この4月から100円値上げして、入浴料が700円になってしまったようだ。
どこもかしこも値上げ値上げで嫌になるぜ!
しかしこれが県境を越え山梨県北杜市内では820円が相場らしく、まだお高くて
びっくりだ。やはりこれ、リゾート料込なのだろうねえ。
それで、県境を超えてすぐの長野県側の道の駅・信州蔦木宿内に併設された「つたの湯」に
続けてお世話になった。過不足ない施設、かけ流しで泉質もよく、出てからはしばらく
体がポカポカした。私としてはこれで十分なのである。
よくわからない土地では、ひとまず道の駅内の食堂を利用するのがお手軽だ。ただし、たいてい
あまり過度に期待してはいけない。
道の駅はくしゅう内の食堂、全般に価格が高めだなあ。これはリゾート地料金なのか、それとも
関東圏料金なのだろうか?
はらぺこあおむしだったので、一番ガッツリ系の「とんかつ定食・1300円」をいただいた。
いい値段するので、しょうもないもん出てきたら承知せえへんでえと、関西弁でドスを利かす
準備していたら、これがけっこうよくて、まず肉、キャベツ共々ボリュームがすごくて満腹に。
さらにごはんもおいしくて、地元のこだわり米を使っているらしいのだ。これで1000円程度なら
言うことなしなのだが。
勢い続けて翌日も訪れ、今度は「からあげ定食・1000円」を注文した。キャベツの量が
激減したのは少々納得できないが、味などはこんなものだろう。写真左奥は「きなこ」で、
とりからにきなこつけて食べたの初めてだわ。
そういえば、冷めても味が落ちない工夫に、かつお節をまぶして揚げる方法をテレビでやっていたと、
母がいきなり実践していたのを思い出した。二度揚げしてみたりと、からあげも奥が深いのだなあ。
お店は、素朴な地元のおばちゃんらが中心に切り盛りしているのも好感が持てる。またエリア全体に、
気のせいでなく、水がとてもうまいのだ。うがいの際に口に含んだだけで、そのまろやかさがわかる。
さすが白州、水や温泉に恵まれている土地ってとてもうらやましい。
4月12日(金) 曇り時々鈍い日差しあり
天気あまりよくなく、山も見えていない中、北杜市周辺の桜を訪ねまわる。
このエリアの桜巡りが難しいのは、同じ地域内でも開花状況に差があることだ。これは、
地形(主に高低差)が原因だろう。しかし、清春芸術村と蕪の桜並木のように、すぐ近くで、
同じ品種のソメイヨシノなのに、清春は満開、蕪は未開花と著しく違いあるのは理解に苦しむ。
微妙な、ほんのわずかな高低差や日当たり具合で差が生まれるのだろうか?
まずは神宮川の桜並木へ。桜の木そのものは全般貧弱だが、かなりの本数が川沿いに植えられ、
気持ちのいい空間だ。晴れ渡れば、この先に甲斐駒ヶ岳が見えるのだろうか?
一昨日の荒れた天気でぽっきり折れてしまったのか? 満開の枝が垂れ下がり痛々しい。
次が関の桜。ここもたまたま看板が目について訪れた。エドヒガンの巨木で、現役バリバリ、
たわわに花を咲かせ見ごたえ十分。
続いて眞原(さねはら)の桜並木。あまり期待していなかったのだが、桜の巨木が
およそ500メートルに渡りそびえる思いがけず素敵な名所だ。桜もちょうど見頃。
これで真ん中の道が地道なら、さらに雰囲気があろう。
いきなりカメラマンが話しかけてきて、山が見えると、甲斐駒ヶ岳と桜を一緒に写せるという
ポイントを教えてくれた。明日条件がそろえば、早朝撮影ポイントの第一候補に決定。