旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20231017 北海道晩秋編② 寒さと戦う前に、揺れとの戦いにあっけなく敗れる 舞鶴港~小樽港

2023-10-17 10:17:01 | 旅鴉の唄



10月17日(火) 晴れ時々曇り

目が覚めると、すでに船は揺れ始めていた。波自体はさほど高くないのに、うねりが
あるためか、早や船酔い、気分が良くない。どうにか朝ぶろは浴びられたがそれが限界、
何も食べる気がせず、以降ベットに体を横たえ、耐え忍ぶしかなかった。

その後波はさらに高くなり、白波が立ち始めると、船体の動揺はさらに大きくなって、
スタビライザー(横揺れ防止装置)の作動音なのか、ドーン、ガシン、ガシャンみたいな
大きな音が船底から響き渡り続けた。今回特に苦しいのは、どの海域を抜ければ
波が収まるという希望的な観測ができないことで、おそらくは、小樽港入港間際まで
穏やかになる可能性はないだろう。

結局私は、船内では何も口にできず、ひたすら時が過ぎるのを待った。でも、
ほかの乗船客はさほどでもないのか、食事したり、本を読んだり、普段とそれほど
変わりなく船旅を楽しんでいたようで、殊更自分のへなちょこぶりが情けない限りだ。
体力低下に伴い、年々船酔いへの抵抗力が薄れるばかりな気がする。


    


♪ カシューナッツの三日月が 後光みたいに並んでる

  PO PO PO PO PO PO PO  七つ


「約一時間遅れ」のアナウンスが途中から「約30分遅れ」に修正され、
最後はその通り、定刻より30分遅れの21:15に小樽港に到着した。

道の駅にたどり着き、コンビニ弁当で腹を満たしたが、食欲が戻らず、それ以上
飲み食いする気がしなかった。船室が寒いのが少し気になっていて、そのせい
なのかどうも風邪を引いたようで、のどが痛く気分が悪い。

いきなり出だしから体調悪化、大丈夫なのか? 先が思いやられる。
これから道中車内では、待ったなしで極寒生活が始まろうというのに…
    

コメント
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