PEIの中心は飛行場のあるシャーロットタウン。州都とはいえ、信号も少なく、背の高いビルもないのどかな土地柄でした。島には石がないため、建物は木造が基本。重厚感はないけれどお菓子の家のように愛らしいのでした。
シャクナゲも元気いっぱい咲いていました。
街路樹は、緑や赤のメープル、そして今の時期はトチノキが花盛りでした。
ヘリテージハウス(歴史遺産に認定された古い建物)のBB(ホテル)
芝生は広々青々、そこにシンボルツリーが堂々と枝を広げているスタイルが一般的。花壇もみんなよく手入れされていました。のんびり過ごしに来る旅行者が多いのも納得。外国からは、特に日本人女性に人気のようでした。
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この島に先住民がいたことはあまり語られません。はじめはフランス領、その後イギリス領となり北米で最もスコットランド系住民が多い土地になったことなど、詳しい歴史はこちら。
ビクトリア公園近くから見た夕暮れ(日没午後9時)
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憧れのプリンスエドワード島。赤毛のアンはイギリス風の文化的生活と自然を生かした農場生活をエンジョイしているように感じたものでした。スローライフがいかにもやすやすと行われている豊かな島に、愛情深い人々が登場して安心感を与えてくれました。見たことのないリンゴの木、ライラック、シラカバ、バラの模様のティーセット。まだ外国旅行が珍しく、兼高かおるがヒロインだった・・・そんなころに読んだ物語(すべて母の文庫本)の土地に母と共に立つことができました。時代が変わり、我が家の子どもたちはそんな物語にはあまり魅力を感じない様子・・・
旅行の機会を作ったり協力してくれた家族に感謝でした。(ちなみに、日本の地方の町からシャーロットタウンまで、乗り継ぎの関係で30時間でした。)
おわり