大阪で植物園に行きたいと言ったら、友達が花博記念公園鶴見緑地に連れて行ってくれました。寒い中興味もないのに付き合ってくれて・・・感謝感謝!
冬の植物園と言えば・・・何も面白いものはありませんが、唯一楽しいのは木の実です。そして今回出会ったのはハクヒマツ。まず、松とは思えない幹!
短めの針葉の間に松ぼっくりが見えます!
木の下でやっと一個の拾い物をゲットしました。種も採れたので、芽出しを見ることができるかも。
今、ハクヒマツについて検索してみて驚きました。こんなに検索結果の少ない植物も珍しいのではと思えるくらい、たった3件です。もしかして超レア?だれも興味ない松?
・・・・けれど、「白皮松」で検索すると情報がたくさんありました。「白皮松」と書いても、「ハクヒマツ」と読まず、「シロマツ・ハクショウ・サンコノマツ」と呼ぶのが一般的なのですね。中国原産で、幼木の間の成長が遅いマツだそうです。
シマサルスベリという木が、立派な幹を見せていました。
唯一目についた花は不思議なことにバラでした。
松ぼっくりを懐にして、広大な公園を後にしました(ホクホク)。もちろん、帰ってすぐに種まきしました。
大阪中之島公園に初めて行きました。園内には、東洋陶磁美術館(休館中)や図書館、公会堂などが点在して、すぐ隣は市役所という立地。川の両側にはビルが立ち並ぶ中、手入れの行き届いたピカピカの公園です。
その一角のバラ園は冬剪定が終わった姿でした。敷石の角まできれいに芝を刈りこんである手入れぶりには驚きました。
その一角に見つけたテリハノイバラ。由緒正しいバラに交じってこんなにきれいに誘引されて、いったいどんな風に咲くのでしょう。これが一番気になりました。
明治に計画されて、大正7年に完成した中央公会堂。
建物の中にはレトロな作りのレストランがあって、大阪駅周辺の喧騒と対照的なゆったりした空気でした。
NHK「和の極意」で、1月から2月は草木染が取り上げられています。化学染料を使うようになる前までの色を、文化的に紹介しながら植物染めの極意を見せてくれます。講師は京都の染め屋「染司よしおか」の吉岡幸雄さん。プロの技がとても楽しみです。
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さて、そんなプロの染めとはレベルが違いますが、生垣のヒサカキの実で染めてみました。身の回りにある植物を使って染めて、今回も手軽に不思議を体験できました。
ヒサカキの実130グラム
実を三回煮出して染め液を作りました
豆乳で下処理をした木綿の糸30グラムを煮染しました。
ミョウバンで媒染・・・わくわく
洗って干しました・・・おやおや
なんと、紫色は見事に流れて、多少青味のあるグレーになりました。やはり、高貴な紫がこんなに簡単に染まるなら苦労はありませんし、価値もなかったでしょう・・・それにしても、何回頑張って育てても、ムラサキは夏を越したあたりで枯れてしまいます。(去年の9月はじめにはまだ元気でしたが)。根付くまで、今年も育ててみるつもりです。