一面のカワラハハコの花畑を想像して「見たい」と思ってたところ、行ける範囲に咲く場所があることがわかりました。高梁川中流域です。
歩きにくいごろ石の河原に、カワラハハコの株が広がっていました。けれど咲いている株と、まだつぼみもない株と、状態は様々です。
雄株の花
雌株の花(黄色い部分が小さく、横から見ると突き出しています)
可愛い花です。
けれど・・・・
この暑いのに、河原の石の上を歩くのは、お花畑気分などではありません。イメージと実際はこんなに違うのですね。河原の石の間に株を作るカワラハハコは、苛酷な環境に耐えるから生き残っているのですね。他の植物が茂っていないところにカワラハハコだけがこんもりと育っていました。
けなげな幼い株。
土のある場所では、どこでも大きな赤茶色の穂(調査中)が伸びて揺れていました。さわやかですが、やはり今日もまだまだ残暑は厳しかったですね。干してみるためにこれも刈り取ってみました。お楽しみに。
先日刺されたあたりで、飛び回っていたセグロアシナガバチ(たぶん)です。
この、さつきの植え込みの中に巣があるようです。車の出入り口に近いのですが、何となく、巣を退治する気になれないで、家人には内緒で密かに出入りする姿を楽しみにしています。
なぜ私が刺されたかというと、ここに生えているササを切ろうとしていたからです。
『8月後半に地面からきれいに刈り取れば、ササ・タケ類は枯れる』ということを教えてもらい、イザ!という時に刺されたのでした。笹類は9月から根が成長するそうで、その時期に光合成ができないように刈り取れば新しい芽が伸びることができないという理屈だそうです。写真のササが、問題のササで、さつきの植え込みに入り込んで困っています。今年は当分刈り取れません。
生々しいですね~。けれど、こんなふうに芋虫を捕ってくれるんですね。
ササは、他にもたくさん繁殖して、地面が掘れなくて困っているので、せいぜい蜂に気をつけながら今のうちに刈り込んで、来年増えていないかどうか確かめたいと思っています。少なくとも4種類の笹類があるので、その名前も今後教えてもらおうと思っています(根付き標本にしなくては、それがなかなか実行できない)。
その気になれば見えるものなんだなあ、と妙に関心しました。去年の観察結果はこちら。
うだるような暑さで庭に出るのもおっくうな季節が終わって、9月の夕方ちょっと庭を眺めてみると、ホトトギスの葉がボロボロ!犯人は誰だ!・・・・そう思って過ごした20年足らずの歳月よさようなら・・・・大げさでしたか。
8月18日の午後3時半、そんな時間に何故か裏庭に出ていたところ目の端をよぎる頼りない羽ばたき、ルリタテハでした。こんな時期に産卵しているのですね。産卵したいこの蝶は、ホトトギスの株から株へしばらく飛び回っていました。すかさず激写?
そこらじゅうの葉に透明な卵がついていました。他のルリタテハも来たのでしょう。
2日後、縦に筋の入ったスイカ(?)になっていました。
今朝、庭を見ていたら、またまた飛んでいるルリタテハを目撃。ふらふらと、頼りなげな飛び方で、鉢から鉢へ、草から草へ、丁寧に調べるように移っていきます。止まって触ると食草がわかるのでしょうね、本当に不思議な事です。ユリ科でも、タカサゴユリやアマドコロには来ませんね。カサブランカとタイワンホトトギスなどのホトトギス類にだけは必ず来ます。ここから巣立った蝶がまた戻ってきて産卵しているのかどうか、古里を覚えていたりするものでしょうか。
見た見たと、喜んでいると、卵がかえって、やっぱり葉が痛みはじめていました。何の為に観察しているのやら、とほほ。でも、皆様、ご注意くださいね、今の時期からですよ!
溜川の野鳥観察に参加しました。今年新しく公園が整備されて、水鳥の観察小屋までできていました。今までの、崩れそうな吹きさらしの観察場所に比べて、まさに雲泥の差。快適に水面を眺める事ができました。私は久々の参加です。
見えたのは、カイツブリ・ヒドリガモ・オカヨシガモ・バン・ダイサギ・アオサギ・カワウ・カワセミ・スズメ・ツバメ・コサギでした。
今までより近くで見るアオサギ
じっとたたずみ、でもこちらを意識している、カワウ。増えすぎて漁業に被害が出ているテレビの話題が出ました。目が翡翠色なのは、写りませんでした。
まったりと鳥を眺めていたら、カワセミのお食事タイムらしく、よく見える場所でホバリング!しばらく見定めてから、水面にダイブ、獲物をキャッチして見えなくなりました。普段は、杭や枝にとまってじっと獲物を狙うことが多いのに、今日は珍しいホバリング風景に遭遇でした。
その後も、岸の杭の上にとまって獲物を狙っていました。大サービスデーでした。
真夏に咲く、というと、華やかな花の数々が普通かもしれませんが、雑草園化が進む庭では静かな花や緑と、いろいろな虫たちがあふれています。うっかり草むらに手を入れて、アシナガバチに刺されました。軍手をしていたのに、敵は強い!藍の葉には、何かの幼虫が・・・おいしそうだものね。
シナガワハギ、どんどん咲いています。干してみようか、染めようか、実になるまで待とうか、思案中。
キンエノコロ、と思って待っていました。背が高くなりすぎました。
富山県から運ばれて冬を越したカワラハハコ、咲きました。カワラハハコには雄株と雌株があるそうで、この花は雌花のようです。まるいつぼみがライスフラワーにも似ています。咲ききる前にドライフラワーにしようと思います。
ヒカゲスゲ(ただの草ですが・・・)細いラインがきれいです。エビヅルとともに。
スモークグラス、なくなったかと心配していましたが、今年も穂が出ました、ほっ。
ミニヒョウタン、形になりました。
ムラサキ。がっちりした草ではないようです。何とか育っています。
ブルースター、さすがガガイモ科、きれいな実がついてはじけかけています。種の並び方が芸術的なんです。