広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

牛乳とパン

2011-04-06 23:57:44 | 地震
地震から間もなく4週間。
秋田市内では、燃料や食料の供給はほぼ問題ない。多少、量や選択肢が少なかったり、値段がやや高かったりするが、贅沢は言っていられない。
スーパーの売り出しチラシは、地震後まったく折り込まれていない(一部ディスカウントスーパーは除く)。食料品の状況を少しご紹介します。


生鮮食品は、通常通り。被災地や被災地を経由して遠方へ出荷することができなくなったものが、秋田に出荷されるなどしているようだ。

首都圏などでは、ペットボトルの水が不足している。
秋田でも、1人1本の制限がされており、棚に空間もできているが、すっからかんではない。

一時売り切れていたカップ麺は、徐々に入荷が復活。
各種ラーメン・うどん・そば・カップ焼きそばなど、選択肢も増えてきている。
地震直後は在庫が減っていた、ポテトチップスなどの菓子類も通常並み。

清涼飲料は、ペットボトルはほぼ通常並み。
しかし、消費期限が短い紙パック入りのものはほとんど入っていない。
輸送ルートの問題、あるいは容器の手配がつかないといったことが原因だろうか。

先週くらいまでは牛乳も同様だった。
地元の牧場の瓶入り製品や、今まで見かけないメーカーの製品が細々と入っていた程度だった。
今週頃からは、徐々にいつものメーカーの製品が戻ってきているようだ。1人1本の制限をやめた店舗もあった。
ただし、少容量のものや、スーパーのプライベートブランド製品はあまりない。
そんな中、複数のスーパーで200ml製品として唯一かつ大量に並んでいたのは…
「榛名(はるな)牛乳」
榛名酪農業協同組合連合会という、群馬県にある農協の製品。
普段、秋田では見ないブランドだと思うが、僕は榛名牛乳の名前は知っていたし、製品ロゴにも見覚えがある。首都圏など旅行先で買ったことがあったかもしれない。
スーパーさんが各方面に当たって、やっと見つけた仕入れ先だったのだろう。

栃木県産のイチゴもたくさん入荷されているし、関東地方北部からの流通網は確保されているようだ。


そしてパン。
パンもやっと流通量が増えてきて、食パンは比較的あるが、菓子パン・惣菜パンは、種類が限定されている。
おなじみ、秋田の「たけや製パン」の製品では、
ランチパック 小倉&マーガリン
昔出ていた製品を、急遽再発売したらしく、包装のデザインが現行のと異なる。
右下の女の子も時期外れの格好。
他に、先月から継続で菓子パン系ランチパック2種類くらいを見かけた。

たけやオリジナルの製品としては「アベックトースト」が有名で、今も製造販売されている。
ほかには、「粒あんグッディ」もわりと有名。要は「マーガリン入りのあんパン」ですけど。
通常は「粒あんグッディ」と大きく書かれた包装なのだけど、
シールだけ!
つまり、パッケージがないため、透明な袋に入れて、ラベルで対応しているのだろう。
こんなところにも、震災の影響が出ているとは。

この粒あんグッディは、消費期限が近づいて値引きされていた。
つまり、青森のたむたむさんも言っておられたけれど、つい最近まで在庫すらなかった菓子パンが、売れ残りそうになるほど流通しているわけであり、それだけ安定しつつあると考えられる。(包装や製品の種類の面ではまだだけど)

たけや製パンでは、和菓子類も製造しているが、串だんごや気の早い柏餅など、豊富にあった。
原料や製造ラインに余裕があるのだろう。
(たけやさんではパンの分も含めて、あんこは大量に確保してるってことね)


地産地消と言われるが、それだと地元で何かあった場合、大変。
一方、他地域から仕入れるとなると、輸送方法が問題。
さらに、容器とか包装の問題もある。難しいものだ。
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地震関連

2011-04-02 21:14:25 | 地震
●震災の名前
3月11日の地震は、気象庁が「2011年東北地方太平洋沖地震」と命名していた。これは地震そのものの名前。
一方、地震に伴う災害については、各報道機関などがまちまちの呼称を使っていた。

4月1日午後の閣議において、今回の震災の名称を「東日本大震災」とすることが決まった。
今後はこの名称が多く使われると思われる。
「東北関東大震災」と呼んでいたNHKも、昨日から「東日本大震災」に改めている。


●計画停電
東北電力では、4月4日(月)から10日(日)までは、引き続き計画停電を実施しないこととした。

●ごみ収集
収集車の燃料不足が懸念されたことから、東北地方の多くの自治体がごみ収集を縮小していたが、ほぼ元に戻っている。
秋田市も、週明け4日から、家庭・資源化物/粗大の各ごみを通常通り収集/受け付けする。

●ゆうちょATM
地震発生後、郵便局外(ショッピングセンターなど)にあるゆうちょ銀行のATMは、使用を停止していた。
現在はどうなのか、公式サイトには明確に書かれていない。

でも、秋田市内の局外ATMは、昨日の時点で稼動していた。

●秋田県内陸北部で震度5強
昨日1日の19時49分頃、秋田県内陸北部を震源とするマグニチュード5.0の地震があった。
大館市で震度5強、北秋田市で震度5弱。酒瓶が割れるなどの被害があった。秋田市が位置する沿岸南部は震度3だったようだが、観測地点としての「秋田市(秋田地方気象台のことだと思われる)」は震度2だったようだ。(秋田市雄和では震度3を観測)
個人的には震度3くらいの体感。震源が近く、直下型(内陸地震)であるためか、今までの地震とは揺れ方が違う気がした。

秋田県の内陸南部を震源とする地震はたまに発生していたが、北部での地震は記憶になく、びっくりした。
秋田地方気象台の発表によれば、同じ断層で1955年10月19日にマグニチュード5.9の地震が発生して以来のようだ。
「今後1週間程度は震度4から震度5弱程度の強い揺れが起きる恐れがある」ことと、地盤が緩んでいるため土砂災害に注意するよう呼びかけている。(統計学的・科学的根拠もあるのだろうが、地震発生後の常套句とも言える)


その後、20時58分頃には岩手県沖を震源とする地震もあり、秋田市で震度3を観測した。緊急地震速報は出なかった(最大震度が4のため)。
ちょうどこの時間、NHKでは県域のローカルニュース放送中(天気予報)だったが、秋田放送局では揺れていることにひとことも触れなかった。アナウンサーもスタッフも誰一人気付かなかったのだろうか。
新しい秋田放送局の建物(秋田放送会館)は免震構造になっているので、揺れを感じなかったのだろうか。視聴者は不安な気持ちになっているっていうのに…


●JR秋田支社春の臨時列車
運休している快速「リゾートしらかみ」は、弘前さくらまつりに合わせて23日(土)から運転を再開することになった。
青森-秋田の2往復の運転で、弘前-秋田の1往復は運転見合わせ(運転開始日は後日告知)。

5月15日に弘前-五所川原間で運転を予定していた、快速「りんごの花風っこ号」は運転を取り止め。
これは使用する車両(トロッコ風の「びゅうコースター風っこ」)が仙台に所属しているため、運んで来ることができないためだと思われる。


弘前さくらまつり関連の臨時列車は予定通り運行で、さらに追加の臨時列車運行が決まった。
秋田-弘前間の快速「弘前 夜桜観賞号」だそうで、リゾートしらかみの先代“青池”編成を転用した「クルージングトレイン」(指定席・自由席1両ずつ)を使用。4月29、30日、5月3、4日運転。
所要時間は2時間半ほどなので、五能線経由ではなく、奥羽本線大館経由での運行だと思われる。
秋田からの夜桜日帰り見物客向けの臨時列車の運行は前例がなかったはず。

弘前のさくらまつりは、震災に配慮しながらも開催するとのことだったが、ライトアップをどうするかは調整中とのことだった。
個人的には、今年は夜桜は中止もやむを得ないと考えていたが、この列車が運転されるということは、実施するのだろう。(弘前観光コンベンション協会のサイトに「夜間特別照明は、PM11:00までです。」と出ていたからやるんだ)

観光客の激減が予想され、弘前の観光業界への影響も必至だから、秋田など近場から多くのお客さんに来てもらおうと、JRが運転を決めたのだろうか。
ただ、行きは秋田12:36→弘前15:06でいいとして、帰りは弘前20:29→秋田22:59。これだと、秋田方面の最終、寝台特急「日本海」(秋田までは指定席特急券で乗車可)の弘前発20:14とわずかしか違わず、あまり意味がない(特急料金不要できれいな車内というメリットはある)。
せっかく運転するなら、もっと遅い時刻にしてほしかった。
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震災の打撃

2011-03-30 20:45:26 | 地震
●JRの状況[公式発表より]
・減便しているディーゼルカー使用路線(男鹿線・五能線等)は4月1日から平常通り運行
 ただし、快速「リゾートしらかみ」は当分の間運休。
既に各バス会社が燃料を確保して平常ダイヤに戻ったのに、JRはなかなか戻らなかったが、やっと平常通りになる。
これにより、秋田地区の普通列車はすべて平常ダイヤになる。

・青森-上野の寝台特急「あけぼの」は4月1日発車分から運転再開

・秋田-盛岡の秋田新幹線「こまち」は4月1日から、一部ダイヤが変更。号数(「こまち◯◯号」)と盛岡到着時刻が変更される程度で、大幅なものではない。
 盛岡駅では現在は下の在来線ホーム発着だが、同日から上の新幹線ホーム発着に戻る。

・山形新幹線 新庄-山形-福島は明日31日運転再開。4~3往復。→米沢-福島の普通列車も同日から運転を再開するので、奥羽本線が全線(青森-秋田-山形-福島)運転を再開することになる。
・東北新幹線の全線運転再開は4月下旬の予定。

【31日追記】報道によれば、弘前や角館の花見関連の臨時列車は予定通り運行する模様。

●地方経済への打撃
秋田など地震や津波による直接の被害がなかった地域でも、間接的な影響が出てきた。それは経済的な影響。
事業停止・破産する企業がいくつか出ている。不況でギリギリの経営をしていた中、震災が打撃となったのだろう。

大仙市協和の温泉宿泊施設「からまつ山荘」(旧唐松温泉)や、後で別記事にするつもりだけど青森の百貨店「中三(なかさん)」も経営破綻してしまった。

●おまつり
東京などでは桜が開花したそうだが、都が管理する公園などでは、宴会を自粛するよう呼びかけているという。

各報道などから、現時点での秋田周辺の情報をまとめた。
※予定・検討中のものが多く、これで決定ではない点も多いと思われます。

秋田県仙北市角館では、恒例の「角館の桜まつり」を「がんばろう!東北 角館の桜」として(“まつり”が入らない)、期間を短縮して実施。

青森県弘前市のさくらまつりは実施。
被災者を招待し、収益や入園料の一部を義援金に充て、復興支援のイベントとする方向で検討中。ライトアップ等は今後調整。


秋田市千秋公園の桜まつりは、ライトアップと二の丸広場のステージイベントを自粛。
夏の竿燈まつりは実施するが、観覧席などは状況に応じて変更するかも。

といった感じ。
これらは季節の移ろいを感じさせるイベントや先人から受け継いだ伝統行事であるし、地方にとっては年に1度のイベントが最大の収入源という場合もある。まったく実施しないと大打撃になってしまうと思うし、復興の足がかりやすさんだ気持ちをリフレッシュするためにも、縮小して実施するべきだと思う。

まずは被災者が安心できる生活環境の整備と原発事故の収束が第一だが、その次はいろんな面から日本が元気に復興できるようにしていかないといけない。
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テレビの緊急地震速報

2011-03-29 20:45:12 | 地震
昨日の朝(28日7時24分)も大きな余震があった。
震源地は宮城県沖、マグニチュード6.5、最大震度5弱(石巻市)で、宮城県沿岸に一時津波注意報が出された。
秋田市は震度3だった。

緊急地震速報が流れたのだが、先日同様に内容に一部誤りがあり「秋田・山形県沖が震源で、日本海側各地で震度5前後」という速報が流れた。
以前の繰り返しだけど、現在はシステムの精度が低下していることを念頭に置き、自分のいる地域に速報がでたら適切に対処することは心がけておきたい。
それにしても、やっぱりそのことの周知が足りないと思う。気象庁のサイトや一部報道で取り上げてはいるが、知らない人もまだまだ多いだろう。誤解やデマにつながらないよう、正しい情報や現状をもっと説明・PRしてほしい。ACの広告ばっかりじゃなく、政府広報として流すとかして。


多くの人が緊急地震速報を知る手段は、テレビ放送だろう。NHKでは2007年10月に提供を開始し、それ以後に民放各局も追随している。その話題です。
●出る場合と出ない場合
テレビなど一般向けの速報は、「最大震度5弱以上の強い揺れが予測された場合」に、「震度4以上が予測される地域」を発表するのだそう。
つまり、ある地点で震度4になることが予想されても、その地震によってどこかの地点で最大震度5弱(かそれ以上)が予想される場合は速報が出るけれど、予想最大震度が4の場合(=震度5弱以上が予想される地点がない場合)は速報そのものが出ないのだ。今日の20時前に福島県沖であった地震がまさにこのパターン。
※あくまでも予測震度なので、実際の震度とは異なる可能性がある。現在は精度低下のため、弱い地震でも速報になってしまう場合も少なくないようだ。

●他地域向けの速報の扱い
自分が住んでいる(=テレビが放送されている)地域以外が対象の速報が出た場合はどうなるのかは、テレビ局によって対応が異なるようだ。
まず、NHKは、災害対策基本法に基づく「国の指定公共機関」であること、BSなど放送地域がさまざまなチャンネルがあることからなのか、どの地域に速報が出ても全国放送されるようだ。
先日、秋田放送局からのローカルニュース中に、関東地方に速報が出た場合も、速報が流れていた。

一方、民放は局によって対応が異なったり、全国放送かローカル放送かによって異なるようだ。
広い地域に速報が出た場合でも、自分の局の放送エリア分だけを放送する場合もあるみたいだ。
先日、テレビを見ていると岩手県と青森県(の太平洋側?)の地図が大きく出て、その地域に速報が出た。じゃあ、秋田ではそれほど揺れないのかと思ったら、結構揺れた。
実は、秋田にも速報が出ていたのだが、見ていたチャンネルが、(ケーブルテレビが再送信している)IBC岩手放送だったのだ。

つまり、IBCでは、自社の放送エリア内分の速報しか流さないのだろう。(青森県の太平洋側では一般家庭のアンテナでIBCを直接受信できるので、対象エリアにしているのだと思われる)

●「報知音」
緊急地震速報といえば、「ちゃらんちゃらん、ちゃらんちゃらん」という切羽詰ったチャイム(気象庁では「報知音」と呼んでいる)だが、これはNHKが著作権を有するものだそうだ。
気象庁では「報知音は、誰もが、どこでも、即座に理解できるように統一されていることが重要」として「NHKのチャイム音 を緊急地震速報の報知音として強く推奨しています。」とのこと。
元々はNHKオリジナルのチャイムだったものが、民放局や防災行政無線にも広がったわけだ。ただし、一部民放局では別の音の場合もある。

●緊急地震速報と地デジ
地上デジタル放送は、緊急地震速報に大きな欠点をもたらす。
データ処理の都合上、2秒程度のタイムラグが生じてしまうからだ。(地デジでは数秒遅れた画像・音声を視聴していることになる)
この点は、一刻を争う緊急地震速報では、致命的な問題点だと思っていた。

今回の一連の地震の速報を地デジで見ていると、あることに気づいた。
緊急地震速報が出る直前に「ピーンピーンピーン」というか「つーんつーんつーん」という音とともに、画面上部中央に赤地に白抜き文字で「緊急地震速報」というテロップが出て、それから「ちゃらんちゃらん」のチャイムと地図付きの速報画面が画面下に出てくる。NHK秋田(全国放送、ローカル放送どちらも)と秋田テレビ(フジテレビから同時ネットの番組)でこのような現象を確認した。
前はこんなのなかったはず。

実はこれが、地デジの遅延対策なのだった。
NHKでは、昨年8月から10月にかけて各放送局の装置を対応させ、上記のような表示方法になったそうで、「アナログ放送で地図スーパーが表示される時間とほぼ同じタイミング」になったそうだ。(http://www.nhk.or.jp/bousai/quick.html)
NHKのサイトより。実際には上の赤いのが先に出る
なるほど。ちゃんと進化・改善されてるんだな。
これでは「速報が出る」ということしか分からず、どの地域が対象なのかは相変わらず遅れて伝えられることになるが、少しは安心した。

どういう仕組なのかイマイチ分からないが、テレビ放送のデータよりも先回りして「緊急地震速報が出るよ」という信号を送信するのだろうか?
音については、資料に「受信機内蔵音」とあるので、音自体が電波で届くのではなく、信号を受けてテレビ自身が音を出している(データ放送の「d」ボタンを押した時の音みたいに)だろう。その方がデータ容量が少なくて済み、早く処理できるのだろうか。

なお、NHKではこれを「迅速化」と呼んでいるが、それはやや誇張表現では?
やっとアナログ時代並みの表示スピードになったんだから、迅速化というより「適正化」程度じゃないでしょうか。
【4月14日追記】テレビ朝日からの全国放送中に秋田朝日放送で緊急地震速報が流れたが、「つーんつーん」はなく、いきなり「ちゃらんちゃらん」のチャイムが流れた。AABはまだ“迅速化”されていないということだろうか?


●アナウンサーの沈黙
感心するのは、NHKのアナウンサーの対応。
生放送中に緊急地震速報が出ると、チャイム音の後の少しの間、何もしゃべらない。
これはびっくりして固まっているのではなく、「緊急地震速報速報です。強い揺れに警戒してください」という自動音声(末田正雄アナウンサーの声)と重ならないよう、あえて黙っているようだ。
自動音声が終わると、身の安全を確保することなどを呼びかける。
もちろん、民放局でも適切な呼びかけをするアナウンサーも少なくない(民放は自動音声はない場合が多いので、すぐに話始めなければいけない)が、こういう点はさすがNHKだと感じている。
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孫社長の発言

2011-03-26 00:00:36 | 地震
25日夜のNHK総合テレビ「Bizスポ」に、ソフトバンク社長の孫正義氏が出て、他の何人かと「震災後の日本経済をどう立て直すか?」というテーマで議論していた。

その冒頭で孫氏は、「原子力発電所の事故の被害が大きい福島と地震や津波による被害を受けた地域とでは、別の対応をするべきだ」という趣旨の発言をした。これはまったくその通りだ。
しかし、その中で、地震や津波の被害を受けた地域として「宮城とか秋田とかと2度、発言されていた。


ご承知の通り、幸いなことに秋田県では地震の被害は軽微なもので、死者はいない。
孫さんが秋田に思い入れがあり、秋田のことを思ってくださって発言されたのなら、秋田県民として嬉しいが、そうではないだろう。(そうだとしても本当の被災地に申し訳ない)


地震の気象庁の命名が「東北地方太平洋沖地震」であること、連日報道される被災地の光景は三陸など太平洋側のものであること、そして秋田県が日本海側に位置することを知っていれば、上記のような発言は出ないと思う。
孫氏は西日本で生まれ育ったようなので、東北地方の地理に詳しくないのかもしれないし、多忙でニュースの細部まで把握できていないのかもしれない。でも、我が国有数であり、全国的ライフラインをつかさどる大企業の社長さんが、その程度の認識だとはがっかりした。

孫氏はツイッターで、このテレビ出演について、
国難の時なので問題発言になると思いますが今夜は少し本音を語ります。
とつぶやいておられるが、本音うんぬんの前に、前提からして勘違いしてるんじゃないの? と思えてしまう。


また、スタジオには、レギュラーの大学教授や経験豊富な記者、アナウンサー、そして他のゲスト達がいたが、誰一人、「秋田じゃないです。それを言うなら岩手や茨城じゃないですか?」などと突っ込まなかった。そして、最後まで、訂正はなかったようだ。
秋田だろうが岩手だろうが、話の流れに大きな違いがないから、細かいことにこだわらなかったのかもしれないが、NHK自体もそういう認識なのかとがっかりした。


この調子では、一般人でも同じような認識の人が少なからず存在するのだろう。地方と東京の間には、まだまだ認識・意識の壁が存在するようだ。
こういう誤解をなくすことこそ、スムーズな復興につながるのではないだろうか。
【26日補足】この記事は、孫氏やソフトバンクの震災に対する対応を批判しているのではないことを書き添えます。
 些細なこととはいえ、社会的影響力のある大企業の経営者が基本的・常識的なことを勘違い(?)して公の場で発言し、それを公共放送局がそのまま流していることに対する批判です。
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地震後・歩道の雪/電波時計

2011-03-24 21:01:23 | 地震
●続く余震
秋田ではここ数日は大きな余震はなかったが、今日24日17時21分頃、岩手県沖を震源とするマグニチュード6.1の地震があり、秋田市で震度4を記録した。(宮城県中部では震度5弱)
まだまだ注意が必要。


●バス
おとといの記事に追記した通り、現在土日祝日ダイヤで運行している秋田市周辺の秋田中央交通の一般路線バスは、26日(土)から平常運行となる。
したがって、来週月曜からは、平日も通常通りのダイヤに戻る。
【25日追記】各報道によれば、中央交通の土日祝日ダイヤは平日ダイヤより2割程度(2~3割との表現もある)減。※ただし、大森山公園線やスケート場(県立プール)線など、土日祝日の方が運行本数が多い路線もある。これらの今回の対応は不明。
また、軽油は二十数キロリットルで通常運行2日分の必要量だそうだ。以上、今後の覚書として記録しておきます。

秋田市が運行する郊外部の「マイタウン・バス」は減便して運行中だが、同様に26日から通常ダイヤ

●JR
・男鹿線などディーゼルカー運行路線の減便は継続する模様

・青森-上野間(秋田経由)の寝台特急「あけぼの」は31日発分までの運休が決定[23日JR東日本秋田支社]

・奥羽本線 新庄-院内間は3月27日(日)運転再開見込み

・他にも宮城・山形両県内の路線を中心に、3月中~4月上旬の運転再開見込みが次々に立っている[JR東日本本社サイトの地図]
 しかし、太平洋側のローカル線や東北本線の一部は見込みが示されておらず、被害の大きさを窺わせる。常磐線も同様だが、原発の事故のため復旧作業もままならないはず。どうなるのだろうか。


●明日の朝は歩行に注意(記事中の気温や積雪量はアメダスのデータによる)
今朝は冷え込んだ。内陸南部の湯沢市の最低気温はマイナス12.4度。真冬でもこんなに寒くならないはず。
秋田市は最低気温マイナス2.9度、最高気温プラス3.5度。
昼前後に濡れ雪が激しく降り、11時には0だった積雪が、14時には10センチを記録した。(18時以降は5センチまで減った)
この時期に、こんなに雪が積もるとは珍しい。
真っ白
上の写真の道路は、通常ならロードヒーティング(融雪装置)が作動し、雪が消えているはずだが、今日はその気配がない。

節電のため、電源を切っているのだろう。
さっそく雪べらで除雪をしてくれる沿道の家・企業の方もいたし、少し歩きにくいけどこのくらいなら我慢できる。
歩道橋の階段にも積雪
でも、夏靴を履いていたり、足腰の悪い人には大変かもしれない。
明日の朝もマイナス2度くらいまで冷え込む予報なので、特に朝は滑らないようにご注意を。


●電波時計
先日、福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示のため、標準時を示す電波の送信所の1つ「おおたかどや山」の送信所が3月12日に停波してしまったことを取り上げた。
これにより、現在は福岡県(と佐賀県の境)の「はがね山」の電波しかなく、秋田など日本の東側には電波が届かず、電波時計の機能を発揮できなくなる可能性がある。
※標準電波を受信できなくても、普通のクオーツ時計の精度があるため、大幅に時刻がずれることは基本的にありません。

前回の記事では送信所から1000キロ圏内なら受信できるとしたが、リズム時計工業のサイトでは「半径 約1,200km」が受信範囲としている。
はがね山から秋田市までは、直線で約1100キロ。微妙なところか…

多くの電波時計には、自分が標準電波を受信しているかどうかを示す表示がある。
停波を知ってから、メーカーも機種も異なる3台の電波時計の表示を見ていると、受信できている時とできていない時があることが分かった。以下の写真は今日撮影。
「OK」(本当の送信アンテナはこんな形ではないらしいです)
別の時計は
「W」
これは、West=西の送信所=はがね山の電波を受信していますよということだ。(今までは「E」だったはずだが、意識してなかった)

置き場所や機種による差もあると思われるが、受信できる日は3台とも受信し、ダメな日は3台ともダメな傾向があるようだ。天候などの関係もありそう。

リズム時計工業のサイトによれば「窓の近くに置く(特に鉄筋の建物)」「金属の家具などから離れた場所に置く」「昼より夜間の方が受信しやすい」といったことに注意すれば、受信しやすいとのこと。
我が家でも、西側の窓際に置くと受信しやすい気がする。
【4月23日追記】その後、遠隔監視などにより無人で電波を送信できるようにして、4月21日13時54分に送信を再開した。(結局は防護服を来た人が出向いて再開させたらしい)
落雷や停電には対処できないため停波する場合もあり、暫定的な送信としている。送信所は原発から約17キロ離れているとのこと。
上の写真に出ている、どちらの電波を受けているか分かる時計は、23日朝から「E」表示に変わった。
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地震後・22日

2011-03-22 23:30:22 | 地震
●JR
・秋田県内の各路線は変化なし。
 ディーゼルカーが走る路線の燃料不足による減便も大きな変化はなさそう。

・奥羽本線
 新庄(山形県)-院内(湯沢市):3月中運転再開見込み
 新庄-山形(通称山形線):3月23日運転再開予定
 これにより奥羽本線の不通区間は福島-米沢だけとなる。

・東北新幹線が予定より1日早く、今日から盛岡-新青森間で運転を再開
 明日からは10往復運行(すべて各駅停車。普通車は全車自由席)

 先日、東北新幹線の被害箇所が1100箇所あるとのことだったが、JR東日本からリリースがあった。http://www.jreast.co.jp/pdf/restore.pdf
 それによれば、約1100箇所のうち、約940箇所が那須塩原~盛岡間に集中しており、復旧作業の進捗率も低い。(開業したばかりの八戸以北は震源から遠いこともあるだろうが、被害ゼロ)
 高架の落下などはなく、ずれたり傾いたりした程度のものばかりだが、この数の多さでは、運転再開には相当かかるだろう。

・仙台地区でも運転再開のめど
 仙石線 あおば通-仙台-小鶴新田:3月中運転再開見込み
JR仙石線は、東北地方のJRの路線の中では、特異な存在。
仙台駅では他の路線と離れた地下ホーム(かつては地上にあった)を発着し、松島の辺りでは、東北本線と絡みあうように接近した位置関係になっている。
電源(電化方式)は、交流2万ボルトが基本の東北地方のJR線の中では唯一の直流1500ボルト。そのため、走行する車両も特殊で、現在は山手線などを走っていた電車を短縮して改造した(秋田の土崎工場が施工)ものが走っている。
仙石線のこうした特徴は、かつて私鉄だったたものを国有化(1944年に)した路線であるため、私鉄時代の名残によるもの。
仙台周辺の都会的な雰囲気と松島方面の観光輸送という、2つの性格・目的を持つのも特徴的。車窓から見える海が美しい。

今回の地震・津波では、仙石線も大きな被害を受けた。
地震発生の翌日あたりまで、仙石線を走行中だった2本の列車と連絡が取れず、電車が脱線してくの字になっているのが発見されたなどと報道され、最悪の事態も考えられたが、どちらも乗客・乗務員は避難して無事。空の電車が津波の被害を受けたことが後に分かった。

その現場を見ると、仙石線の被害は壊滅的にも見えた。
しかも上記の通り、特殊な性格の路線。変電施設や車両(他路線の電車を転用できない)の関係から、運転再開はずっと先になるかなと思っていた。

しかし、仙台駅のトップを切って仙石線が運行を再開することになった。
2000年にできた地下区間とその先の地上区間に出て2駅、車両基地(仙台車両センター宮城野派出所)の最寄り駅まで5.6キロの区間。
新しい地下区間なので、線路や施設の被害が軽微で済んだのかもしれない。車両については基地とあおば通駅の間で“取り残された”車両でのやり繰りが可能なのだろう。


●駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)
秋田駅待合室内にあるJR東日本のATM「VIEW ALTTE」は、地震後長らく休止していた。(少なくとも先週末)
今日、行ってみると、復旧していた。(ただし、待合室内の照明の多くやATMの装飾は節電のため消灯中)
あまり必要とする人はいないでしょうけど、個人的にはビューカードからSuicaへチャージできる秋田県内唯一の場所なので、ありがたい。(他にも使っている人はたまにみかける。提携先のカードでも使ってるんだろうか)

公式サイトによれば、青森駅のものも復旧し、まだ復旧していないのは、太平洋側の不通区間や岩手県内の駅。


●秋田中央交通の路線バス
明日23日(水)も土日祝日ダイヤで運行。
24日以降は未定。
【23日追記】23日の発表によれば、土日祝日ダイヤでの運行は25日(金)まで、26日(土)からは通常運行とのこと。したがって平日は来週の月曜から平常通りの運行となる。


●お店
相変わらずパンや乳製品が品薄というか、ほとんどない。まったくないのではなく、少し入荷してすぐ売り切れるようだ。
ヤクルトは全然なく、体調維持に常用する人にはつらいことでしょう。

フォンテAKITA地階の「ザ・ガーデン自由が丘・西武」は19時で閉店しているが、公式サイトによれば、28日(月)から通常通り20時まで営業する予定とのこと。

「イオン秋田中央店(旧秋田サティ)」は、20時で閉店。
乳製品は「ダノンビオ」だけが大量に陳列(通常の5倍くらい!)されており、ヨーグルトコーナーを独占していた。入荷状況に偏りがあるようだ。
アイスクリームや清涼飲料はほぼ平常並み。冷凍食品は一部あった。カップ麺はゼロ。お菓子類も少なめ。
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地震の影響

2011-03-20 19:02:45 | 地震
●地盤沈下
今回の地震で、秋田市ではほとんど被害がなかったが、皆無だったわけではない。
秋田市のまとめによれば(ケーブルテレビのコミュニティチャンネルで流れている)、市立学校などいくつかの公共施設において、壁のひび割れや液状化などの被害があったとしている。

千秋公園のふもとにある、
秋田市立中央図書館「明徳館」
※「明徳館」は旧秋田藩の藩校の名前にちなむもの。近くの「県立秋田明徳館高等学校」やそれが入る「明徳館ビル」も由来は同じで紛らわしいが、命名は市立図書館の方が20年も先。

現在は節電のため午後からの開館。この時は午前中だったが、そのことを知らずに、車や徒歩で数組が来てしまっていた。
上の写真のとおり、道路から図書館正面玄関までの間は、正方形の石畳(?)が敷き詰められた空間になっている。
正面玄関

「危険 地面が陥没しています」
市のまとめによれば、明徳館で「地盤沈下」が発生していたことになっていたが、ここのことのようだ。

杭打ちをした建物部分はそのままで、そうでない石畳の部分が沈下したのだろう。
境目の部分が波打って、段差ができていた。


側面から
ここは以前から少し傾斜があったような気もするし、弱い地盤の上に作った他の建物でもこのような現象を見ることがある。
この近くで、秋田中央道路建設に伴う地盤沈下も発生しているので、この辺も地盤は強くないのだろう。

翌日21日の記事でも、地震の被害を取り上げています。

●再開発工事お休み
以前お伝えしたように、中通一丁目の日赤病院・婦人会館跡地の再開発工事(前回の記事)は、地震に伴い杭が届かなくなったことや重機の燃料が確保できないことから、15日から工事を中断している。
予定なし

お休み中
今後どうなるのか?
【31日追記】AABの報道によれば、23日(水)から工事を一部で再開したとのこと。今後の工事に遅れが生じないか、検討・調整していくようだ。

●キャッスルホテルは今日から
その向かい、秋田キャッスルホテルは、1月17日からほぼ全館を休業して、耐震補強工事を行っていた。
今日、3月20日から営業を再開したようで、車寄せにタクシーが並ぶいつもの光景に戻っていた。
外から見た限りでは以前と変りない
壁面のロゴマークが新しくなった以外は、デザインは以前と同じように見える。

●木内は…
キャッスルの隣が「木内(きのうち。“木ノ内”ではありません)」。
かつては屋上遊園地や食堂もある秋田市随一の百貨店だったが、平成に入ってから規模を縮小し上のフロアを閉鎖、1階だけで衣料品を中心に販売する状態が長らく続いている。
木内は「設備補修のため」として、今年1月と2月の2か月間休業して工事を行っており、今月から営業を再開していた。(実際に休業中は何らかの工事をしていた)
しかし、シャッターが降りていて、
「地震の為3月31日まで休業させていただきます」
昨日19日の段階で、既にこのようになっていたという。

地震で建物が損傷を受けたのではなく、節電や消費低迷に対応するための休業かもしれない(憶測です)。
生活必需品を売っているわけでもなく、若干過剰な照明があったような気もするから、休んでしまおうとの判断なのだろうか。
2か月間休んだ直後に、また10日以上お休みとはずいぶん潔いというか…

今日の広小路は、いつもの日曜より車は少し少ないが、歩いている人は若干多い印象(普段があまりに少ないのだけど)。若い家族連れとか高齢者とその子どもみたいな人たちが多かった。
車で出掛けるのをやめて、秋田駅前に行ったのだろう。

●交通情報
・JR
奥羽本線は、明日21日から横堀-院内間(1駅4キロ)も運転を再開する。これで、秋田県内の本線系統はすべて再開。
また、今日から、奥羽本線 米沢-山形間(通称山形線)と米坂線(米沢と羽越本線の坂町間)が開通し、山形市への鉄道もいちおうはつながったようだ。
奥羽本線の福島-米沢、山形-新庄-院内は運転再開未定。

北上線は、今日から全線(北上-横手)で運転を再開したが、燃料の問題から朝夕の一部のみ運転。
東北本線は盛岡-北上-一ノ関が再開している。

ディーゼルカーが走る路線では、引き続き大幅な減便が行われているという。秋田支社管内ではほぼ半減、盛岡支社管内では朝夕のみ運行としているようだが、ご利用の際は確認を。

・秋田中央交通のバス
秋田中央交通の仙台行き高速バスは今日から運転を再開(21日までは減便)。
高速・一般路線バスとも、連休明け22日以降の運転状況は未定だが、直前まで状況が分からず、バス停の掲示もできないとのこと。報道や公式サイトで確認してほしいそうなので、ご利用の際はご注意を。

※翌日21日の地震関係の情報はこちら
コメント (6)
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地震の記録

2011-03-19 19:42:09 | 地震
マグニチュード9.0の大規模地震から1週間。
秋田市では、燃料と一部の食料、公共交通機関以外、ほぼ平常の生活に戻ったと言ってよい。
今なお満足な環境が整わない被災地や原発事故の推移は気がかりだが、いちおう一区切りとして、地震当日の記録を中心にこの記事をアップします。

さて、今まで、当ブログでは漠然と「地震」と表記してきた。
地震自体は、気象庁が「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名したが、地震に伴う災害(震災)については、「東北関東大震災」「東日本大震災」など各マスコミがさまざまな呼び方をしている。いずれ国が統一した名称を決めるだろう。

地震が発生した3月11日14時46分頃、僕は外出中で秋田駅近くを歩いていた。
揺れを感じたので、周りの建物や電柱・電線が落ちてこないか確認すると、電線が大きく揺れているのが分かった。3月9日の昼前に、三陸沖を震源とする地震があった(秋田市で震度4)のでその余震(実際には9日のが“前震”で、これが“本震”だったのだが)かと思い、大したことないだろうと思っていた。
だが、それにしては強い揺れなので、もっと近くが震源かもしれないとも思った。
駐車場に停まっている車は、誰かが車体を押したり揺らしたりしているかのように左右に大きく揺れた。前後方向にも揺れ、エンジンがかかっていないのに動き出すのではないかと思うほど。


僕は小学生の時、1983年5月26日の秋田県沖を震源とする「日本海中部地震」を経験している。マグニチュード7.7、秋田市では旧震度階級(1996年まで)で震度5(当時は体感による観測、秋田地方気象台の位置・建物も異なるので一概には比較はできない)だった。
その時は、まるでシェイカーに入れられて振られているようなものすごい縦方向の揺れだった記憶がある。

今回の地震は10段階の上から4番目の震度5強と観測された。※今回の震度についてはこちら。秋田市中心部では震度5強よりはやや弱かったようだ。
僕が今まで経験した揺れの中では、日本海中部地震に次いで強い揺れだと思うが、日本海中部地震の時ほどの恐怖は感じなかった(子どもと大人の違いもあるだろうけど)。
日本海中部地震の時と比べると、ゆっくりとした横揺れで、とても長く続いた気がした。「船に乗っているような」と表現した人もいるが、まさにそんな感じ。


周辺の建物から次々に人が道路に出てきた。走行中の車は止まったものが多い。
まだ揺れが続く中、ふと、近くの信号機を見ると、消灯していた。しかし、その先方の信号機は点灯している。
この段階で既に東北電力エリアの大部分で停電が発生しており、点灯していた一部の信号機は非常用自家発電機で稼動していたわけだが、その時の僕は「地震で広域に停電する」ということは頭になく、一部の範囲だけが何らかの事情で停電してしまったのだと思い込んでいた。建物から外に出てきた人は、揺れの強さに加えて停電したから出てきた人も多かったのだろう。

大きな揺れだったので、秋田駅を通ってとにかく帰ることに。
JR東日本秋田支社前 屋内は停電し、2階の窓が開いている
秋田駅ビルの店舗はまっ暗。ここまで来て、僕はやっと広範囲で停電していることを知った。
駅周辺やぽぽろーどは、周りの施設から出てきた人がたたずんでいた。
「大津波警報が出た」「震源は三陸」「秋田は震度5強」だったといった話が聞こえてきた。
「アルス」前
アルスと同じ建物のホテルメトロポリタン秋田には、専門学校の卒業式の看板が立っていたがこの時点で式は終わっていたのだろうか。
18日付秋田魁新報社会面によれば、この左隣の「秋田フォーラス」6階(と7階の一部)の「ジュンク堂書店秋田店」では、在庫50万冊の約半分が落ちて散乱、本棚もゆがむなど破損があったという。本に傷みがないか確認しながら、現在約4割を復元して営業。通常営業になるのは来週半ばとのこと。
秋田市内の一般家庭では、震度5強という強さのわりには物が倒れたという話はほとんど聞かなかったが、高層階だから被害が発生したのだろうか。

14日に復旧作業の様子を先にアップしたが、
「トピコ」2階のぽぽろーど側入口
ぽぽろーどとトピコの天井の“つなぎ目”の細長い化粧板みたいなのが垂れ下がっていた。
復旧作業中の様子(14日の記事の再掲)

同様に、
ぽぽろーどのつなぎ目も
1997年にできた秋田駅側から2000年に西側へ延長された部分のつなぎ目の天井も落ちていた。中には完全に落下したものもあったし、垂れ下がっていない板も浮き上がって変形していた。
14日の時点では、すべての板が撤去されていたが、復旧はされず穴が開いたままだった。
大屋根下。左がフォンテ、右奥が西武
ぽぽろーど西端の大屋根下も、フォンテAKITAや西武秋田店から出てきた人でごった返していた。
西武の前だけ、人の密度が高いながらも整然として見えたが…
整列
西武の青い旗(上の写真右側)を先頭に、各売り場の従業員が並んでいた。
客の避難誘導を行った後、このように集結する決まりになっているのだろう。
若干通行の妨げの気もしなくもなかったが、ほかの店ではこのような対応は見かけず、さすが百貨店だと思った。

交通整理にでも向かうのか、パトカーがサイレンを鳴らして走っていた。
ゆうちょ銀行秋田支店前
ゆうちょ銀行秋田支店の店舗内の一部も電気が点いていた。昔は「貯金事務センター」だったので非常電源が必要だったのだろうが、事務センター機能がなくなった今、こんなに電気を点けておく必要があるのかなと思った。
前の交差点の信号機は消灯。車の合間をぬって歩行者が渡っていた。

信号機が作動している交差点では、道端の箱の1つがうなりをあげていた。
融雪装置操作盤などと同色で、切妻屋根でやや背が高い、今まで何の目的なのかよく分からない箱が発電機が入った箱だったんだ。
この箱の中に発電機
なお、発電機が設置されていない一部交差点では、民生用のディーゼル発電機を仮設(路上に置いて)し、そのケーブルを電柱にある制御箱に接続して信号機を稼働させていた箇所もあった。

この日の秋田市は15時の気温は0.4度。積雪は2センチだったが、1時間後には5センチと急速に雪が降り積もった。雷も鳴って荒れて寒い中での停電となった。

その後、丸1日強、停電。
秋田市のほとんどの地域では、水道やガスは正常だったが、いかに電気に頼って暮らしているのかよく分かった。
頭では分かっていたつもりだが、「食料、電池で動く照明・ラジオとその電池、電気なしで使える暖房の備え」を痛感した。鍋で炊飯する方法も覚えておくといいと思った。
我が家は幸いどれもあった(意識して備えていたというより、たまたまあったというべき状態)が、風呂は沸かせないし、いつ停電が復旧するか分からないし寒く、時折余震が来る中、早々に布団に入るしかなかった。
消防団が火の扱いに注意するよう呼びかけながら巡回していた。

停電中はラジオが情報源として役に立った。
僕は普段ラジオを聴かないので詳しくないが、コミュニティFMがあったはずだとチューニングしたが、見つからない。コミュニティ局も停電で停波していたようだ。
結局、NHKとABS秋田放送を聴いた。秋田に関しては「停電の復旧のめどなし」程度の情報しかなく、あとは太平洋側で大きな被害があることを繰り返していた。
意外な意味で役に立ったのが、NHK仙台放送局からの放送。「今、仙台のスタジオで揺れを感じています」と話があってから、1分近くしてから秋田市が揺れたので、簡易的地震速報となった。

翌日、秋田魁新報は紙面数は少ないながらも届き、全国紙も10時近くになったが配達された。
翌夕、電気が復旧してうれしかったが、テレビを点けるとすさまじい被害を目の当たりにした。

大災害だからそちらをメインに報道するのは当然だが、停電復旧後も含めて、もっと秋田の情報を知りたかった。
地元ケーブルテレビの独自チャンネルは通常の番組を流し続け、データ放送の「緊急」の項を見ても「災害への備えをしましょう」なんてのん気な情報が掲載されているだけでまったく役に立たなかった。今週に入ってから、通常番組を中止して秋田市がまとめた被害情報や文字ニュースを流しているが…
なお、秋田ケーブルテレビで見られるIBC岩手放送では、ラジオ・テレビ同時放送で、安否情報・避難情報などを流している。

今回の一晩の生活を忘れず、日頃から備えをしておきたい。
地震後、節電・燃料の節約を心がけるようになり、今までより早く寝るようになった。慣れてしまえばどうってことないし、健康的だ。今までの暮らしを見直す機会になった。
あとは、毎日たくさん来ていた、各種企業からの広告メール(スパムではなく登録した企業から)がぱたりと来なくなった。不急のメールで回線を使わないようにという配慮だろう。自粛の意味もあるだろうけど。


被災地はまだ復旧すらされていないが、やがて復旧から復興へと移るだろう。
今は全国的に被災地支援の動きがとても高まっているが、時が経てば薄れてしまうかもしれない。長期的・継続的に被災地を支援することが復興には必要だと思う。
被災地に近い我々こそ、それができるはずだから、意識し続けたい。

だけど、被害のなかった我々は、被災地のことを心に留めながらも、ある程度普通の生活をしていかなければいけないと思う。そうでなければ国全体が衰退してしまうし、気持ちも暗くなってしまうから。
東北地方の被害を受けなかった観光地などでは、予約キャンセルが相次いでおり(現段階では当然だが)、春の観光シーズンが懸念されている。開業したばかりの東北新幹線新青森や関連キャンペーンも大きな打撃を受けるだろう。そういった方面を支えていく(利用する)ことも、間接的には復興支援と言えるかもしれない。
そういえば地震の翌日に、九州新幹線博多-新八代間が開業していたが、そのことはすっかり忘れてしまっていた。
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地震・18日の秋田市

2011-03-18 20:41:46 | 地震
秋田市では、今回の地震による大きな被害はありません。
以下の内容は個人で収集したものです。最新の正確な情報は各機関の公式発表や報道で確認願います。


彼岸の入りの今日も、雪で寒かった。しばらくはこんな天気が続きそう。
地震から1週間経った。今回は秋田市より広範囲の情報が多くなります。

●東北電力は当分、計画停電を実施せず[公式発表]
東北電力では、現時点での電力需給見通しから3月27日までは計画停電を実施しない予定であることを明らかにした。
正確には、27日までの土日祝日は「実施いたしません」、それ以外の平日は「実施しない予定です」となっている。


●JR運行状況
今日から秋田-盛岡間で「こまち」が運転を再開した。同時に盛岡-八戸-青森のいわて銀河鉄道・青い森鉄道(新幹線開通で第3セクター鉄道化された並行在来線)も開通し日本海側経由の貨物列車のルートもできた。弘前などとの高速バスも運行されており、盛岡市と隣県との足が確保されつつある。

夕方にはJR東日本から発表があり、東北新幹線の盛岡以北の運転再開の見通しが立ったようだ。
今後、大きな余震がなければ盛岡-新青森間で23日(水)から運転を再開する見通し。

しかし、TBSの報道によれば、東北新幹線の地震による被害箇所は、「大宮~いわて沼宮内間で1100か所以上」とのこと(運転再開している那須塩原以南も含まれるので、復旧済箇所もあると思われる)。
中には、架線柱や高架の橋脚、仙台駅構内など、岩手・宮城県内などで大きなダメージを受けた箇所も少なくない。仙台周辺の運転再開は、相当先になるかもしれない。
ちなみに、1995年の阪神・淡路大震災において、山陽新幹線も新大阪-姫路間で大きなダメージを受けたが、運転再開までに約90日を要した。


JR東日本のサイトには、運転再開状況をまとめた路線図や、東北新幹線の迂回ルート(新潟・秋田回り)の案内が新たにアップされた。

秋田市役所交通政策室17時30分のまとめによれば、秋田県周辺のJRの運転状況は、ほぼ昨日と同じ。
明日19日から五能線と花輪線が全線で運転再開。
ディーゼルカーを使う路線(男鹿線、五能線、花輪線)では、燃料供給状況に伴い、運休の可能性も。花輪線は「朝夕の一部のみ限定運転」。


JR東日本秋田支社の発表によれば、今日から再開された秋田-盛岡間の「こまち」は、引き続き1日4往復運転。
秋田駅で新潟・東京方面「いなほ」、青森方面「つがる」と接続する便も多い。
全車自由席でグリーン車は利用できない。(実際には、券売機でも購入できる「特定特急券」で乗車)


上野方面の寝台特急「日本海」は18日から運転再開。
大阪方面の寝台特急「あけぼの」は24日までは運休[東奥日報より]。

●秋田内陸線縦貫鉄道
燃料不足のため、19日から21日の連休中は、運休。
22日以降は減便の予定。

●路線バス
昨日と同じ。(といっても、明日から連休で元々土日ダイヤなので、秋田中央交通に関しては「通常通り」ととらえて差し支え無いだろう)

ところで、青森県弘前市の弘南バスの一般路線バスは、「3月23日まで通常運行いたします。」※平日は平日ダイヤで運行
大館市の秋北バスも「3月19日以降は平常どおりの運行(3月19日~21日・26日・27日は日祝日ダイヤ、3月22~25日は平日ダイヤ)を再開いたします。
といずれも燃料の状況が好転したようにも受け取れる。
(青森市や八戸市など引き続き縮小ダイヤの事業者もあるし、軽油のバスとガソリンの自家用車とでは違うけれど)
【19日追記】19日付朝日新聞秋田版によれば、秋北バスは「親会社からの燃料供給や、市内の企業からの燃料提供で」通常ダイヤに戻せたと話している。
地元の協力もあったようだが、親会社=国際興業の力添えもあったのか! 「寄らば大樹の陰」だ。


秋北バスのホームページには、
依然としてガソリン等の供給が不安定なことから、ガソリンスタンド周辺の渋滞解消も含めて、地域全体での燃料消費を抑制することにより一刻も早い平常化を目指すという観点から、ぜひマイカーご利用の方々にもバスご利用への切り替えをお願い申し上げます。
とある通り、同社運行エリア外の我々も同じように心がけたい。(秋田市のバスは、最近乗客が多い印象)

●宅配再開
秋田市でも宅配便の受付・配達を中止していたが、一部宅配業者は、営業所持ち込み・営業所止めに限り再開。


●災害対策本部改め
秋田県は「災害対策本部」を「県民生活・被災地支援本部」とした。
被災地への支援、生活に必要な物資・エネルギーの確保などの対応が必要なことから、全庁一体となった総合的な政策を推進するため」だそう。

●受け入れ態勢
秋田県では他県からの被災者の受け入れを本格化する。
当面は食事提供が可能な県の24施設で1900人を受け入れ、今後は公営住宅や廃校など県・市町村・民間の約570施設で約2万4千人を受け入れるという。
受け入れた民間施設には助成をする。

ほかにも、秋田市では、福島第一原子力発電所事故に伴う避難者を「大森山老人と子どもの家」(我々世代には懐かしい「大森山少年の家」の場所【19日訂正】近く)を避難所として受け入れるなどしている。



●修了式
秋田県内の小中学校の多くで、今日、修了式が行われ、明日から春休みに入る。

●引越しが
異動・卒業に伴う引越しシーズンだが、青森県の東奥日報によれば、青森では燃料不足により引越し業者から延期やキャンセルされる人が出ているという。
弘前大学生協で引越しを申し込んだ学生約50人がキャンセルされ、生協としても動向が分からず対策できないとのこと。
今が書き入れ時なので業者にとっても痛手だが、燃料がないのでいかんともしがたいようだ。秋田ではどうなのだろう。
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地震・17日の秋田市

2011-03-17 20:02:41 | 地震
秋田市では、今回の地震による大きな被害はありません。
以下の内容は個人で収集したものです。最新の正確な情報は各機関の公式発表や報道で確認願います。


今日も秋田市は雪。朝に4センチ積もった雪は融けたが、夕方近くにまた5センチほど積もった。気温はマイナス3度~プラス2度台で推移。

●計画停電は中止
秋田市内が今日の対象となっていた、東北電力の計画停電は、午前も午後も実施されなかった。
JRのダイヤも減便等はなかった模様(踏切事故に伴う遅延等は発生)。
秋田市以外が対象の明日も実施されない見込み。

一方、東京電力では、大規模に計画停電が行われたそうだ。寒さのため暖房需要が増えたためだという。
東北地方でも冷え込んだが、もともと寒い東北では灯油メインの暖房機器(電気は点火や送風・吸排気にしか使わないので消費電力はそれほど多くない)が主流なので、それほど電力に影響がないのだろう。

秋田はほんとうに幸運だ。引き続き節電・各種節約を心がけましょう。


●秋田市でもごみ収集縮小
収集車の燃料確保が難しいため、秋田市もごみ収集を縮小することになった。
 http://www.city.akita.akita.jp/city/ev/cp/gomisyuusyuuhennkou/syuusyuuhennkou.htm
3月21日(月)から4月1日(金)まで ※21日は祝日だが、秋田市では祝日も収集を行っている
家庭ごみ:週2回→週1回収集に変更、2袋までに制限
  月・木曜収集地区は月曜のみ、火・金曜収集地区は火曜のみ収集
資源化物・粗大ごみは収集/回収依頼受付しない

●JR運行状況[秋田市18時30分まとめより]
秋田市交通政策室の資料はきめ細かく、秋田市外のものも扱ってくれていて、とても参考になる。

・秋田周辺の奥羽本線・羽越本線は、平常運転(停電時を除く)。
・男鹿線は平常運転ながら、(ディーゼル車のため)燃料供給状況により大幅運休あり

明日は田沢湖線が盛岡まで全通し、五能線や花輪線もあさって頃には全線で運転再開される見通し。「こまち」も盛岡止まりで一部運転される。
・運転再開予定
 田沢湖線 赤渕-大曲間 明日18日再開の見通し(盛岡-赤渕は再開済)
  これに伴い秋田-盛岡 間で「こまち」4往復運転
 五能線 東能代-岩館(秋田県八峰町)、鰺ヶ沢(青森県)-川部(青森県田舎館村) 明日18日再開の見通し(川部で接続する奥羽本線青森方面と弘前方面は開通済)
 五能線 岩館-鰺ヶ沢 19日再開見込み
  ※五能線は男鹿線同様、燃料状況により運休あり
 花輪線 好摩(盛岡市)-松尾八幡平(岩手県八幡平市) 18日再開見込み
 花輪線 松尾八幡平-大館 19日運転再開見込み
  ※花輪線も同様に燃料の懸念があると思われる

・運転再開時期未定区間
 奥羽本線 横堀(湯沢市)以南、北上線、東北新幹線 那須塩原-盛岡、山形新幹線
 ※快速「リゾートしらかみ」は運休中

●バス運行状況[秋田市18時30分まとめより]
・路線バスは昨日と変更なし

県内の高速バスは、毎日のように運行状況が変わるので要注意。(ご利用の際は最新の情報を!)
・高速湯沢線(横手経由) 羽後交通担当便、秋田中央交通担当便とも平常運行に
・高速能代線 秋北バス担当の4往復はすべて運休。秋田中央交通担当の2往復は運転。したがって6往復のうち、4往復運休・2往復のみ運行

●電波時計が…
電波を受信して正確な時刻を表示できる「電波時計」が増えている。
これは、福島県「おおたかどや山」と福岡県「はがね山」から時刻の電波が発信されているため。

しかし、地震による福島第一原子力発電所の事故の避難指示に伴い、おおたかどや山からの電波送信が停止しているという。
「家電Watch」サイトによれば、「3月12日19時46分」に停波措置を取り、復旧の見込みは未定。

多くの電波時計は両方の電波に対応しており、どちらか片方を受信できれば正確な時刻を表示できる。福島の電波が止まっても、福岡の電波を受信できれば問題はない。
しかし、電波を受信できるのは、両送信所からおおむね1000キロの範囲だという。
福岡のはがね山からだと、新潟や房総半島辺りが1000キロなので、福島の停波中は秋田などそれ以北では時刻の電波が届かないことになる。

電波を受信できなくても、(電波時計でない)普通のクオーツ時計の精度(1か月にプラスマイナス15秒程度の誤差か)で動くので、日常の使用にはまず問題はない。
電池交換時や(電気式では)停電後などは、手動で時刻を合わせる必要はある(電波時計では手動調整が面倒なことが多い)。
詳しくは各時計の取扱説明書で確認を。

とはいえ、我が家の電波時計は、電波を受信しているような気がする(エラー表示が出ていない)。
特に受信感度がいい機種などではないが、秋田まで福岡の電波が届いてるのかな?
※続きはこちら
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地震・16日の秋田市

2011-03-16 20:43:00 | 地震
秋田市では、今回の地震による大きな被害はありません。
以下の内容は個人で収集したものです。最新の正確な情報は各機関の公式発表や報道で確認願います。


16日の秋田市内は雪。時折吹雪く真冬の天気。3月中旬にしては珍しい。
真冬のような吹雪
午後から暴風雪警報、大雪注意報などが出ている。
積雪量としてはゼロだが、うっすらと白くなった

地震後の状況には目立った変化なし。
道路の交通量は、いつもの平日よりほんの少ない印象(特に市街地の出退勤時間帯)か?

●今日の計画停電は実施せず。秋田市が対象となる明日17日も?
皆さんが節電に協力したこと、雨が降ったため水力発電所ががんばって発電量が増えたことが理由らしい。
じゃあ風が吹けば秋田県沿岸などの風力発電風車ががんばって、いくらかは貢献できるのかしら。

17日分も実施しない見通しだとのことだが、最終判断は停電開始予定時刻の2時間前にするとのこと。

●JR[秋田市16時30分まとめより]
・JRでまだ運転が再開されていない区間と再開予定
  奥羽本線 新庄-横堀:再開時期未定
   ※補足・新庄以南山形方面(通称山形線)も運休中
  田沢湖線 大曲-赤渕?:18日再開予定
  五能線、北上線、花輪線、各新幹線:再開時期未定
 ※昨日までは再開のめどがあった五能線が未定に変わった

・計画停電実施に伴うJRの運休
  JR東日本のサイトは、情報が具体的でない。
  秋田市交通政策室の資料(秋田市トップページにリンクあり)の方が役に立つが、逐一更新されるわけではない。
  利用の際は、電話または直接、駅へ問い合わせた方がよさそう。

  今日の報道を見ると、計画停電が実施されなくても、停電を想定したダイヤで運行されたらしい。安全面や車両・乗務員のやり繰り上、やむを得ない。

●路線バス(おおむね昨日と変化なし)[秋田市16時30分まとめより]
高速バス湯沢(横手)線は、中央交通担当便を通常2往復→1往復に減便しているが、羽後交通担当便4往復は通常通り
 したがって、通常6往復のうち、1往復だけが減便され、5往復が運行されていることになる。

  中央交通のサイトでの言い回しが、まるで1往復しか運行してないようにも受け取れる。(羽後交通分は羽後交通に聞けと書いてある)
  一方、羽後交通のサイトでは、ちゃんと中央交通の1往復が運休することも書いてくれている。
  “共同”運行という割には、連携が取れてないというか商売っ気がないというか…

羽後交通一般路線バスは原則、日曜・祝日ダイヤで運行中
 急行本荘線が該当(県立体育館-秋田駅-新屋-下浜-本荘方面)

・秋田市郊外「マイタウン・バス」の減便運行は17日から「当面の間」に
 減便ダイヤは秋田市トップページにリンクあり

●節電
秋田市内でもあちこちで節電が行われていた。
秋田駅ぽぽろーど
ぽぽろーどでは、照明や電照式広告がほぼすべて消され(昼間の場合)、動く歩道とエスカレーターは停止。
市内の各種店舗でも、必要最小限の照明にしているところが多い。

一部には、ここの照明も消してもいいんじゃない? と思うような箇所もあったが、徐々に対応されていくかな。

●商業施設の営業短縮
・秋田駅ビルトピコ、フォンテAKITA、西武秋田店等は営業時間短縮(18時閉店が多いようだ)
・マックスバリュ東北各店も短縮。24時間営業の広面店や茨島店は9時~21時に変更。計画停電実施時はさらに短縮(サイトに告知あり)

●公共施設の休館・時間短縮
秋田市の施設の多くが、休止または開館時間を短縮する。「31日(木)」までとしている。
 http://www.city.akita.akita.jp/web/cityinfo/2845_list_msg.htm
例えば、赤れんが郷土館や市立各体育館などは休館。
市立各図書館は13時から17時まで開館(「図書の返却・貸出のみ実施」とあるので、学習室などは使えないかも)

 http://www.city.akita.akita.jp/web/cityinfo/2843_list_msg.htm
ポートタワーセリオンは17時までに短縮。

民間や県の施設でも同様の措置が取られるかもしれないので、利用の際は確認を。

●ATM
・ゆうちょ銀行は節電のため、店舗外ATMの一部を停止中(リストは公式サイトにあり)
 フォンテAKITA地下、秋田駅ビルトピコ(アルス側2階)、ドン・キホーテ秋田店、秋田大学などが対象。
 秋田駅周辺では、仲小路の「ゆうちょ銀行秋田支店」や市民市場裏の「秋田駅前郵便局」が稼動していると思われる。

  一律に店舗外ATMを止めているように見え、秋田大学医学部のATMも対象。入院患者などでは不便な人もいるのではないだろうか。
  むしろ窓口で対応できる局内のATMを止めたほうがよさそうな気もする。

・西武秋田店地階のセブン銀行ATMは稼働している模様
 サイトや現地の告知なし。
 計画停電実施や西武の営業短縮により、使えない場合はあり得る。

・JR東日本の駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)
 秋田駅待合室内のものは停止中(現地で確認)。
 茨城・福島・山形各県以北に設置されているものはすべて営業停止になっている模様(公式サイトより)。
 

●大学の卒業式
秋田にあるほとんどの大学が卒業式の中止か延期・会場変更(公共のホール→学内の大講義室等)を決定している
規模が大きいため電力消費やイメージ的にふさわしくないとはいえ、卒業生には少し寂しい門出になりそうだ。

●その他
・県が県民から衣類やタオルなどの提供の受付を開始し、多数が寄せられている。岩手県へ提供予定
・昨日県が発表した、地震による秋田県人の死亡者について「家族の最終確認がされていない」として、県は情報を訂正(撤回ということか?)【17日追記】家族により死亡が確認、他にも2人の死亡が分かったとのこと。


被災地への物資輸送や緊急車両の燃料不足が深刻だが、被災地以外の東北各地でも、市民生活に影響が出始めている。
地震で止まっていた精油プラントの点検が終わって稼働を再開したり、輸送が始まったりしているらしいから、もう少しの辛抱だとは思われるが、青森県八戸市や三沢市では、燃料不足のため、家庭ごみの収集を中止・縮小したり、路線バス全面運休の危惧があるという。
秋田市はまだそこまでではないようだが、できるだけ節約に努めたい。
今日、秋田市内では、一部で自転車で郵便配達を行っていたし、長めの信号待ちでエンジンを止めていた車もいた。その一方、駐停車中にエンジンをかけっ放しの自家用車も数台見かけた。意識すれば節約はまだできるはず。
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地震・15日の秋田市

2011-03-15 19:25:31 | 地震
秋田市では、今回の地震による大きな被害はありません。
以下の内容は個人で収集したものです。最新の正確な情報は各機関の公式発表や報道で確認願います。


●秋田周辺のJRの状況[特記以外秋田県14:30まとめ]
※東北全域の交通機関の状況は、国土交通省東北運輸局のサイトに情報があります
・既に運行再開している区間(いずれも本数を減らして運行中=昨日は“20%減”となっていたが、今日は割合表示なし)
  羽越本線 酒田-秋田 ※酒田以南は通常運行中
  奥羽本線 大曲-秋田-青森
  男鹿線
・運行再開予定
  奥羽本線 横堀-大曲:3月16日予定
  田沢湖線、五能線:3月18日予定
  ※田沢湖線の盛岡-赤渕(岩手県雫石町)間は、今日夕方に運行を再開した模様[IBC岩手放送テレビ]

・運行再開未定
  花輪線、北上線
  奥羽本線 新庄-横堀、東北・秋田・山形各新幹線[秋田市交通政策室13時]
  ※ただし東北新幹線 東京-那須塩原 間は運転再開

●秋田中央交通は当面土日ダイヤで運行[公式サイト]
・一般路線バスは明日16日(水)から19日(土)は土日祝日ダイヤで運行(燃料確保が困難なため)
  ※秋田市の資料には「スクールバスは通常運行」とあるが、これは一部小学校の通学用(当該学校の児童しか乗れない)バスのこと。各高校などへ行く路線バスのことではない。
→高校生の通学や郊外の総合病院への通院など土日ダイヤでは対応しきれない場合もありそうだが、その点はどうなっているんだろう?
・一般路線バスは20日(日)以降は、燃料供給および乗務員確保の状況により、一部路線で減便・運休の可能性あり

・空港リムジンバスは通常
・高速バス東京線は当面の間、迂回運行(1.5~2時間程度遅れるが、報道によれば利用者が多く増車して運行中)
・高速バス仙台線は19日(土)まで運休、以降未定
・県内の高速バス能代線と湯沢(横手)線は、明日16日以降減便
 能代線は1日2往復(共同運行の秋北バス担当分を含む)、湯沢線は1往復(中央交通担当の運行数。共同運行の羽後交通担当分は含まず→ご利用の際は羽後交通側のダイヤも確認を!)のみ運行

・いずれの場合もやむを得ず運休する場合あり

・メールによる問い合わせサービスを休止(って前から休止してるような状態だっだんだけどね…)

●秋田市郊外部「マイタウン・バス」[秋田市交通政策室]
東西南北各エリアとも、16日(水)は通常。17日(木)~19日(土)は減便


●東北電力も「計画停電」を実施[東北電力、秋田市]
・秋田市は17日(木)に2地域に分けて実施
※東北電力と秋田市のサイトに、対象となる町名が掲載されています(東北電力のサイトはアクセスが集中しているうえデザインが見にくいので、秋田市の方がおすすめ)

・9時~12時に停電する第6グループ:秋田市の南半分(山王・大町・保戸野・中通・東通・広面・千秋・手形・濁川などを含む)
・17時~20時に停電する第8グループ:秋田市の北半分
※泉、寺内、八橋などは、両グループにまたがっているので注意!
※同じ町内でも変電所の違いにより、実際には異なる場合も予想される。

・15日19時過ぎの秋田ケーブルテレビからのメールによれば、ケーブルテレビ施設の計画停電中に各サービス(テレビ、インターネット、IP電話)が使えなくなるかもしれないとのこと(当然だ)。つまり、ケーブルテレビ側と異なる停電グループの世帯では、停電してないけど使えない場合がある。

・計画停電によって、秋田市の水道の供給が止まることはないが、給水ポンプを使っているマンション等は水が出なくなる恐れあり
・水道水の供給・下水の処理にも電力を使うので、秋田市では節電のため節水を心がけるよう、呼びかけている

・東北電力の計画停電は「週末の3連休は行わない予定で、来週以降については改めて検討するとしていますが、東北電力では、今後1か月程度は続く見通しだとしています。」[NHK]


【21時50分追記】3月17日の計画停電実施に伴う、秋田市立小中学校の対応 小学校:休校、中学校:午後のみの授業

●その他
・秋田市から宮城県へ行っていた30代男性の死亡を秋田県が確認。初の秋田県関係の犠牲者[NHK秋田]

・イオンモール秋田やイオン大曲ショッピングセンターは、一部フロアのみで営業[魁]
・秋田のゆうパックやヤマト運輸は荷物受付を休止中[魁]
・秋田市のたけや製パンでは小麦粉や砂糖など原料が不足。通常は、24時間体制で400~500種類を製造するが、12日の再開後は深夜のみ稼働で17種類。生産量は通常の3割。[朝日新聞秋田]
・中通一丁目の日赤跡地の再開発工事(以前の記事)が15日から中断。杭の業者が宮城にあって津波の影響を受けたこと、重機の燃料の懸念のため。今後の予定は不明[朝日新聞秋田] ※続きはこちら


秋田県は今日から毎日1万6千個のおにぎりを岩手県に届けるなど、支援が本格化している。秋田空港・大館能代空港や秋田港が復旧の拠点として活用される話もあるようだ。

明日からあさってにかけ、東北全域で冷え込みと雪が予報されている。
被災地に比べれば大したことではないが、寒さ・雪・計画停電・バスのダイヤ変更・ガソリン給油待ちの渋滞が重なることが予想され、秋田市内も混乱するかもしれない。
事前に準備し、可能であれば行動の予定を変更するなどして備えたい。
【20時追記】我々ネットを使える者は、計画停電の詳細(自分がどの時間に停電するかとか)やバスダイヤの変更を早めに知ることができる。しかし、テレビではそれらを知ることが難しく、高齢者などは情報を得る術がない。身近にそうした環境の人がいたら、教えてあげるといいかもしれません。
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今朝の地震速報は誤報

2011-03-15 13:05:37 | 地震
今朝(3月15日)7時29分に「秋田県沿岸北部で震度5強~震度6強程度」などと、秋田沖を震源とし、秋田県内などで大きな揺れが発生するという緊急地震速報が発信され、放送や携帯電話のメールで流れた。
しかし、実際には、そのタイミングで福島県浜通りでマグニチュード4.3の地震が発生した(最大震度3=緊急地震速報の対象外。秋田では震度観測せず)。
つまり、緊急地震速報の誤検知・誤報だった


緊急地震速報は元々完璧なシステムではない(誤報が起こり得る)し、特に現在は気象庁のホームページ(http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/index.html)に「お知らせ ~ 的確な緊急地震速報(予報及び警報)の発表ができない状態が続いていることについて~」として掲載されているとおり、地震が多発していることによって「データを適切に分離して処理できず、的確な緊急地震速報(予報及び警報)の発表ができない事例が発生しています。」「改善方法については検討を進めていますが、直ちに対応することは困難な状況です。」とのこと。

それにしても、テレビやメールでは誤報だったことの告知がされなかった(されたけど他の情報に埋もれた?)ようだし、速報システムの精度低下など僕も知らなかった。
そのため、未だに「今朝の速報の地震がこれから起こるのでは?」と不安を抱いている人がいるようだ。


緊急地震速報は、「地震予知」装置ではなく、発生直後に地震の揺れが届くより前に情報を伝えるシステム。
だから速報が出てから何分たっても地震がなければ、その速報はなかったことと解釈していい。

緊急地震速報は、完璧でないとはいえ、被害軽減に非常に有効なシステムだと思う。
それに、今後、秋田で大きな揺れがないとは言えないし、用心するに越したことはない。
対象地域となる速報が出たら、直ちに身を守って火を消すことは続けたい。

なお、誤報を含む過去の緊急地震速報については、気象庁のサイト内「緊急地震速報の発信状況」(http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/joho/joho.html)で分かります。
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地震・14日の秋田市

2011-03-14 19:49:44 | 地震
秋田市では、今回の地震による大きな被害はありません。
以下の内容は個人で収集したものです。最新の正確な情報は各機関の公式発表や報道で確認願います。
昨日の記事

昨日から今日までの情報。[ ]内は出典。
●秋田県周辺の鉄道
・JR東日本は14日始発から、羽越本線・酒田-秋田 間、奥羽本線・秋田-弘前間で運転を再開(一部運休列車あり。最大で通常の2割減)[JR東日本公式サイト、秋田県]
→既に羽越本線方面・酒田-新潟、上越新幹線は運行中のため、秋田から新潟、東京までが鉄路でつながったことになる。
今日の秋田駅中央改札口。右の新幹線側は閉鎖。脇のNEWDAYSで駅弁を少し売っていた
・特急「つがる」や「いなほ」も一部では運行された?[JR東日本公式サイトに一部列車以外は運休情報がないため]

他の秋田県関係の在来線も運行再開のめどがたっている。
しかし、JR東日本の公式サイトや各マスコミのサイトやデータ放送には、情報がなかったり、古い場合がある。刻々と情報が変わるので、利用の際には、直接駅などに確認することをおすすめします。
現時点では、
 奥羽本線・弘前-青森は14日午後から再開している模様。
以下、複数の情報があり流動的だが、
 奥羽本線・秋田-大曲、男鹿線が15日
 奥羽本線・大曲-横堀が16日
 五能線、田沢湖線(「こまち」ではなく大曲-角館・田沢湖-盛岡の普通列車のこと?)は18日以降
 北上線、花輪線は20日以降の見通し。
が運転再開の予定・見込み。
 奥羽本線・横堀-新庄、東北・秋田・山形の各新幹線は運転再開時期未定。

 秋田県内の第3セクター鉄道2線は既に運転再開。
[以上、鉄道の状況は秋田市・秋田県]


●秋田県内
・県内の小中学校は、15日からすべての学校で再開。卒業式を行う学校も(秋田市では給食なし・午前授業だが、市外では平常授業の学校も)[AAB]
・受験や部活動で被災地周辺へ行っていて、連絡がつかなくなっていた秋田県内の高校生約500人の全員の無事を確認[AAB]
・一方で、県のまとめによれば秋田県内から被災地へ行っていた278人と連絡とれず[AAB]

・秋田空港は平常通り。利用者が増えているため、一部の機材を大型化[NHK秋田]
・秋北バスは燃料の確保に不安があるため、明日以降、路線バス(鹿角・大館・能代・北秋田周辺)を半数程度に減便[NHK秋田]


●秋田市内
・(停電復旧後の)12日22時頃秋田市添川の秋田温泉さとみで、源泉をくみ上げる機械室に原油が溜まっているのが見つかる。一部が旭川に流出したため、回収など対処。
地震の影響で原油が源泉に混入したとみられる。原油は200~300リットル出たが、すぐに止まり、通常の源泉に戻った。[14日秋田魁新報]


以下は自分で見た情報。
・千秋公園の下を通る千秋トンネル内の照明は通常より暗い(一部を滅灯)。通行・歩行に支障なし。
・一部交差点に設置され停電時に活躍した非常用発電機への給油作業が行われていた。信号機業者? の2人が、ポリタンクから機械へ燃料を入れていた。

・今日14日の秋田市内は、月曜日にしては車の通行量がかなり少ない。秋田駅前の人出は、通常の平日並みか?
・秋田駅ビル「トピコ」は臨時休業。明日15日から1・2階で営業再開。3階の飲食フロアはまだ復旧作業中。
トピコの掲示
今日は地震で破損した箇所の補修を行っていた。
ぽぽろーど側入口の天井のつなぎ目を補修中

・「フォンテAKITA」は営業中。地下のザ・ガーデンは乳製品や冷凍食品、パンが未入荷だが、けっこう客はいた。
地震発生前から、工事が行われていたが、
真っ白だった屋上のサインが「Loft」に!


・市内各店舗の一部食品、ガソリン、灯油は品薄。パン屋さん(市中またはスーパー内の店舗で焼いて売る店)は、焼きあがって早々に売れていく模様。

燃料や工場製のパン(たけやとか)などの不足は、被災地向けが優先されているのと、市民による“過剰な”買いだめによるところが大きいと思われる。

青森県の陸奥新報(14日更新のサイト)によれば、同様に被害が少なかった弘前市でも秋田市と同じ状況の模様。
弘前市の隣町にあるイオン藤崎店(旧ジャスコ)について、経営する「イオンリテール東北カンパニーによると、日本海側ルートで入荷が可能なため、数日中には入荷が通常に戻るという。」とのこと。
とすれば、少なくとも弘前より南の秋田でも同様のはず。

それなりに不便はあったとしても、今後徐々に改善されるだろうから、落ち着いて待ちたい。


昨日も書いたけれど、正しい情報を見極めることが重要です。
不安なのは分かりますが、出所が不確かな情報(友達の友達が言っていたとか、転送されてきたメールなど)を鵜呑みにせず、冷静に判断をしましょう。
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