🌸家族ンステム概念による未来予測3
☆平等主義核家族「フランス・スペイン型」
*フランスの家族形態は「平等主義核家族」
*ドイツの直系家族、イングランドの絶対核家族ともちがう
*「核家族」ではイングランドに通じますが、内実は異なる
☆親は早めに子供と関係が切れて子供が結婚したあと
*同居しないのはイングランドの絶対核家族と同じ
☆イングランドとは異なるのは、兄弟が「平等」の扱いになる
*財産は、兄弟で原則として完全に「平等分割」される
⛳フランスは、土地よりも家具が大事
☆革命以前、フランスの農地は領主・貴族・大ブルジョワが保有
*農民は小作料を払って土地を借り
*利益を歩合で分割する分益小作制に組み込まれていた
*フランス革命で農地解放が行なわれ、自作農が成立するまで、
*この土地制度が続いていた
☆農民自体が土地を私有しているわけではないため
*財産として土地を子に受け継がせることはできなかった
☆子どもが、相続できるものは「動産」のみとなる
*農具、工具、家畜、食器、家具、衣服などを
*兄弟は遺産として平等に分割する
☆「動産が大事」の名残はフランスでは第二次大戦後まで続く
*民衆にとって家具というのは最大の財産だった
☆動産を平等分割するフランスでは
*動産を金銭に換えるためのオークションも発達した
⛳フランス人がおしゃれになった理由
☆フランスでは、動産に財産としての価値を置く
*家具や調度品ばかりか、衣服や靴や帽子、装飾品も
*動産として換金性の高い商品となりました
*衣服には既製服がなかったので
*古着市場のような再流通システムが完備された
☆フランス人がおしゃれになったのも
*動産を平等分割する平等主義核家族の存在が要因
☆フランスの農民の子供は
*親と同じように小作農民になるのも
*別の仕事に雇われるのも「自由」でした
☆生計を立て、家庭を持ち、核家族を再生産していく
*親とのつながりは弱く、子が親と同居することはない
*「自由」さは、イングランドの核家族と同様で
*教育という再投資には不向き
☆遺産相続の「平等」が
*フランス特有の平等主義原理を生み出す
*「自由」「平等」の精神はフランス革命として開花する
☆フランスは、四つの家族形態をすべてがある
*地方により対応が異なる
*それゆえに、フランスは、複雑な政治体制になる
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