5月27日、自然観察会「岡山県の高山性植物」で、再び上蒜山。観察会の登山はゆっくりなのでカメラを持っても登れました。登山口からの標高差は700メートル。
クマシデ、ミズメ、カエデ類、ブナなどがありました。ほとんど省略。
ウラジロハナヒリノキ(ツツジ科)地味な低木ですが、高山性で珍しいそうです。そして、アラゲナツハゼ(ナツハゼそっくり)も、県内にここしかないなど、スノキ・ウスノキ・アクシバなど似た仲間が出てきました。
オオカメノキ(スイカズラ科)(ムシカリ)
ニワトコ(スイカズラ科)
鳥取県の大山が見えました。
その大山を見渡しながら響き渡るウグイスの声。最高に気持ちよさそうでした。
ウラジロノキ、すっかり葉が出ていました。好きな木です。
オシダ
カシワの新芽
ハスノハイチゴ
たくさんの人が初夏の登山を楽しんでいました。目当てのバラ属はというと、当然のように登山口でノイバラとミヤコイバラ。どちらもまだつぼみも出ていない状態でした。
倉敷自然史博物館の27日の観察会の下見で上蒜山に行きました。天気上々、さわやかな登山日和。牧場の中を歩いて登山口に入ります。
カラハナソウのツルが伸びていました。とうとう出会えました。高原の林縁部です。
コテングクワガタ(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)という帰化植物。
ハルガヤ。草刈りの後、乾燥するとクマリンの香り。
さて、針葉樹の中を通り抜けて登って行くと、次第に笹交じりの低い落葉樹林の山道。高山性の草花が現れました。
イワカガミの小道
アカモノの小道
カタクリも、実の膨らんだものから花姿までまだ残っていました。本当の自生地ですね。
チゴユリの小道
ツクバネソウ
標高1202メートル。三角点のあるピークはもう少し先でしたが、そこまで行く人は少ないようで、笹が茂っていました。
今度の日曜日の観察会当日は、もう一度、樹木を眺めて登ろうと思います。