2022年12月11日 桂離宮見学(京都市西京区)
予約順にグループに分かれてガイドさんの案内で見学しました。どこから見ても美しく、変化に富んだ眺めが作られていました。自然の風景を作り上げるきめの細かさ、それをもてなしの場として使うための建物がいくつも配置されていました。桂川から乗り付ける趣向、竹垣の精緻、あられこぼしなどの石の技など・・・
入る前に桂川から外周を歩いてみて、不思議な生垣に驚きました。入って説明を読んでいると桂垣という独特の作りだとわかり、大変興味深く思いました。以前の工事の様子を見ている方の記録(10年前)を見つけたのでリンクしておきます。今は枯れたところもできていますが、上から折り曲げて作るなんて面白い発想です。
穂垣(桂離宮内の写真展示での名前)、調べていても、この穂垣のことを桂垣と呼んでいる例が多く、桂離宮側の説明と世の中に流通している桂垣の概念は別物ではないかという気がしました。
あられこぼし(美しいだけの石畳ではなかった)
ソテツの冬装備
松琴亭(しょうきんてい)
笑意軒(しょういけん)
古書院などの大きな建物は工事中でした。
江戸時代、皇族の別邸として作られたこの建物と庭園、今もこういう美意識の価値観を理想とする部分が私たちの中にあります。