水江の渡しに乗りました。両岸の地域は昔は地続きだったけれど、明治から大正にかけての高梁川の改修で川筋が変わって分断されたそうです。その不便を補うために渡しが運行されるようになったとか。生活道の名残りとして、今でも水江渡船組合が倉敷市の援助を得て無料で地元の足となっているとのことです。(日曜祝日以外、朝7時~11時 午後2時~6時)
新緑が鮮やかな季節、さわやかな高梁川の景色を眺めることができました。土手の上からとは違った水上の春風景です。
乗り場に行って手を振ると、向こう岸から迎えに来てくれて、あっという間に向こう岸まで運んでくれる・・・
はずでしたが、ちょっとサービスしてもらってあたりを一周。恐縮です。
春の川原は菜の花盛りです。
向こう岸は今、ピンクから白までとりどりのオドリコソウと鮮やかなクサノオウの黄色い花が盛りでした。竹の子も採れる竹やぶあり。数年後には橋が架かるとのことで、そうすると、この野原もクロチクもなくなるのかもしれません。
向こう岸には愛宕山など、ハイキングできそうな山も広がって、またまた行きたい山が増えてうれしい悲鳴となりました。
船頭さんの作った竹細工の花入れ、椿の油を塗ってお花を生けたらアップしますね。
ポールズヒマラヤンムスクの花芽は弱い弱しく、それだからか、アブラムシの餌食になって痛々しい・・・・刷毛で落としてみたり・・・・でも脚立に乗っても届かない枝が無数にあり、あきらめて、近所の草むらにテントウムシを探しに行きました。子どもに手伝ってもらって10匹ほど捕まえバラの木に放してみました。すぐに姿は見えなくなって、果たしてこの木のアブラムシに効果があるのか。
バラをじっくりじっくり見ていると今まで見えなかった虫が目に入ってきました。バラ愛好家の皆さんにはおなじみかも知れませんが、面白かったので写真に撮りました。でも、肝心のアブラムシとチュウレンジの幼虫は撮る気がしません、うんざり。
①綺麗なオレンジ!と思ったら、チュウレンジが卵を産んでいるらしい。
②気持ち悪いよ~この動き。ヒラタアブの仲間の幼虫だそうで、アブラムシ退治隊の一員らしい。
③ゾウムシの仲間・・・・新芽が枯れているのはもしやこのせい?小さいけれどなかなか賢い。写真を撮ろうとするとすばやく体を葉陰に隠し続けます。
まだまだ他にもいそうですね。観察は続く。
セツブンソウやカタクリはその後どうなったかなあ、と御津町紙工付近を見てきました。山の縁にはヤマブキの花盛り、こんなに自生しているものとは・・・・
川沿いではアケビの花が良い香り。落葉樹の中で一番に葉を出すツル植物、今年見ていてそんなアケビの性質に気がつきました。
オドリコソウ、あまり見かけなくなりました。
セツブンソウの自生地は封鎖されていてがっかり、と思って歩いていますと、近所の方が「オキナグサが咲いとるから撮って行ったら?」とお庭を見せてくださいました。
オキナグサってこんなに大きいの??とても驚きました。お庭のあちこちに咲いています。昔は川原にたくさん生えていたのに、砂利を取るせいですっかり川原が変わってしまって、今ではこうして育てている人のところにあるだけ、だとか。
オキナグサの芽生え
イカリソウ
ヒトリシズカの芽!などなど見せていただいて、ありがとうございました
それからまたカタクリ山に向かいました。もう花びらが落ちて種を作り始めたカタクリ。
セントウソウとスミレが可憐です。
オオバライチゴか?大き目の白い花に赤い繊毛。クサイチゴ、だそうです。
けれど、歩いていて一番目を引いたのは、山すその陽だまりに咲くイチリンソウたち。その大きな白い花は、明日アップします。