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☆日本では、仏教など外来の宗教が伝来する以前から山岳信仰があった
☆道教や初期密教の影響もあり、山に分け入る修行は、仏教にも取り入れられた
(最澄や空海も山で修行を行っていた)
☆自然信仰と既存宗教が融合し、俗世間との関係を絶ち、山中で荒行を行う「修行」
(人知を超えた超能力を得て悟りをめざす日本独自の「修験道」が成立)
☆修験道の修行者は「山伏」と呼ばれる
(山を駆け回り、山に伏してその霊力を自らに移す)
☆修験道が発展したのは、密教と結びつく平安時代初期からです
(密教の経典や仏像、法具、護摩などを取り入れる)
☆空海の孫弟子・聖宝は、醍醐山上に霊場を開き、真言宗当山派の開祖となる
(当山派は高野山、醍醐寺、金峯山(奈良吉野)拠点とした)
(天台宗の密教は、園城寺(滋賀県)聖護院(京都)などを拠点とした)
☆山を拠点とする寺院や神社は、山中・山頂に修験道場をもつようになる
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☆役行者の前に現れたとする修験道独自の神格「蔵王権現」が尊ばれた
☆不動明王や孔雀明王など、密教経典にある仏像を崇拝の対象としている
☆修験道は、師匠と弟子の一対一の口伝によるものが絶対的なものとされた
☆会得するための
(山を駆け回り滝に打たれ、火渡り、刃渡りなどを行う秘密めいたもの)
☆修験者たちは他者救済
(身につけた修法により加持祈祷を行い、厄払いや病気治癒などを行う)
☆歴代天皇のなかにも修験道を保護し、高野山に足繁く通う天皇もいた
(後醍醐天皇は醍醐寺や吉野に隠れ、山伏を情報網として使役した)
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☆修験者たちは、政権側にとりやっかいな存在でした
(山伏に、罪人や謀反人の世をしのぶ姿ともなった)
☆山深い密教寺院は武装勢力化するのに適し、政治に介入していくようになる
☆修験道場のある寺院の周辺には天狗伝説がつきまとっています
(「天狗」「烏天狗」は、山伏の装束を身につけている)
☆山奥から現れ、印を結び呪文を唱える「忍者」も、修験道におおもとがあるのでは
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☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
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仏教には山岳信仰・神道・ヒンズー教の神々も取り入れられた
(『手にとるように宗教がわかる本』記事より画像引用)