🌸すべての記憶は「偽物」である6
☆スムーズに読めて理解しやすいです
⛳トラウマは原因なのか?結果なのか?
☆アメリカやイギリスで「記憶戦争」が勃発した
*平凡な家庭の父親や母親、成人した子どもから
☆アメリカやイギリスで「記憶戦争」が勃発した
*平凡な家庭の父親や母親、成人した子どもから
*性犯罪や殺人罪で告発された
☆多くは「虚偽記憶」であることが明らかにされた
*記憶回復療法のセラピストに植えつけられた「虚偽記憶」だった
☆現在ではようやくこの悲惨な事態も収まりつつある
☆アメリカでは「宇宙人に誘拐された」と訴えるひとたちが現われた
*彼ら/彼女たちは、強いトラウマを抱え
*明らかにPTSDに苦しんでいた
*宇宙人による誘拐は事実ではないのだから
*「虚偽記憶」でも、PTSDが発症することがわかる
☆回復した記憶を主張する「サバイバー」の存在
☆回復した記憶を主張する「サバイバー」の存在
*現実の性暴力でトラウマに苦しむサバイバーを冒とくしている
☆虚偽記憶による冤罪の悲劇を聞かされたひとたち
*すべての性暴力の主張を疑いの目で見るようになる
⛳近年の記憶研究
☆「抑圧された記憶」が疑わしいことを明らかにしただけではない
*あなたが「事実」と確信している記憶もまた疑わしい
☆自宅に侵入した黒人の男にレイプされた女性
☆自宅に侵入した黒人の男にレイプされた女性
*「襲ったのはあの男に間違いない」と警察に訴えた
*男は被害者の家の向かいに住んでおり、事件当時のアリバイはない
*通りを歩いているところを目撃されていた
*警察は被害者の証言に基づいて男を逮捕した
*通りを歩いているところを目撃されていた
*警察は被害者の証言に基づいて男を逮捕した
*男は犯行を否認し裁判で懲役刑が科せられた
☆7年後、加害者の家族に依頼されたDNA鑑定の専門家
*検察に保存されていた犯人の精液のDNAを調べた
*加害者のものとは一致しなかった
*犯人とは異なっていたため、男はようやく釈放された
*犯人とは異なっていたため、男はようやく釈放された
⛳何故冤罪事件になったのか?
☆被害者は、自宅の窓から車を洗う男を見た瞬間犯人だと確信している
*この記憶になんの疑いも抱いていなかった
*その後の検証で、「虚偽記憶」がどのようにつくられたのか判明した
*その後の検証で、「虚偽記憶」がどのようにつくられたのか判明した
☆事件を担当した刑事
*容疑者とし7人の黒人男性の写真を被害者に見せていた
*このなかには男の写真も含まれていた
*被害者はそのときはなにも感じなかったが
*通りの向こう側で洗車している男が目に入ったとき
*通りの向こう側で洗車している男が目に入ったとき
*「どこかで見たことがある」と直感的に思った
*それは「写真で見たことがある」だけだったのだが
*そこまで正確に覚えていたわけではなかった
*レイプされたときに男を見たのだと思い込んでしまった
☆記憶はすみやかに再構成され、書き換えられる
☆記憶はすみやかに再構成され、書き換えられる
*それまでぼんやりしていたレイプ犯の顔
*たちまち男の顔で上書きされてしまった
*これを本人はまったく意識することができない
☆被害者や目撃者の証言のみに頼った判決、すべて冤罪の可能性がある
⛳アメリカで「イノセンス・プロジェクト」が立ち上げられた
☆無罪を訴えて収監されている囚人にDNA鑑定を行なう
*重大な犯罪で有罪判決を受けた375人の無罪が判明した
(その中に21人の死刑囚が含まれていた)
*冤罪の被害者の多くは、黒人などのマイノリティだった
☆性犯罪は密室で行なわれることが多い
☆性犯罪は密室で行なわれることが多い
*被害者の証言以外に証拠がないことも多い
*証言は、なんらかの要因で″汚染″されている可能性がある
*子どもに対する性犯罪を立件するときに大きな問題になる
☆「どのような性犯罪も見逃してはならない」とするなら
☆「どのような性犯罪も見逃してはならない」とするなら
*すべての証言を「事実」として扱うべきだ
☆「冤罪は1件たりとも起こしてはならない」とするなら
*被害者や目撃者の記憶を犯行の証拠とすることは許されない
*被害者や目撃者の記憶を犯行の証拠とすることは許されない
☆「虚偽記憶」であったとしても
*サバイバーがトラウマで苦しんでいることは間違いない
*「その記憶は本物ではない」と第三者が否定しても
*この苦しみが癒されることはない
⛳トラウマの記憶をめぐる論争
☆トラウマの記憶をめぐる論争
*トラウマが現在の精神的な不調の原因なのか
*現在の精神的な不調がトラウマをつくり出したのか
*もはや誰もが納得する答えを出すことは不可能だ
☆急速に進歩する脳科学
☆急速に進歩する脳科学
*特定の記憶をピンポイントで消去するテクノロジーを開発しつつある
*トラウマ理論が正しいとするならば
*トラウマ理論が正しいとするならば
*トラウマの記憶がなくなったときすべての苦しみが
*魔法のように消えてなくなるはずだ
☆だが記憶が消えてもなおうつや神経症などの症状
*残ちていたとしたらどうなるだろうか?
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳出典、『バカと無知』
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冤罪事件と虚偽記憶
(ネットより画像引用)