かしわ餅に続く、由利本荘市の餅菓子の話。
旧・大内町エリア、JR羽越本線・羽後岩谷駅に隣接した、国道105号線の「道の駅おおうち」の「農産物直売所 ひまわり」に立ち寄った。
農産物のほか、地域の人たちが作った惣菜なども売られていて、ずっと前に取り上げた(リンク先末尾)ように、普通の赤飯と甘い赤飯の2種を売っている。現在も変わらず。
季節もので笹巻きもあったけれど、鮮やかな緑色の商品があった。
ロールキャベツにも見える
一瞬、高菜でごはんを巻いた紀伊半島方面の「めはり寿司」かと思ってしまったが、カシワの葉だ。葉は表面を外側にして巻かれている。
これこそ、伝説の「山から採ってきた葉で作ったかしわ餅か?!」と購入。
作った人の個人名でPOSに登録される仕組みのようで、線路の反対側の大内三川地区の方の製造。4個257円。
保存したカシワの葉と違い、光沢があって柔らかいのは、若葉ならでは。葉に穴が開いているのもあるのは、お手製ならでは。葉を開くと、
ん?
餅が粉をふいてる??
パッケージのシールをよく見ると、
なんとこれは「かしわ餅」でなく「かしわ大福」なのだった!!
全国的にも、かしわ大福なるものはなさそう。どうせならかしわ餅にしてくれれば、“伝説のかしわ餅”になってよかったのに、どうして大福化してしまったのだろう(作る手間とか?)。
大福にしては珍しい楕円形だけど、中はこしあんのよくある大福。
餅はやわらかく、あんこはやや塩味で大福としてはおいしいけれど、かしわ餅では感じるカシワの香りはしなかった。葉が若いせいなのか、製法なのか。
上が勇助堂、左が吉野屋のかしわ餅。明らかに色が鮮やか
※2024年の旧暦端午の節句前には、かしわ大福はなかったようだ。笹巻きについて。
同じ方が作ったこんな餅も。
ウミウシとか?
「ごま大福」なるもの。103円。この方は大福作りが得意なのかもね。
表面がびっしりゴマで、餅生地にもゴマが練りこんであるようだ。中はこしあん。
大福としてはやや大きく、長い。
もっちりとして厚さを感じ、あんことゴマとのバランスも良くて、おいしい。粉がなく、ゴマが落ちるようなこともなく、手や周りを汚さず食べやすいのもいい。
ついでに、4月に本荘地区で買ったものも。
イオンスーパーセンターで、今、吉野屋菓子舗のかしわ餅が並ぶ場所にあったのが、同店の
道明寺
桜餅というものは、クレープ状の長命寺タイプと、おはぎ状の道明寺タイプがある。
秋田では、単に桜餅といえば長命寺タイプ。道明寺タイプも珍しくないが、桜餅よりも「道明寺」と呼んで区別することが普通。
吉野屋の道明寺のパッケージのシールを見ると、
導明寺?!
「“導”明寺」となっている。
道明寺は、道明寺というお寺で考案された、「道明寺粉」を使って作るから、そういう名前。寺院の名称がそうである以上「道明寺」であって、「導明寺」は間違いでは?
調べると、全国的に「導明寺」として販売する菓子店が散見される。
粉を「導明寺粉」として売っている業者があって、それを使っているからというのが理由らしい。
じゃあ、お菓子屋さんとしては間違っていなくても、同じ理屈で粉屋さんが間違っているのでは? ということになる。何か別の理由があるのでしょうか…
かしわ餅は見かけなかった、由利橋近く日進堂の商品。5月でも売られていたと思う。
だんご
あんこで包んだ3色串団子。
ごまあん、白あん、こしあんという組み合わせは初めて見たかも。
※2022年でも変わらず売られていた(リンク先後半)。
本荘のパンの話をいずれまた。
旧・大内町エリア、JR羽越本線・羽後岩谷駅に隣接した、国道105号線の「道の駅おおうち」の「農産物直売所 ひまわり」に立ち寄った。
農産物のほか、地域の人たちが作った惣菜なども売られていて、ずっと前に取り上げた(リンク先末尾)ように、普通の赤飯と甘い赤飯の2種を売っている。現在も変わらず。
季節もので笹巻きもあったけれど、鮮やかな緑色の商品があった。
ロールキャベツにも見える
一瞬、高菜でごはんを巻いた紀伊半島方面の「めはり寿司」かと思ってしまったが、カシワの葉だ。葉は表面を外側にして巻かれている。
これこそ、伝説の「山から採ってきた葉で作ったかしわ餅か?!」と購入。
作った人の個人名でPOSに登録される仕組みのようで、線路の反対側の大内三川地区の方の製造。4個257円。
保存したカシワの葉と違い、光沢があって柔らかいのは、若葉ならでは。葉に穴が開いているのもあるのは、お手製ならでは。葉を開くと、
ん?
餅が粉をふいてる??
パッケージのシールをよく見ると、
なんとこれは「かしわ餅」でなく「かしわ大福」なのだった!!
全国的にも、かしわ大福なるものはなさそう。どうせならかしわ餅にしてくれれば、“伝説のかしわ餅”になってよかったのに、どうして大福化してしまったのだろう(作る手間とか?)。
大福にしては珍しい楕円形だけど、中はこしあんのよくある大福。
餅はやわらかく、あんこはやや塩味で大福としてはおいしいけれど、かしわ餅では感じるカシワの香りはしなかった。葉が若いせいなのか、製法なのか。
上が勇助堂、左が吉野屋のかしわ餅。明らかに色が鮮やか
※2024年の旧暦端午の節句前には、かしわ大福はなかったようだ。笹巻きについて。
同じ方が作ったこんな餅も。
ウミウシとか?
「ごま大福」なるもの。103円。この方は大福作りが得意なのかもね。
表面がびっしりゴマで、餅生地にもゴマが練りこんであるようだ。中はこしあん。
大福としてはやや大きく、長い。
もっちりとして厚さを感じ、あんことゴマとのバランスも良くて、おいしい。粉がなく、ゴマが落ちるようなこともなく、手や周りを汚さず食べやすいのもいい。
ついでに、4月に本荘地区で買ったものも。
イオンスーパーセンターで、今、吉野屋菓子舗のかしわ餅が並ぶ場所にあったのが、同店の
道明寺
桜餅というものは、クレープ状の長命寺タイプと、おはぎ状の道明寺タイプがある。
秋田では、単に桜餅といえば長命寺タイプ。道明寺タイプも珍しくないが、桜餅よりも「道明寺」と呼んで区別することが普通。
吉野屋の道明寺のパッケージのシールを見ると、
導明寺?!
「“導”明寺」となっている。
道明寺は、道明寺というお寺で考案された、「道明寺粉」を使って作るから、そういう名前。寺院の名称がそうである以上「道明寺」であって、「導明寺」は間違いでは?
調べると、全国的に「導明寺」として販売する菓子店が散見される。
粉を「導明寺粉」として売っている業者があって、それを使っているからというのが理由らしい。
じゃあ、お菓子屋さんとしては間違っていなくても、同じ理屈で粉屋さんが間違っているのでは? ということになる。何か別の理由があるのでしょうか…
かしわ餅は見かけなかった、由利橋近く日進堂の商品。5月でも売られていたと思う。
だんご
あんこで包んだ3色串団子。
ごまあん、白あん、こしあんという組み合わせは初めて見たかも。
※2022年でも変わらず売られていた(リンク先後半)。
本荘のパンの話をいずれまた。