2024年の秋田駅ビル「トピコ秋の駅弁まつり」はラインナップが独特で、「どうしても買いに行きたいとは思えなくなってしまった」と記していたのですが、26日・土曜日の15時過ぎに行ってしまいました。
淡路屋「神戸ビーフすき焼き弁当」なんかがあればと思っていたところ…
8割方売れて、10種類程度しか残っていなかった。1個2個だけ残っている商品はなく、残っている商品はごそっと残っているという、不思議な状況(入荷時刻のズレでもあったのか?)。それでも常時、数人が品定め中。
残っていたのは、チラシトップに載っていた羽田空港の空弁数種と、チラシ最後に写真なしで列挙されたサンドイッチ系や斎藤松月堂「鶏舞弁当」など。淡路屋各商品や、シウマイ弁当でない「シュウマイ弁当」、峠の釜めしでない「天城峠の釜飯」などは、売れてしまったことになる。
鶏舞弁当は評判が良いようで、前から気になっていたものの、とりあえず何も買わずに、同日開催の「NewDays駅弁祭り(ラインナップは前回時期参照。秋田では4種販売)」のほうへ。
事前告知が少ないためか、秋田駅の改札外NewDays2店舗では、夕方でも売れ残っていることが多く、今回も同様。
トピコにも来ていた、淡路屋「ひっぱりだこ飯」はNewDays2店舗でも売り切れ。スーパーの駅弁まつりの常連だし、容器が重いし(峠の釜めしの半分程度らしいけれど)、形状が食べにくそうだけど、やはり人気なようだ。北海道の「いかめし」も、ぽぽろーど店で残り1個のみ。
残り2種は、両店とも5~10個程度残っていた。「松坂牛食べくらべ弁当」と、買ったのが、
牛肉道場 585kcal 、食塩相当量2.7g 税込み1380円
山形県米沢駅、松川弁当店の商品。
米沢駅は、同社と新杵屋の2社が、牛肉を使った駅弁を中心に多種を製造し、山形・仙台など周辺の駅や駅弁大会でもよく売られている。米沢といえば米沢牛のイメージがあるが、使用しているのは必ずしも米沢牛ではなく、本品も該当。
また、松川弁当店は、後継者がいなかった山形駅「もりべん」の経営を引き継いでいる(のだが劣化した商品が…)。
米沢駅弁でいちばん知名度があるのは「牛肉どまん中」だろう。新杵屋の商品で、山形新幹線開業の1992年発売開始(イネの品種「どまんなか」とも掛けているが、品種名は同年発表、品種登録は1993年のようだ)。
以前から記しているように、僕は駅弁は幕の内系、いろんなおかずが入ったものを好む。だけど、せっかくだからと、20年ほど前に山形へ行った際、牛肉どまん中を食べた。朝食として【30日補足・山形市に泊まった翌朝】。結果、まずくはないけれど、朝から牛肉こってりたっぷりで、参ってしまった思い出があって、以降、肉ばかりの駅弁はなおさら敬遠してしまっていた。
「牛肉道場」の名は知っていた。牛肉どまん中には及ばないが、一定の知名度があり、スーパーの駅弁大会でもそこそこ売られる。
ホームページでは「松川弁当店の看板弁当」としている。これも1992年の山形新幹線開業に合わせた新発売だったような情報もある。「道場」の名はユニークながら、由来がよく分からない。ライバルの「どまん中」と「ど」が重なったのは偶然?
牛肉どまん中よりは小さいし、今回は夕食用だからと、買うことにした。松川弁当店の商品は初めて食べるかも。
※牛肉どまん中は1480円、800kcal台。
小判型の発泡スチロール容器を、厚紙のスリーブでくるむ。スリーブの縦書きのフレーズは、時折変わるとのこと。
つまようじ入り。おてふきなし
肉ばっかり弁当の宿命ではあるが、色が悪い。本品では発泡スチロールの中に入った、黒いプラスチックトレイに盛り付けられているものだから、なおさら暗い。
数年前までは、トレイがなく、発泡スチロールに直接入っていたようで、現状では上げ底になっている。
1.5センチくらい上げ底?
事情はあるでしょうけれど、上げ底でなく容器自体の高さを低くすれば、輸送も購入後の持ち運びも効率的になるのでは。
「山形県産米」のごはんの上に、牛肉煮と牛そぼろをほぼ反面ずつ載せて、はじかみ生姜で区切る。はじかみは昔は赤かったが、今は白。そぼろ区画の緑色の筒状のものは「しそ巻」。味噌などを青じそで巻いて揚げたもので、山形に限らず、秋田など東北ではわりと食べられる。
中身の構成は、発売当初から変わらないが、おかずは代わっているとのこと。
おかずは、上の写真で右側上区画は、福神漬けのような見た目の大根やキュウリの「醤油漬」、下区画が「昆布巻(にしん入)」、「味付人参、ごぼう煮、椎茸煮、アスパラ」。
おいしかった。味付けは好みがあるだろうけれど、東北らしい甘辛さ。もりべん・みちのく弁当の旅とは違うものだが、東北人ならどこかで食べたことがある味。
牛肉煮とそぼろでは、味は似ているけど違うのか。食感は違うから飽きずに食べられる。そぼろがこぼれにくくてありがたい。ごはんはわりともっちり。
しそ巻やはじかみは口直しにいい。醤油漬は量が多い上にしょっぱい。おかずは物足りないが、この程度なら、いっそ要らないのでは。
量も(夕食としては、副菜が欲しいが)ちょうど良かった。列車内での昼食なんかに良さそう。
NewDays駅弁祭りは、次回は11月8日とのこと。ラインナップは、その週初めに、ホームページや店頭で告知されるだろう。何が来るか。【11月1日追記・珍しく前週末段階で、ホームページで告知された。11月8日は北海道の駅弁6種(各店舗ごとの入荷状況は未掲載)。さらに、11月22日にも実施。】
上記のように、秋田駅では遅めの時間でも購入できるのが常なのだが、11月8日はそうならないかもしれない。
その日、秋田港にクルーズ船、しかも乗客定員4386名の「MSCベリッシマ」が入港するため。
クルーズ船寄港時は、秋田市街地がにぎわうのだが、MSCベリッシマの日はさらに大にぎわい。秋田駅の駅弁が、昼過ぎに売り切れてしまうという現象が起きていたことがあったので。だから購入はお早めに。→11月8日に「摩周の豚丼」を買った。
淡路屋「神戸ビーフすき焼き弁当」なんかがあればと思っていたところ…
8割方売れて、10種類程度しか残っていなかった。1個2個だけ残っている商品はなく、残っている商品はごそっと残っているという、不思議な状況(入荷時刻のズレでもあったのか?)。それでも常時、数人が品定め中。
残っていたのは、チラシトップに載っていた羽田空港の空弁数種と、チラシ最後に写真なしで列挙されたサンドイッチ系や斎藤松月堂「鶏舞弁当」など。淡路屋各商品や、シウマイ弁当でない「シュウマイ弁当」、峠の釜めしでない「天城峠の釜飯」などは、売れてしまったことになる。
鶏舞弁当は評判が良いようで、前から気になっていたものの、とりあえず何も買わずに、同日開催の「NewDays駅弁祭り(ラインナップは前回時期参照。秋田では4種販売)」のほうへ。
事前告知が少ないためか、秋田駅の改札外NewDays2店舗では、夕方でも売れ残っていることが多く、今回も同様。
トピコにも来ていた、淡路屋「ひっぱりだこ飯」はNewDays2店舗でも売り切れ。スーパーの駅弁まつりの常連だし、容器が重いし(峠の釜めしの半分程度らしいけれど)、形状が食べにくそうだけど、やはり人気なようだ。北海道の「いかめし」も、ぽぽろーど店で残り1個のみ。
残り2種は、両店とも5~10個程度残っていた。「松坂牛食べくらべ弁当」と、買ったのが、
牛肉道場 585kcal 、食塩相当量2.7g 税込み1380円
山形県米沢駅、松川弁当店の商品。
米沢駅は、同社と新杵屋の2社が、牛肉を使った駅弁を中心に多種を製造し、山形・仙台など周辺の駅や駅弁大会でもよく売られている。米沢といえば米沢牛のイメージがあるが、使用しているのは必ずしも米沢牛ではなく、本品も該当。
また、松川弁当店は、後継者がいなかった山形駅「もりべん」の経営を引き継いでいる(のだが劣化した商品が…)。
米沢駅弁でいちばん知名度があるのは「牛肉どまん中」だろう。新杵屋の商品で、山形新幹線開業の1992年発売開始(イネの品種「どまんなか」とも掛けているが、品種名は同年発表、品種登録は1993年のようだ)。
以前から記しているように、僕は駅弁は幕の内系、いろんなおかずが入ったものを好む。だけど、せっかくだからと、20年ほど前に山形へ行った際、牛肉どまん中を食べた。朝食として【30日補足・山形市に泊まった翌朝】。結果、まずくはないけれど、朝から牛肉こってりたっぷりで、参ってしまった思い出があって、以降、肉ばかりの駅弁はなおさら敬遠してしまっていた。
「牛肉道場」の名は知っていた。牛肉どまん中には及ばないが、一定の知名度があり、スーパーの駅弁大会でもそこそこ売られる。
ホームページでは「松川弁当店の看板弁当」としている。これも1992年の山形新幹線開業に合わせた新発売だったような情報もある。「道場」の名はユニークながら、由来がよく分からない。ライバルの「どまん中」と「ど」が重なったのは偶然?
牛肉どまん中よりは小さいし、今回は夕食用だからと、買うことにした。松川弁当店の商品は初めて食べるかも。
※牛肉どまん中は1480円、800kcal台。
小判型の発泡スチロール容器を、厚紙のスリーブでくるむ。スリーブの縦書きのフレーズは、時折変わるとのこと。
つまようじ入り。おてふきなし
肉ばっかり弁当の宿命ではあるが、色が悪い。本品では発泡スチロールの中に入った、黒いプラスチックトレイに盛り付けられているものだから、なおさら暗い。
数年前までは、トレイがなく、発泡スチロールに直接入っていたようで、現状では上げ底になっている。
1.5センチくらい上げ底?
事情はあるでしょうけれど、上げ底でなく容器自体の高さを低くすれば、輸送も購入後の持ち運びも効率的になるのでは。
「山形県産米」のごはんの上に、牛肉煮と牛そぼろをほぼ反面ずつ載せて、はじかみ生姜で区切る。はじかみは昔は赤かったが、今は白。そぼろ区画の緑色の筒状のものは「しそ巻」。味噌などを青じそで巻いて揚げたもので、山形に限らず、秋田など東北ではわりと食べられる。
中身の構成は、発売当初から変わらないが、おかずは代わっているとのこと。
おかずは、上の写真で右側上区画は、福神漬けのような見た目の大根やキュウリの「醤油漬」、下区画が「昆布巻(にしん入)」、「味付人参、ごぼう煮、椎茸煮、アスパラ」。
おいしかった。味付けは好みがあるだろうけれど、東北らしい甘辛さ。もりべん・みちのく弁当の旅とは違うものだが、東北人ならどこかで食べたことがある味。
牛肉煮とそぼろでは、味は似ているけど違うのか。食感は違うから飽きずに食べられる。そぼろがこぼれにくくてありがたい。ごはんはわりともっちり。
しそ巻やはじかみは口直しにいい。醤油漬は量が多い上にしょっぱい。おかずは物足りないが、この程度なら、いっそ要らないのでは。
量も(夕食としては、副菜が欲しいが)ちょうど良かった。列車内での昼食なんかに良さそう。
NewDays駅弁祭りは、次回は11月8日とのこと。ラインナップは、その
上記のように、秋田駅では遅めの時間でも購入できるのが常なのだが、11月8日はそうならないかもしれない。
その日、秋田港にクルーズ船、しかも乗客定員4386名の「MSCベリッシマ」が入港するため。
クルーズ船寄港時は、秋田市街地がにぎわうのだが、MSCベリッシマの日はさらに大にぎわい。秋田駅の駅弁が、昼過ぎに売り切れてしまうという現象が起きていたことがあったので。だから購入はお早めに。→11月8日に「摩周の豚丼」を買った。
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