2022年6月23日 京都府
川﨑家住宅(京都市指定有形文化財)
京都府京都市中京区三条町340
当日は休館日でした。残念!!!!
当住宅は、綿布商を営む井上利助が大正15年(1926年)に建てたもので、主に商談や取引の場として用いられた。その後、川﨑家の住宅と使用された。屋敷は、通り側に門と塀を設けて、奥へ順に茶室と洋館、玄関棟、主屋、便所浴室棟、土蔵2棟を配置する。茶室(紫織庵)(しおりあん)は4畳板入りで、南側に3畳の水屋が付属する。洋館は外壁に大谷石と煉瓦タイルを用いており、当時流行したF.I.ライト風の意匠に仕上げている。主屋は中廊下をもつほぼ総二階の建物で、2階にも本格的な座敷や洋間を設けている。
中略
当住宅は、大正期の大規模な都市型住宅で、洋館とともに主屋の2階に洋間をつくるなど、和風の中に巧みに洋館を取り入れている。用材・技法・意匠とともに当初の建物が一連でよく残っており、その価値は高い。
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