カニクサを少し丁寧に見ていたら、葉の形が違うものに気がつきました。
見慣れている、かわいいカニクサ
どんどん伸びて、かわいくないカニクサ。このままにすると、絡みつかれた木が迷惑するので、何度も刈り込みますがすぐ伸びます。地下茎で広がるらしいのでやっかいです。
さて、これは?切れ込みが細かい葉、こちらが胞子葉らしいので、裏を見ると・・・・
胞子嚢が偽包膜に覆われているとのこと 。カニクサで検索していたら・・・この胞子を薬用にするという記事もありました。
寄せ植えに使ってもきれいで重宝。
でも、カニクサを食べる虫がいることを忘れてはいけません。キレイと思ってもこっそり隠れています。花瓶に挿して驚くことがありますからご注意下さい。
ちょっと探すとこんな子がいました。カニクサを食草にするガの仲間がいくつかあるようですが、この青虫はまだ小さいので調べきれませんでした。ガのサイトの中に、きれいな写真ぞろいのページがありましたのでご紹介します。な~んだ「ガ」だ、と見過ごしていてはいけないような気持ちになる神秘の造形です。
プテリス、という名前で売られていたシダです。きれいなので買ってきて斑入りリュウノヒゲと寄せ植えにしました。
調べてみると、「プテリス」はシダのイノモトソウ科のことでした。この斑入りのプテリスは、「マツザカシダ」のようです。幅広の葉が栄養葉。右側の細い葉の裏には胞子のできる部分の黒っぽい縁取りがあって胞子葉。
とうとうシダの仲間も調べはじめました。庭のイノモトソウのようなものは何か?
「池畑怜伸著 写真でわかるシダ図鑑」(トンボ出版)の出番。(アマゾンの中古より、岡山の書店で買った方が定価で買えるとか、紀伊国屋のネット通販の方がアマゾンより安いことが後から判明しました)。初心者にもわかりやすいシダの本。
井戸のそばに生えているのかもしれませんが、石垣にも育ち、乾燥に強いようです。ベゴニアのこぼれ種と一緒に育っているのもありました。うちにあるのは、「中軸の上から2段ほどまで翼がある」ので、オオバノイノモトソウとイノモトソウの雑種、セフリイノモトソウと判明。
名前がわかると俄然可愛くなりました。