坊がつるでキャンプしていると夜中聞こえる「ヒョー、ヒョー」という
笛を吹くような物悲しげな音。何か虫の鳴き声のようです。
05年に初めて気づいたのですが、翌朝他のキャンパーに尋ねても「聞いていない」
とそっけないんです。
私は飲めば飲むほど夜中小用で目が覚めるので気づいたんですが、
他の皆さんは、すっかりお疲れでぐっすり、それくらいでは目が覚めないんですね。
もちろん、そんな大きな音ではないんですが、強弱をつけ、
ある時には遠くから、あるいは近くから聞こえる、か細げな鳴き声。
気になりだすと寝付けないんです。
今回も聞こえたので、やはり翌朝聞いてみても皆知らないという。
それで、足繁く通った法華院温泉でスタッフに聞いたら、
トラツグミ という鳥の鳴き声だということが判明しました。
ちょっとすっきりしましたが、でも虫の声じゃないんだ、鳥の鳴き声?
それにしては、摩訶不思議な鳴き声、しかも夜中に鳴くなんて…
で、帰宅後調べてみたら、トラツグミ=別名・鵺(ぬえ)という…
「鵺の鳴く夜は恐ろしい」ってキャッチコピーの映画(たしか獄門島)が
あったと思ったけど、鵺ってあんな鳴き声なんだ!! 知らなかった。
(鵺=別の妖怪を指すこともあるらしい)
昔の人はさぞ気味悪いことだったろう、事情がわかった後でも
やっぱりちょっと恐い。
夜中に、しかもあんな物悲しく鳴き交わさなくてはならない訳はなんなんだい?
夜が明けると、ウグイス、カッコーなど多くの鳥がいっせいに鳴き始める。
そうするとあのか細い声では目立たない…
それで他の鳥が寝静まる夜中を選んだのか? 鳥目じゃないのかな?
ますます、坊がつる行きたくなってきましたね!!
(いや、やっぱりやめとこう~ってか?)
*今日、職場では弱い雨が降った程度でしたが、和歌山に戻ったら大雨。
局地的、一時的に強い雨が降ったようですね。