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シンプルガーデニング(3)




〈寄せ植えは最小限の株数で美しく-1〉 

園芸店やホームセンターなどに飾ってある寄せ植えを見ると、
たくさんの株数が入っていて、結構高い値段で売られています。
私が自分で作るものは、最小限の株数で、植物がのびのび生長して
膨らんで、形を作ってくれる寄せ植えを目指しています。
その方が経済的だし、植物もゆったりと居心地良く、本来の美しさを
引き出してあげられる気がするのです。
この写真の寄せ植えは、何年か前に作ったものですが、
パンジー、ヴィオラ、スーパーアリッサムの3株だけですが、
それぞれが大きく膨らんで、いい感じに調和ました。
何種類も入れなくても、植物を吟味してうまく組み合わせれば、
充実した寄せ植えになります。
植え込んだら、後は水やりや花ガラ摘みの世話くらいで、
植物の成長に任せます。
鉢の直径は30センチくらいです。
昔、ガーデニングの講師をしていたとき、
「寄せ植えの株数を増やして、もっと利益を上げて下さい」と
カルチャーセンターの方から言われた事がありましたが、
「必要の無いものを入れた窮屈な寄せ植えは作りたくないです」と
お断りしました。
経済至上主義は何処にでも深く浸透しています。
鉢にたくさん植え込むためには、せっかく育った根っこを大きく
削ぎ落とさなければならなくて、それもイヤなのです。
見た目の美しさと植物の生育環境のためにも株数は最小限にして、
それぞれの植物がの伸びやかに育って、美しい形を作ってくれる、
それでいて、お財布にも優しい寄せ植えが一番と思っています。



































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