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スピリチュアル園芸生活(5)


  

スピリチュアリズムの歴史について、簡単にご紹介したいと思います。
1848年にアメリカ、ニューヨーク州ハイズビルで起きた
ポルターガイスト事件を発端に始まった心霊現象に関する研究を
もとに出来上がったものがスピリチュアリズムです。
そのポルターガイスト事件とは、ハイズビル村の
フォックス家に住む姉妹が、家の中で頻発するラップ音に
話しかけたことから、霊との交信が始まり、
その霊が過去にこの家で殺されて地下に埋められたと語ったため、
地下を掘ってみると本当に白骨化した遺体が出て来たというものです。
これは当時大きな話題となり、心霊現象を科学的に
検証するきっかけとなり、イギリス、ケンブリッジ大学の
倫理哲学長ヘンリー・シジウィックが初代会長を務めた
SPR(英国心霊研究協会)という組織から始まりました。
当時イギリスを中心に多くの著名な科学者が関わって
ミーディアム(霊媒)を使った霊界との通信実験を検証しながら
できあがった生きるための哲学がスピリチュアリズムです。
著名な科学者の中には、タリウムを発見したウイリアム・クルックスや
ノーベル賞を受賞したシャルル・リシェなども含まれています。
また、シャーロック・ホームズで有名なアーサー・コナン・ドイルも、
NFS(英国スピリチュアリスト連合)の会長も務めた心霊研究家で、
妖精の研究もしていました。
現在EU離脱で注目を浴びているイギリスですが
このような歴史の側面もあります。
スピリチュアリズムは心霊現象や超常現象に
科学の検証が入ったところが始まり、その後も数々の実験や検証が
繰り返し行なわれて確立されました。
詳しいことは、これらに関する文献がたくさんあるので
そちらをご覧頂きたいと思います。
何故この世に生まれて来たのか、何故生きるのか、
死とは何かを霊界を含めて考察することで、
人生で起きる様々なでき事の意味が解明されるといっても、
よいのではないかと思います。
ちなみに、スピリチュアリズムを初めて日本に伝えた方は、
浅野和三郎(1874~1937)という方で
東京大学出身の英米文学研究家、翻訳家で、
「心霊講座」、「小桜姫物語」、「新樹の通信」
など多くの著書や翻訳があります。
また、日本にも古くから霊学といわれるものがあり、
平田篤胤などは、多くの著書を残しています。
このように歴史があり、また自分の生き方にも
関わってくることなので、とても奥深く興味が尽きません。
植物との関わりを調べたり、生活の中で活かすことを
考察するのも、とても大切なことに思えます。


















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