街道ウォーク>旧中山道>木曽福島駅~上松宿
2012年8月24日 12回目
木曽の桟
長野県木曽郡上松町
木曽路の難所,木曽川の峡谷に架けられた橋。長野県木曽郡上松(あげまつ)町に石塁の一部が残る。木曽桟道。⦅歌枕⦆ 「東路の-春くればまづは霞ぞ立ちわたりける/堀河百首」
木曽の桟というのは、対岸に見える断崖絶壁に木曽川に沿って作られた木の桟道のことをあらわしています。(対岸にかけられた橋ではありません。)これが火災で焼失したので、尾張藩により慶安元年(1648)ぬ、当時八百七十五両という大金をかけ、中央部を木橋とした長さ五十六間(102m)に及ぶ石垣をつくりあげました。寛保元年(1741)には、木橋の部分も石垣にしました。(中央部分の石積みが異なっています。)昭和四十一年国道19号線の改修工事で、史跡として石垣の一分が保存されることとなりました。上部断崖には明治四十三年のトンネル工法、平成十一年に完成した落石崩壊防止の最新工法の擁壁が見られます。
本文 ☆cosmophantom
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2012年8月24日 12回目
沓掛一里塚(71里)
木曽郡上松町上松
この一里塚は上松の北の入口である沓掛にあります。昔は中山道の両側にありましたが、明治四十三年(一九一〇年)中覆う本線の鉄道敷設工事の折に、山側(西側)の一基は取り壊され川側(東側)の一基が残っています。上松で原型をとどめているのは、この一基だけで貴重な存在です。この一里塚の位置は京へ六十六里 江戸より七十一里です。
本文 cosmophantom