🌸海外首脳たちのこと(2)
⛳安倍晋三ドイツメルケル首相を語る
☆中国を重視したドイツのメルケル首相
*中国と関係を深め、ドイツにとり、中国は最大の貿易相手国にした
☆安倍さんは、メルケルから中国への配慮を感じた
*メルケルは首相在任中、中国を12回訪問
*メルケルは首相在任中、中国を12回訪問
*日本の訪問は6回だけ
☆私は、「あなた、日本に来なかったね」と皮肉を込めて言ったら
*日本は毎年、首相が交代している
*日本は毎年、首相が交代している
*それで、なかなか訪問するという決断に至らなかったと
☆メルケルは、実際は中国重視だった
☆私が、ドイツを訪問した時
☆私が、ドイツを訪問した時
*彼女は首脳会談後の夕食会で、 中国について話題を振つてくる
*世界中につくった「孔子学院」ついて
*彼女は、学院に全然人がいない
*中国人がドイツ国内で工作活動をしていると言う
☆孔子学院が対外世論作の機関になっているという話
☆私は何度もサミットなどで話していた
*私は「だから言ったでしょう」と言いました
☆メルケルの対中批判を鵜呑みにはできません
☆メルケルの対中批判を鵜呑みにはできません
*私は、ドイツは中国にディーゼルエンジンを売っている
*中国海軍は、ドイツ製のエンジンを駆逐艦や潜水艦に搭載している
*これは一体どういうことですかと聞いた
☆メルケルは、「え、そうなの」と言って「とぼけた」
*ドイツが中国にエンジンを供給していること誰だって知っている
*メルケルは知らないふりをしていただけです
☆メルケルは、閣僚経験も豊富
*国際会議や交渉の場数を踏んでいる
*この程度の話では動じませんでしやり手でした
⛳安倍晋三英国のキャメロン首相を語る
☆キャメロンも、中国に傾斜した欧州首脳の1人
☆英国、ダライ・ラマ4世を英国に招待し、彼が会見した
*中国の弾圧を受けてインドに亡命したダライ・ラマとの会見
*中国は激怒し、報復として英国との交流を止めてしまった
☆焦ったキャメロンは、人権問題を棚上げし、中国に接近した
*西側諸国で真っ先に中国主導の国際金融機関
*アジアインフラ投資銀行への参加表明につながる
☆キャメロン政権
*英国内の原子力発電所の建設まで中国に発注
*英中関係をゴールデンエージ(黄金時代)と表現した
☆私はキャメロンに会うたびに
☆私はキャメロンに会うたびに
*人権弾圧や強引な海洋進出など中国の問題点を説明した
*その場では、キャメロンも納得したそぶりを見せるが
*その場では、キャメロンも納得したそぶりを見せるが
*キャメロン実際は、聞く耳を持っていなかった
☆大英帝国の歴史を考えれば
*英国は本来、世界全体を俯瞰して大きな戦略を練る国のはず
☆キャメロンは、英国経済の立て直しで頭が一杯だった印象だ
⛳安倍晋三英国のメイ首相を語る
☆私は、メイ首相には好印象を持っている
*彼女は、首相に就任した直後
*杭州で開かG20で私に会談を持ち掛けてきた
*メイとは、最初から打ち解けることが出来た
☆英国は国民投票で、EU離脱に舵を切った
*メイとは、最初から打ち解けることが出来た
☆英国は国民投票で、EU離脱に舵を切った
☆私は「英国に進出の日系企業の活動に支障が生じないように」と要請
*彼女は「日英の経済関係を強化したい」と言っていた
☆第2次内閣発足後、日本とEU経済連携協定の交渉をした
☆第2次内閣発足後、日本とEU経済連携協定の交渉をした
☆英国がEUを離脱したら対象外になってしまう
*日英間の貿易協定必要との思いがメイにはあったのでしょう
*その後も、彼女は首脳会談を積極的に持ちかけてきた
*その後も、彼女は首脳会談を積極的に持ちかけてきた
☆私は、首相の公式別邸のチェッカーズに招かれました
*経済に限らず、安全保障分野でも連携していこうという話が出た
☆公賓としてメイは来日しました
☆公賓としてメイは来日しました
*京都迎賓館で夕食会をした翌日
*東京での首脳会談に向けて新幹線で一緒に移動した
*メイはしきりに日英関係を「同盟にしないか」と言う
☆日英間では、自衛隊と英軍が物資を融通し合う
☆日英間では、自衛隊と英軍が物資を融通し合う
*物品役務相互提供協定に署名していた
*日本にとり、米国、豪州に続いて3か国目でした
*メイはそうした部隊間の協力があるのだから
*日英を「同盟」関係に発展させようとしたのでしょう
*日本と英国は同じ海洋国家という意識が強かったのかも
☆日本にとってありがたい申し出でも
*日米のような同盟関係を結ぶのは難しい
*日本は、集団的自衛権を行使して英国を守ることはできない
☆メイさんの同盟の申し出、正直驚いた
☆メイさんの同盟の申し出、正直驚いた
*断るわけにもいかないので「それで結構だ」と応じた
☆それが、日英は「準同盟」つながっていく
(敬称略)
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⛳出典、『安倍晋三回顧録』
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海外首脳(メルケル・キャメロン・メイ)
(ネットより画像引用)