ヤブイバラを見に出かけました。
山の道路わきに小さな茂みになって咲いていました。ヤブと言う名前のごとく、控えめな株姿でした。条件のいい場所では立派な株にもなるらしいですから、出会った時と場所によって印象はずいぶん違うのでしょうね。
ニオイイバラという別名ですが、特別の香りではありませんでした。葉の鋸歯が端正なこと、花びらが反り返っている姿が印象的でした。1センチの方眼に乗せて写しました。ヤマイバラの時もこうしてみればよかった。
岡山県下で見られるノバラは、ノイバラ・テリハノイバラ・ミヤコイバラ・ヤブイバラ・ヤマイバラ。たった5種類なので、とりあえずすべての自生を見ることができて満足しました。
世界中の原種のバラを思うとき、植物の種類は、どんな必要から・どうしてこのように分かれたのか、またいつどうして同じ種類が各地に広がったのか、壮大な疑問が頭をよぎります。
楽しみにしていたニゲラたち・・・・
ニゲラヒスパニカ
ニゲラ アフリカンブライド
ニゲラとヒメコバンソウ
楽しみにしていたマメグンバイナズナ・・・・
何か蝶の幼虫？
はじめて咲いたアヤメ（少なくとも20年間咲いていなかった！）
ヤロウホワイト、今年こそドライフラワーに
ロータスブリムストーン
タマクルマバソウ
アルストロメリア グリーンコーラル・・・・日陰だけど
シモツケ ゴールドマウンド
ブルースター、たくさん咲き始めたものの、目立ちすぎ
生ゴミを埋めて花壇が広がったせいで花が増えました。
第二ポイントでとうとう、満開のヤマイバラ・・・・
花もたっぷり付いています。
ノイバラよりひとまわり大きな花で、よく香ります。花柄が長くて優雅ですね。
終わりかけにはピンクがかってきている枝もありました。木の上に這い上がって日当たりのいい場所に出た時につぼみをたくさんつけるのですね。
山肌を見下ろすと、下の木を覆いつくすように咲いているヤマイバラが見えます。圧巻！
枯れた松に登っている株。ヤマイバラの姿がくっきりと見えます。
優雅にたくさん咲いてるのを見ることができました（大満足
）
今年も行ってみました、ヤマイバラ絶景ポイントという情報につられて・・・・去年は空振りだったこの場所、咲いていたらさぞかし、と思える風光明媚な山奥です。
とうとう！
やっとのアップ
遠い～！崖の下から伸びてきてから垂れ下がっているんです。
崖の上から眺めると高木の上の方が間近に見えて良い気分。ここでもセンダン花盛り。
テイカカズラも満開。
でも、このテイカカズラほどわんさか咲いているところを期待してたのです、ヤマイバラさん。もうひとつのポイントも見たいなあ・・・
ドライフラワーになる前の姿はそれぞれこんな様子でした。
濃いめのピンクのシャクヤク
干すとこんな色 
淡いピンクのシャクヤク
上の2本 
濃い方の一本のもとの色はこちら。シャクヤクは薄い色は変色しやすいようですが、葉も使えるのでいっしょに干すと重宝します。
オリエンタルポピーというのでしょうか・・・大きな実をつけていたのでもらってきました
干すと・・・・ 
各種クリスマスローズは、終わりかけたところを干してきれいに出来上がります。
シャクヤクの乾燥が終わりました。
今年はクリスマスローズと組み合わせて陶器に詰めてみました。
鮮やかなシャクヤクのピンク、葉のグリーンも新鮮です。クリスマスローズの赤みがかった緑、ポピーの実の丸い形で変化をつけました。7輪のシャクヤクのうち、2輪は去年の花です。乾かしたまま出番がなくそのままになっていました。箱の中に入れておいたら色がこれほど残るものなのですね。
2年前のシャクヤクアレンジはこちら。
ハランでブーケの枠を作るアレンジを習いました。
お花の入る部分にワイヤーの枠を入れて、ハランの軸や両面テープ・ホッチキスを駆使して前衛的なスタイルになりました。バラとレースフラワー、やっぱり白が似合います。
シランの葉でブーケを作って、真ん中にやはり白い花をあしらって飾ってみました。（フランスギクとノコギリソウ）
植物教室「公園の樹木をみる会」特別編、薄田泣菫（すすきだきゅうきん）生家の庭の観察会に参加できました。
薄田泣菫は、倉敷市生まれの詩人です（明治10年～昭和20年）。地元の高校生なら国語や歴史の授業の中で多少力を入れて紹介してもらう事があるかもしれません。難解な言葉が連なるその詩に閉口したことを思い出します。
「ああ大和にしあらましかば、/いま神無月、/うは葉散り透く神無備の森の小路を、/・・・・」響きの快く豊かなこと。
彼の生家は豪邸でもなく、庭に特別珍しい植物があるわけでもありません。このあたりでわりと一般的な樹木が植えられているようでした。数箇所に立ててある説明板の引用文が、文章家泣菫を語ってくれました。
手水鉢。桜の花びらの形に作ってあるところが、風流な好みを現しているようでした。
小さな和室が５間あるだけの平屋。数少ない家具の中で目を引かれたのがこの書棚です。クズの花が彫刻されていました。
なるほど庭には柿の老木。今ちょうど花の時期でした。
タラヨウの木の下からのぞくと、スズメ（？）が雨宿りしていました。
庭の入り口のナギ。黒々とした幹が存在感あり。
文化財として市が保存公開していることの豊かさをしみじみ感じました。詩集と随筆、ぜひ読んでみたいと思っています。
ノハカタカラクサ、物陰にくっきり白い花。上品だわ～しかも花姿に似合わない丈夫さ、ナイス。
カリステモン ホワイトボトルブラシ（シロバナキンポウジュ）、新芽が赤くて年中楽しめ、細い葉がドライにも向いているだけでなく、とうとう白い花をつけました。
待望のマメグンバイナズナ、一斉に咲き始めました。すぐに実がつきそうですね。来年はマメグンバイナズナ園になるかも。
フランスギク、これも丈夫でお気に入り。
5月10日
咲き始めたと思っていたら、どんどん咲いて・・・・
2階まで満開、5月13日
横から見上げたところ
今年はアブラムシよりもウドンコ病に困りました。
