかし、扇風機は一年中使うわけではない。
クーラーをつけている日だけしか回さない。
やはり、スマホアプ . . . 本文を読む
[あらすじ] テオ・ヤンセンの作品を小っさくしたような、
風力で動く二足歩行ロボットのキットを組み立てた。
[あらすじ] 5月末にスマホに替えて、歩くとポイントが貯まるアプリを入れた。
店員は飲み代をポイントでゲットしていると言ったが、
どう計算しても、年に一回飲みに行くために一日三万六千歩が必要だ。
なんとか、ポイントを取れないだろうか。
一日に三万六千歩を歩くのはキツい。
インチキして歩数を . . . 本文を読む