広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

黄金色の田んぼ

2011-09-28 22:29:02 | 秋田の季節・風景
今年は何度か大雨が降り、梅雨が早く明けて暑く、かと思えば気温が下がったり9月に入っての雨が多いなど、いろんな天候を経て実りの秋を迎えた。
秋田市周辺の田んぼの稲刈りは、先週末頃から本格化。今日あたりの段階では、刈り終わった田んぼの方が多くなったような印象。
最近の天候は連日の晴天で、作業がはかどっただろうし、我々も青空に黄金色が映える、美しい光景を見ることができた。米どころ秋田でも、この時期しか見られない光景をご紹介します。

秋田市南部・御所野の丘から見た、仁井田・上北手方面の田んぼ
上の写真奥の山は、左が金照寺山、右が一つ森公園。間に奥羽本線が通っていて、その先に秋田駅前のビルが見える。

秋田市北部・飯島地区
奥に見えるのが太平山。
秋田市中心部とは山並みの形が違う

秋田市南東部・楢山、仁井田、上北手地区の境目、JRの秋田車両センター付近も田んぼが広がる。
田んぼの先の林が一つ森公園。その木々の間に太平山が見える

位置を変えて
奥に刈り取りが終わった田んぼがあり、そこで刈り取った稲を自然乾燥している。名称はいろいろあるけれど、当ブログでは「はさがけ」と呼ぶことにします。
ここではきれいに一列に並んでいた
2008年に紹介したようにいくつかの“方式”があり、秋田市周辺では、このように1本ずつ独立した棒を立て、それに稲を重ねるタイプが圧倒的多数。


近くの線路を、秋田新幹線「こまち」が通過。とっさのことだったのと、逆光でいい写真ではありませんが…
運転席ドア前の赤いのは「がんばろう日本! がんばろう東北!」ステッカー

分かりにくいけど、こちらは白い「つなげよう、日本。」
空中に漂っている点はトンボか?
列車は「こまち」、そして手前のイネの品種は「あきたこまち」、かどうかは分かりません。
この車両(E3系)と黄金色の田んぼの組み合わせも、新車(E6系)導入のため、あとわずか(再来年が最後?)なのだろう。


原発事故に伴う放射性物質を警戒し、今年は新米シーズンになっても「古い米(昨年産米)」を求める人も一部にはいるという。秋田市内でも、若干品薄傾向のようだ。
でも、今年の米は、少なくとも秋田県内では平成の大合併前の市町村単位での検査が行われ、安全性が確認されている。他県産も同様のはず。

また、前回発表の作況指数では、全国で秋田県だけが「やや不良」だったが、今日発表の最新データ(15日現在)では秋田も指数「99」の「平年並み」に回復したそうだ。
【29日追記】関東以西では、逆に今回作柄が悪化し、やや不良になった県がいくつかあった。


田んぼを歩いていると、禁止されている「稲わら焼き」をしているところがわずかにあったので、服にその臭いが付いてしまった。
そのままの服で知っている犬に会ったら、あちこち念入りにクンクン嗅がれてしまった。「コイツ燻製になったのか?」と思われたのかな。

明日までは晴天で、日中は25度前後の暑いくらいの陽気。そして週末は雨。「この雨を境に気温が下がり、季節が進みます」と天気予報では言っている。
ヒガンバナも咲いています
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする