博物館の観察会で、県北の三室峡に行きました(5/12)。忘れないために、復習しながら書いておきます。3年前にモリイバラやヤマイバラを探した日を思い出します。
ここはシャクナゲの自生地として知られています。渓流の向こうは保護のため立ち入り禁止。見頃は過ぎていましたが遠目に立派なシャクナゲの木を何本も眺めました。4メートルにもなるそうです。
ミツバウツギ
オオウラジロノキ、これが一番うれしかった。
オオバイカイカリソウ
オオイワカガミ
アズマガヤ。コメガヤとともに、今回のお気に入り2位。
たくさん教えてもらい、たくさん忘れそうになって帰りました。
旧別子銅山跡(愛媛県新居浜市)に行きました。マインピア別子や東平などの銅山関係の観光施設がある場所を目指して出発しましたが、「金砂湖」などという素敵な名前の場所を通っているうちに、旧別子銅山跡に着いてしまいました。けれど、別子銅山の歴史を考えると、最初に採掘がはじまって長い歴史を刻んだのはこちらの地域だとわかり、興味深く歩きました。
江戸時代前期1691年に採掘開始で銅山として栄えて以来、昭和48年閉山まで283年の歴史があった山です。山肌一面に町が築かれていたという面影をたどることができました。多くの人は登山目的で歩いていました。とても詳しく美しい写真のページがこちらにあります。
石垣がいたるところに残りっています。標高1000メートル以上の場所にせいぜい牛や馬の力を借りて作った町と鉱山(最高の人口は1万2千人!)があったとのこと。
かつて木は燃料として使われてこの山肌一面に一本もなく、木造の家が並んでいたのです。が、植林事業のおかげで、かなり森が回復していました。カラマツの新緑もきれいでした。
ちょうどツツジの季節なので、上に登るほどきれいに咲いていました。足元にはスミレ。どちらも見分けができず、何種類あったのやら・・・
いちばんうれしかったのは、ヒカゲノカズラ、マンネンスギ、トウゲシバを見ることができたことです。アカモノの群生や、モリイバラらしき姿もありました。
この一帯はまた来たいです。東洋のマチュピチュあり、高山植物あり。