旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

雨の日に真珠郎を読む

2007-06-22 19:23:25 | 老人のつぶやき

今日はほぼ一日中雨が降り続きました。
それはいいのですが、南寄りの風が強いので参りました。
後植えの小さいトウモロコシが倒されてしまったんですよ、風は厄介です。

車で出かける気にもなれず、一日家の中でゴロゴロしてしまいました。
プリンターのスキャナーを試してみたり、大雪山の地図を広げ
あれこれコースを模索したり、秋に植える野菜を考えたり…
なんだかんだで時間は過ぎていきます。

でも、本日の本命は読書、横溝正史の真珠郎を読みました。
文庫本で200ページほどの中編ですが、面白くて一気に読んでしまいました。
江戸川乱歩全集の終盤てこずりましたが、これは非常に読みやすかったです。
横溝作品はもうずいぶん前に、金田一耕介最後の事件とのふれこみの
病院坂の首括りの家あたりを読んで以来じゃないかな?

怪奇小説風の出だしから一転、探偵があらわれてからは本格的な推理小説へと
物語は変貌し進められます。
真珠郎は古谷一行が演じたTV版・金田一シリーズでもドラマ化されましたが、
本来登場しないのに無理矢理金田一物にしていたっけかな。
ストーリーはすっかり忘れましたが、美少年・真珠郎を女性が演じていたのを
覚えています。

解説文でも触れられていますが、現在、横溝正史の著書は手に入れにくい
状況なのが残念ですね。
前にも書きましたが、金田一物はかなりの蔵書を持つ私ですが、
それ以外のも読んでおけばよかったと後悔しています。
近年発売された文庫版の乱歩全書と同じような企画で横溝版がでれば、
ぜひ購入してまとめて読んでみたいですね。

この本には他に数編、短編が収録されているので、
もうちょっと横溝ワールドに浸ってみましょう。


*たまたまお昼、チャンネルを変えたら、桑田とイチローの対決の場面。
  イチローから三振を奪いました、やるな~、変化球のキレがすごくいい。
  私を含め誰もが無謀だと思ったメジャーへの挑戦、ここまでがんばるとは。
  入団時の疑惑、不動産騒ぎ等、どちらかというとヒールな印象が
  付きまとった彼だが、このところは知らず知らず応援してしまっています。
  中年の星、逆境に負けずにがんばれ!!
 



 

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が、デジタルは嘘をつく~使用前

2007-06-22 10:16:15 | 展覧会の絵

6月6日(水)早朝 立中山で撮影。
レンズは標準ズーム(f2.8)。

大船山から日が昇る。それまで暗かった立中山・山頂がさっと一気に明るくなる。
噴煙上がる九重連山をバックに満開のミヤマキリシマの花。
朝の光を浴びて、より美しい彩りをみせています。

いかにも九重らしい構図なんですが、よく見ると真ん中に無粋な三角錐が…
レリース引っ張りしゃがみこんで私は逃げたのですが、「頭かくしてなんとか」
で、三脚の影はどうしようもありません。

無残な結果はわかっていましたが、せっかく気に入った構図なので、
シャッターを切りました。

ところが、デジタル技術を使うといとも簡単に…

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