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フランス人の「おしゃれ」は家族システム

2024年03月09日 | 社会

🌸家族ンステム概念による未来予測3

 

 ☆平等主義核家族「フランス・スペイン型」

 *フランスの家族形態は「平等主義核家族」

 *ドイツの直系家族、イングランドの絶対核家族ともちがう

 *「核家族」ではイングランドに通じますが、内実は異なる

 ☆親は早めに子供と関係が切れて子供が結婚したあと

 *同居しないのはイングランドの絶対核家族と同じ

 ☆イングランドとは異なるのは、兄弟が「平等」の扱いになる

 *財産は、兄弟で原則として完全に「平等分割」される

 

フランスは、土地よりも家具が大事
 ☆革命以前、フランスの農地は領主・貴族・大ブルジョワが保有

 *農民は小作料を払って土地を借り

 *利益を歩合で分割する分益小作制に組み込まれていた

 *フランス革命で農地解放が行なわれ、自作農が成立するまで、

 *この土地制度が続いていた

 ☆農民自体が土地を私有しているわけではないため

 *財産として土地を子に受け継がせることはできなかった

 ☆子どもが、相続できるものは「動産」のみとなる

 *農具、工具、家畜、食器、家具、衣服などを

 *兄弟は遺産として平等に分割する

 ☆「動産が大事」の名残はフランスでは第二次大戦後まで続く

 *民衆にとって家具というのは最大の財産だった

 ☆動産を平等分割するフランスでは

 *動産を金銭に換えるためのオークションも発達した

 

フランス人がおしゃれになった理由
 ☆フランスでは、動産に財産としての価値を置く

 *家具や調度品ばかりか、衣服や靴や帽子、装飾品も

 *動産として換金性の高い商品となりました

 *衣服には既製服がなかったので

 *古着市場のような再流通システムが完備された
 ☆フランス人がおしゃれになったのも

 *動産を平等分割する平等主義核家族の存在が要因

 ☆フランスの農民の子供は

 *親と同じように小作農民になるのも

 *別の仕事に雇われるのも「自由」でした

 ☆生計を立て、家庭を持ち、核家族を再生産していく
 *親とのつながりは弱く、子が親と同居することはない

 *「自由」さは、イングランドの核家族と同様で

 *教育という再投資には不向き

 ☆遺産相続の「平等」が

 *フランス特有の平等主義原理を生み出す

 *「自由」「平等」の精神はフランス革命として開花する

 ☆フランスは、四つの家族形態をすべてがある
 *地方により対応が異なる

 *それゆえに、フランスは、複雑な政治体制になる

                       (敬称略)
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⛳出典、『読み解く世界史の深層』
 
 
 
フランス人の「おしゃれ」は家族システム
(ネットより画像引用)

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