死の瞬間を表現する(1)
『死者の書』に見る生への執着
☆国文学者折口信夫の『死者の書』
*近代日本文学の最高傑作に数えられる幻想小説
*飛鳥時代の皇族で、謀反の疑いをかけられ
*非業の死を遂げた大津皇子の亡霊が現われて
*ひとりの姫とまみえるこの作品
☆作品で次のように叫ぶ場面がある
*おれには、子がない。子がなくなつた。
*おれは、その栄えている世の中には
*跡を胎して来なかつた。子を生んでくれ。おれの子を。
*おれの名を語り伝へる子どもを――。
☆怨念をもち、この世に未練を引きずっているゆえの訴え
☆生への執着がどんなものかと考えさせらる
☆私たちはそういった作品に触れる
☆自らの死生観を養ってきてきた
一日でも早く死にたくなるほどの苦痛
☆フィクションではなく、リアルに死への道程が描かれた作品
☆闘病記的な意味合いが強い、正岡子規の随筆『病床六尺』
☆長く結核を患っていた子規
*結核菌が脊椎にまわり、脊椎カリエスを発症した
*その痛みがよほどひどかつたようです
*死ねるのが何よりの望みだが
*死ぬこともできなければ殺してくれる者もない
*そんな悲痛な叫びをあげている
☆逃げ出したいほどつらいなかで
*苦しみをそのまま言葉にすることで、意識をもたせたいた
☆今の自分が苦しいと感じている人でも
*文章を読めば、自分はまだ恵まれていると感じる
とまれ。おまえはじつに美しい
☆死生観を問う世界的名作として、ゲーテの『フアウスト』
☆物語の主人公であるファウスト博士
*あらゆる学問を修め、世の中のことを知りすぎた
*もはや人生に退屈を感じています
☆自殺を図ろうとしたファウストの前に現れた悪魔メフィストフェレス
*悪魔は提案する、世の中のすべての快楽をあなたに味わせる
*ファウストは言う
(「とまれ。おまえはじつに美しいから」と口にするほどの感動があれば)
(そのときは喜んで魂を差し出す)
*ファウスト自身、そんなことは起こりえないと自信をもっていた
*結果はフアウストの思惑とは違ったものになる
*物語のクライマックスで「楽園」の開拓を夢想する
☆人が欲するのは、天上的な快楽などではなく
*生きる意志をもった人たちと、ともにあること
*自分が未来の創造へ手を貸していると実感できることなのかも
☆この作品においてゲーテは
*人は自分の魂を奪われても悔いがないといえるほどの瞬間
*人はそれを求めているのではないかと問いかけている
(敬称略)
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『死生観』
死の瞬間を表現する(1)(ネットより画像引用)
『死者の書』に見る生への執着
☆国文学者折口信夫の『死者の書』
*近代日本文学の最高傑作に数えられる幻想小説
*飛鳥時代の皇族で、謀反の疑いをかけられ
*非業の死を遂げた大津皇子の亡霊が現われて
*ひとりの姫とまみえるこの作品
☆作品で次のように叫ぶ場面がある
*おれには、子がない。子がなくなつた。
*おれは、その栄えている世の中には
*跡を胎して来なかつた。子を生んでくれ。おれの子を。
*おれの名を語り伝へる子どもを――。
☆怨念をもち、この世に未練を引きずっているゆえの訴え
☆生への執着がどんなものかと考えさせらる
☆私たちはそういった作品に触れる
☆自らの死生観を養ってきてきた
一日でも早く死にたくなるほどの苦痛
☆フィクションではなく、リアルに死への道程が描かれた作品
☆闘病記的な意味合いが強い、正岡子規の随筆『病床六尺』
☆長く結核を患っていた子規
*結核菌が脊椎にまわり、脊椎カリエスを発症した
*その痛みがよほどひどかつたようです
*死ねるのが何よりの望みだが
*死ぬこともできなければ殺してくれる者もない
*そんな悲痛な叫びをあげている
☆逃げ出したいほどつらいなかで
*苦しみをそのまま言葉にすることで、意識をもたせたいた
☆今の自分が苦しいと感じている人でも
*文章を読めば、自分はまだ恵まれていると感じる
とまれ。おまえはじつに美しい
☆死生観を問う世界的名作として、ゲーテの『フアウスト』
☆物語の主人公であるファウスト博士
*あらゆる学問を修め、世の中のことを知りすぎた
*もはや人生に退屈を感じています
☆自殺を図ろうとしたファウストの前に現れた悪魔メフィストフェレス
*悪魔は提案する、世の中のすべての快楽をあなたに味わせる
*ファウストは言う
(「とまれ。おまえはじつに美しいから」と口にするほどの感動があれば)
(そのときは喜んで魂を差し出す)
*ファウスト自身、そんなことは起こりえないと自信をもっていた
*結果はフアウストの思惑とは違ったものになる
*物語のクライマックスで「楽園」の開拓を夢想する
☆人が欲するのは、天上的な快楽などではなく
*生きる意志をもった人たちと、ともにあること
*自分が未来の創造へ手を貸していると実感できることなのかも
☆この作品においてゲーテは
*人は自分の魂を奪われても悔いがないといえるほどの瞬間
*人はそれを求めているのではないかと問いかけている
(敬称略)
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
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☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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出典、『死生観』
死の瞬間を表現する(1)(ネットより画像引用)