2017年8月25日 【ぐるり東北2017】 秋田県
赤れんが郷土館(旧秋田銀行本店本館) 重要文化財
秋田県秋田市大町
秋田市中心市街地に所在し、外部を当時の秋田県技師山口直昭、内部を工学博士星野男三郎が設計、明治45年7月に完成しています。煉瓦造の2階建て、外観はルネッサンス様式を基調とし、基壇は灰色の男鹿石の切り積み、1階が磁器白タイル、2階が赤煉瓦という華麗さが特徴です。また内部装飾はバロックの手法を取り入れ、腰材には緑色の蛇紋石を用い、腰壁より上の壁部は表面塗装した漆喰仕上げ、床が色タイル、旧貴賓室の用材が総けやき、2階への階段が白大理石という豪華なものであり、県内に残る明治時代末期の本格的な煉瓦造洋風建築として貴重です。
関連時期:秋田市の町並み①
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