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☆権力に殺害された結果、期せずして伝説となった作家
☆現代ても、日本共産党の支持者やシンパから、愛されている作家小林多喜二氏
*権力による弾圧の悲劇を語り継ぐための大きな存在になっている
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☆小林多喜二氏は、多くの労働者たちの姿を見ながら育った
*苛酷な開発工事に従事する労働者たち
*タコ部屋から逃げ出すといった事態も珍しくなかった
☆貧しさと、働くことの厳しさを目の当たりにしてきた多喜二氏
☆共産主義的な思想に傾いていったのは、自然ななりゆきだった
☆多喜二氏は、北海道拓殖銀行に就職するが、小説を書いた
*『一九二八年三月十五日』という小説が大きな反響を呼ぶ
*治安維持法で、左翼を大弾圧した「三・一五事件」を題材にした作品
*特高警察の度の過ぎた権力行使を決定づける事件を書いた作品
*特高では殴る蹴るどころか、女性活動家への性的拷問さえ行われた
☆その後、多喜二氏は代表作といわれる『蟹工船』を発表した
☆多喜二氏は、プロンタリア芸術ムーヴメントの中心となる
☆多喜二氏は、非合法だった共産党シンパとしての政治活動にも足を踏み入れた
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☆多喜二氏は、宮本顕治らとともに、東京で地下活動に入っていった
☆プロンタリア文学の作家たちが続々と逮捕されていく
☆多喜二氏は警察官に捕えられ、築地署に拘引される
*名のある作家への、過酷な取調べが始まった
*彼らの拷間が、残酷なものであった
*多喜二氏は、遺体となって馬橋の家に運ばれる
☆治安維持法での左翼勢力の弾圧
*天皇制国家を守るためという大義があった
☆密室で被疑者を拷問死に追い込む特高警察官
*権力者の醜い特権意識に根ざすものでしかない
☆多喜二氏の死は、横暴な権力の犠牲として象徴的な出来事であった
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☆立花隆が『文藝春秋』に連載した「日本共産党の研究」タブー「スパイ査問事件」
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☆日本共産党中央委員宮本顕治氏ら4名の関与が疑われていた事件
*党員を監禁して暴行を加え、2人のうち1人を死亡させた、アジトの床下に埋めた
☆暴行は焼け火箸や硫酸も使った陰惨なもの
☆宮本顕治氏らは逮捕され治安維持法違反、殺人・同未遂、死体遺棄で起訴された
*裁判では無期懲役に処せられた
☆立花の記事が出て事件が話題になる
*スパイ査問事件を巡る立花vs共産党の論争は長く続いた
*宮本氏らとこの査間に加わった古参共産党員・袴田里見
*リンチ、暴行はあったと発表
*袴田はこの発言で共産党を除名された
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☆事件当時の共産党は君主制の廃止、天皇制の打倒を主張していた非合法団体
*治安維持法は共産党を対象につくられたもの
☆共産党の内部に特高警察のスパイが潜入していた
☆伝説的な”スパイM”によって党は壊滅的な打撃を受けた
*党員の逮捕はおおむねスパイの暗躍によるものだった
☆共産党も、コミンテルン経由で入手した拳銃などで武装していた
☆不破、志位体制が成立し、宮本氏の影響力が消滅する
*論争もいつしかなくなってしまった
☆宮本氏は、共産党系の代々木病院で老衰のため死去した
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左翼の人物と事件4(小林多喜二氏・宮本顕治氏)
(『日本の右翼と左翼がわかる本』記事より画像引用)