広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

青つばめバス

2018-05-13 00:28:45 | 秋田のいろいろ
秋田駅前に、青い貸し切り(観光用)バスが2台いた。

遠目には、模様や大きな文字のバス会社名は分からず、青一色。こういう単純なデザインのバスは、新興の貸切専業事業者のものだな。と思いつつ、小さな字の会社名を読むと「JR BUS TOHOKU」!?
(国鉄バス→)JRバスといえばツバメマーク。ジェイアールバス東北(以下JRバス東北)では真っ赤な「びゅうバス」、E5系はやぶさバス、E6系スーパーこまちバスもある(過去の記事)けれど、こんなバス初めて見た。

そう思えば、単なる青一色ではなく、ちょっと光沢感というか高級感がある。
さらに角度を変えると、真っ青だと思っていたボディ側面に、
大きなツバメマークが!
角度や光線によって、ツバメが浮かび上がるようだ【掲載写真は肉眼と同程度、ツバメマークが見えている状態でアップしているつもりですが、ディスプレイによっては見えづらいかもしれません。】。大きさとしては従来塗装の高速・貸切車のものより大きいツバメだけど、いかんせんこの色では…
(再掲)一般的なJRバス
車種は日野セレガだが、側面前部の銀色のアクセントピラーは、共通車種であるいすゞガーラのように窓下で止まっていて(JRバスなどでわりと多い仕様変更)、しかも上のほうが青とのグラデーションになっている。
正面と後部に「JRバス東北」と表示された表示器は白色LED(フルカラー?)。(白色表示の実物は初めて見たかも。秋田のバス会社はまだ導入していないはずなので…)

この時は「ぱしふぃっくびいなす」のクルーズ客を、どこかの観光地からホテルメトロポリタン秋田まで送迎していた模様。
でも、JRバス東北秋田支店に、こんな車はなかったのでは?

ナンバープレートを見ると、青森ナンバー。どういう旅程なのか知らないけれど、わざわざ青森支店から来ていた。
2台はナンバープレートも、車両称号(社番)も連番で、称号は「S647-16411」と「S647-16412」。2016年に新車で導入したスーパーハイデッカー車ということが分かる(とのこと)。


実はふと頭をよぎったのだが、後で調べたら、このバスの本来の用途が分かった。
豪華団体専用列車「TRAIN SUITE 四季島」の、下車観光用。四季島専用ではなく、今回のようにその他の貸切にも使う。
車体デザインや装備は、地域ごとに運行を担当する各バス会社によって異なり、この青いものはJRバス東北とJRバス関東。東北では仙台にもある。
E6系などと同じ「KEN OKUYAMA DESIGN」がデザインし、車内は本革シートが36名分。
可動式ヘッドレスト付きのゆったりした座席っぽい
写真では、正面フロントガラス下に緑色の「JR」マークがあり、後部にもあった(ボディは後ろも青一色)。しかし、四季島のツアー時は、ここが四季島のロゴマークに変わる(物理的に付け替える方式か?)らしい。
青森ではある程度定期的に見られる車両で、弘前駅前にも入るようだ。でも、ネット上にもあまり情報はないし、秋田にはなかなか来ないであろうバスに遭遇できて良かった。

と言いつつも、個人的には、四季島にはどうしてもいい感情を抱けない
そのせいもあるのだけど、JRバスだったらもっと堂々とはっきりとツバメのマークを見せてほしいと思う。外見上、これがJRバスとは分かってもらいにくいし、四季島の豪華バスとも分からなくて(それが狙いなのかもしれないけれど、LEDには「四季島」と表示されるみたいだし)、もったいない。

【13日追記】この記事のタイトルは、実際に見た印象から「青つばめバス」とした。
実は、別に「青いつばめ」と呼ばれるJRバスも存在するそうだ。国鉄バス時代の、水色っぽい旧塗装のことだそうで、JRバス関東のその復刻塗装の車を見たことがある。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする