秋田市中央部の少し南寄りで、だいぶ以前から道路拡張工事が続いている。【2日追記・都市計画道路「川尻広面線」】
トータルで東西方向に約650メートルの道路で、西から東に、
略図
西側、山王五丁目から寺町の途中(約200メートル)は、既存の道路はなく、2013年に新たに開通した。
そこから東側は、西行き一方通行の狭い道路を拡幅して、対面通行化。新規開通区間から1ブロック・100メートルほどは、2013年に同時に供用開始【28日補足・これらを合わせて「寺町工区」344メートル】。
その後、そこから東へ2ブロック、「大町五丁目」交差点まで200メートル弱の工事が進んでいる。ここにあったレンガ造りの旧大島商会が、いちおう移築された【28日補足・「横町工区」長さ197メートル】。
残る横町の商店街は、準備は進んでいるようだが、未着工で、完成までは相当かかりそう。
道路は秋田市管理の市道になるものの、その工事は、「大町五丁目」交差点より西側は秋田県が施工。横町部分だけは、工事も秋田市が行うらしい【2日追記・「横町A工区」で、2023年度着工・2029年度完成予定らしい】【28日補足・横町A工区は長さ114メートル】。
現在工事中の区間は、当ブログで取り上げる機会もないまま気が付けば、以下の状態になっていた。
現在の工事看板。工期は8月末まで。県施工だから県仕様の看板
↑道路に「ドウロ」とフリガナ【3日追記・「あたらしく」はひらがな】。相変わらず、一般職である地域振興局長の氏名まで記載(契約書上はそうなのだろうが、看板では不要だろう)※関連記事。
2020年10月。大町五丁目交差点から西方向
現在。上の写真よりも広角で撮影
新たな道路が、ほぼ体をなしていた。
特に歩道は完成していて、別段危険性もないと思われるのに、立ち入りできない場所もある(だいぶ前からなので、養生中などではない)【12日補足・工事関係者の駐車スペースとして使われている感じ。だったら、せめて休工日は開放してもいいのでは。】。そこでは、歩行者は、歩道がなかった頃同様、車が通るスレスレを歩かなければならず、そっちのほうが危ない。
横断歩道の白線が薄れた上に、その位置に封鎖の柵が鎮座する箇所もあった。通学路のようだし、夜は川反帰りの酔っ払いも通る。もうちょっと歩行者に配慮してほしい。
車道のほうは、封鎖された箇所があり(まだ一方通行なので、誤進入・逆走防止のため、あえて狭くしているのかも)、路面に傾斜や凹凸があるから、これから、きれいに舗装するのだろう。
【28日追記・舗装工事は急ピッチで進み、2023年8月1日・火曜日6時から、横町工区が対面通行で供用されることになった。歩道の工事は8月以降も続くとのこと。】
【8月12日補足・道幅について。拡幅前は8メートル前後(7800~8800)。拡幅後は歩道6メートル×両側+(歩/車の境の設備帯0.5メートル×両側)+車道12メートルの全幅25メートル。】
ここから信号機のこと。
2013年に開通した区間には、途中に信号機のある交差点はない。両端の既存交差点で、信号機増設や一部移設が行われた程度。
今回の工事区間では、両端と、その間に1つ、小さいながらも3つの交差点がある。工事途中の段階で、線形(あるいは運転者の視線)の変化に応じて、信号柱や信号機の移設が行われていた。
遅くとも2021年春の時点で、拡張後の車道と歩道の境目付近に、柱が立ちはじめた。照明の柱だが、横方向に部材が突き出した所もあった。
上は車両用、下は歩行者用の信号機を取り付ける、アーム。
着工前~工事中は、無塗装の柱に、グレーのボディの信号機だったが、ここは色付きにする(美装化)のか。
それにしても、その色。
全国的に、こげ茶色(ブラウン)は“準標準色”といっていいほど普及し、秋田市内にも多い。ほかは、竿燈大通りと南大通りの緑色、通町の黒、ゆうちょ銀行秋田店前のメタリックシルバーといったところ。全国的には、青やゴールドなどさらにいろいろあった。
ここは独特な緑色で、これまでに見たことがない“新色”。ここに取り付けられる信号機も、同じ色になるのだろうか。
6月末、大町五丁目交差点を通ると、工事中。
大町通り南側から。左方が工事区間
上の写真左奥(直進車正面)の信号機は、設置されたばかりで、通電していない。
今回の工事区間で、信号機の交換と移設が行われた。
上の写真右手前など、手付かずの信号機もあるし、既存の信号機を移設した仮と思われる設置もあるし、未設置のアームもあるし、この後、道路工事の進捗に応じて、信号機工事が再びあるはず。
そして、ついに、新品の信号機が設置された。いずれもコイト電工製。
車両用は、フラット型で従来どおり縦設置。
やはり、柱と同じボディカラー。一部、新たに立てられた信号柱(照明なし)やその細い2本アームも、同じ色。
歩行者用は、アームがあっても未設置の箇所が多い。現段階では1か所だけ設置。
短いフード付き
※複数の日に、異なるカメラで撮影した画像が混在しているため、色合いの違いはそれらによるもの。
歩行者用信号機の銘板
2023年2月製造。予算の都合か、道路工事の進捗との兼ね合いか、少し前の製造(未設置分も、同時に製造されて待機中のはず)。
下の「KO2022」は、秋田県警による、メーカーと製造年の識別シール。2023でなく、2022になっている。年度でなく暦年を示すと思っていたけど…
新しい色は、竿燈大通り・南大通りの緑色よりも明るい緑。秋田市の色・若草色とか黄緑色とも違う。
(再掲)竿燈大通りの信号機。深緑ってところか
新色は、「うぐいす色」とか「抹茶色」とかに近いかな…どうして、ここにこの色を選んだのか?
ここから1ブロック北は、旧・茶町(南北に長く、竿燈大通りの向こうまで)。江戸時代にお茶を売ること許された町だったということで、そこから???
【2日追記・すずらん通り説】近くにある「すずらん通り」のイメージではないかとのコメントをいただいた。2ブロック北になるが、ゲートなどにほぼ同じ色合いが使われているから、それが由来かも。
(再掲)すずらん通りのゲート
(以上追記)
制御機のボックスも同じ色
1か所だけ信号柱に黒と黄色の縦縞イボイボシート
電力や電信でなく、信号柱にこれが巻かれているのは珍しい。イボイボによりポスターを貼らせないのが第一目的だけど、ここは、人や車がぶつからないよう注意喚起か?
新しい色が、新しい街並み(もしくは寺町や川反など周囲の町も合わせて)にとけこむだろうか。
ところで、工事途中であり、混沌とした現場という事情はあるにせよ、信号機の設置位置にクセがあり、少々問題があるように思える点もあった。続く。
トータルで東西方向に約650メートルの道路で、西から東に、
ドン・キホーテ秋田店角の県道56号(広義の新国道)「山王五丁目」交差点 ~ 旭北寺町 ~ 大町五丁目・六丁目の境界 ~ 大町通り(赤れんが館通り)「大町五丁目」交差点 ~ 横町(よこまち) ~ 五丁目橋 ~ 県道28号と南大通り「五丁目橋」交差点
のルート。略図
西側、山王五丁目から寺町の途中(約200メートル)は、既存の道路はなく、2013年に新たに開通した。
そこから東側は、西行き一方通行の狭い道路を拡幅して、対面通行化。新規開通区間から1ブロック・100メートルほどは、2013年に同時に供用開始【28日補足・これらを合わせて「寺町工区」344メートル】。
その後、そこから東へ2ブロック、「大町五丁目」交差点まで200メートル弱の工事が進んでいる。ここにあったレンガ造りの旧大島商会が、いちおう移築された【28日補足・「横町工区」長さ197メートル】。
残る横町の商店街は、準備は進んでいるようだが、未着工で、完成までは相当かかりそう。
道路は秋田市管理の市道になるものの、その工事は、「大町五丁目」交差点より西側は秋田県が施工。横町部分だけは、工事も秋田市が行うらしい【2日追記・「横町A工区」で、2023年度着工・2029年度完成予定らしい】【28日補足・横町A工区は長さ114メートル】。
現在工事中の区間は、当ブログで取り上げる機会もないまま気が付けば、以下の状態になっていた。
現在の工事看板。工期は8月末まで。県施工だから県仕様の看板
↑道路に「ドウロ」とフリガナ【3日追記・「あたらしく」はひらがな】。相変わらず、一般職である地域振興局長の氏名まで記載(契約書上はそうなのだろうが、看板では不要だろう)※関連記事。
2020年10月。大町五丁目交差点から西方向
現在。上の写真よりも広角で撮影
新たな道路が、ほぼ体をなしていた。
特に歩道は完成していて、別段危険性もないと思われるのに、立ち入りできない場所もある(だいぶ前からなので、養生中などではない)【12日補足・工事関係者の駐車スペースとして使われている感じ。だったら、せめて休工日は開放してもいいのでは。】。そこでは、歩行者は、歩道がなかった頃同様、車が通るスレスレを歩かなければならず、そっちのほうが危ない。
横断歩道の白線が薄れた上に、その位置に封鎖の柵が鎮座する箇所もあった。通学路のようだし、夜は川反帰りの酔っ払いも通る。もうちょっと歩行者に配慮してほしい。
車道のほうは、封鎖された箇所があり(まだ一方通行なので、誤進入・逆走防止のため、あえて狭くしているのかも)、路面に傾斜や凹凸があるから、これから、きれいに舗装するのだろう。
【28日追記・舗装工事は急ピッチで進み、2023年8月1日・火曜日6時から、横町工区が対面通行で供用されることになった。歩道の工事は8月以降も続くとのこと。】
【8月12日補足・道幅について。拡幅前は8メートル前後(7800~8800)。拡幅後は歩道6メートル×両側+(歩/車の境の設備帯0.5メートル×両側)+車道12メートルの全幅25メートル。】
ここから信号機のこと。
2013年に開通した区間には、途中に信号機のある交差点はない。両端の既存交差点で、信号機増設や一部移設が行われた程度。
今回の工事区間では、両端と、その間に1つ、小さいながらも3つの交差点がある。工事途中の段階で、線形(あるいは運転者の視線)の変化に応じて、信号柱や信号機の移設が行われていた。
遅くとも2021年春の時点で、拡張後の車道と歩道の境目付近に、柱が立ちはじめた。照明の柱だが、横方向に部材が突き出した所もあった。
上は車両用、下は歩行者用の信号機を取り付ける、アーム。
着工前~工事中は、無塗装の柱に、グレーのボディの信号機だったが、ここは色付きにする(美装化)のか。
それにしても、その色。
全国的に、こげ茶色(ブラウン)は“準標準色”といっていいほど普及し、秋田市内にも多い。ほかは、竿燈大通りと南大通りの緑色、通町の黒、ゆうちょ銀行秋田店前のメタリックシルバーといったところ。全国的には、青やゴールドなどさらにいろいろあった。
ここは独特な緑色で、これまでに見たことがない“新色”。ここに取り付けられる信号機も、同じ色になるのだろうか。
6月末、大町五丁目交差点を通ると、工事中。
大町通り南側から。左方が工事区間
上の写真左奥(直進車正面)の信号機は、設置されたばかりで、通電していない。
今回の工事区間で、信号機の交換と移設が行われた。
上の写真右手前など、手付かずの信号機もあるし、既存の信号機を移設した仮と思われる設置もあるし、未設置のアームもあるし、この後、道路工事の進捗に応じて、信号機工事が再びあるはず。
そして、ついに、新品の信号機が設置された。いずれもコイト電工製。
車両用は、フラット型で従来どおり縦設置。
やはり、柱と同じボディカラー。一部、新たに立てられた信号柱(照明なし)やその細い2本アームも、同じ色。
歩行者用は、アームがあっても未設置の箇所が多い。現段階では1か所だけ設置。
短いフード付き
※複数の日に、異なるカメラで撮影した画像が混在しているため、色合いの違いはそれらによるもの。
歩行者用信号機の銘板
2023年2月製造。予算の都合か、道路工事の進捗との兼ね合いか、少し前の製造(未設置分も、同時に製造されて待機中のはず)。
下の「KO2022」は、秋田県警による、メーカーと製造年の識別シール。2023でなく、2022になっている。年度でなく暦年を示すと思っていたけど…
新しい色は、竿燈大通り・南大通りの緑色よりも明るい緑。秋田市の色・若草色とか黄緑色とも違う。
(再掲)竿燈大通りの信号機。深緑ってところか
新色は、「うぐいす色」とか「抹茶色」とかに近いかな…どうして、ここにこの色を選んだのか?
ここから1ブロック北は、旧・茶町(南北に長く、竿燈大通りの向こうまで)。江戸時代にお茶を売ること許された町だったということで、そこから???
【2日追記・すずらん通り説】近くにある「すずらん通り」のイメージではないかとのコメントをいただいた。2ブロック北になるが、ゲートなどにほぼ同じ色合いが使われているから、それが由来かも。
(再掲)すずらん通りのゲート
(以上追記)
制御機のボックスも同じ色
1か所だけ信号柱に黒と黄色の縦縞イボイボシート
電力や電信でなく、信号柱にこれが巻かれているのは珍しい。イボイボによりポスターを貼らせないのが第一目的だけど、ここは、人や車がぶつからないよう注意喚起か?
新しい色が、新しい街並み(もしくは寺町や川反など周囲の町も合わせて)にとけこむだろうか。
ところで、工事途中であり、混沌とした現場という事情はあるにせよ、信号機の設置位置にクセがあり、少々問題があるように思える点もあった。続く。
北へ2ブロック離れていますが、それかもしれないですね。
どんどん移転していますね
あと空き家の建物も解体工事してました
味わいのある光景が消えていくのは、惜しい気もしてしまいます。