麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

恋森、役者が揃う

2007年03月23日 | 東演
 昨日は、本番(3/16弊ブログで少々紹介)を終えた客演の橘憲一郎氏が稽古場に顔を出し、ようやく全員が一度は『恋森』に顔を出すこととなった。

 実は、稽古始めは4/5~である。
 ただ我々ミュージカルに不慣れな東演演技部は、基礎練習を含めダンス&ヴォーカルのレッスンを必要と感じ、今月早々から始めてはいる。客演陣はその足りない点で我々に力をくれる、いわば助っ人たちである。実際、稽古場で音の取り方やステップのコツなど教授願うシーンも大いにある。
 感謝

 さて「役者が揃う」というのは、そのまんま俳優ばかりでなく、昨日は、ついに御大・福田善之氏も稽古場に。。。正確にはヴォーカルレッスンを古賀義弥氏が行っていたので、別室に。。。いらして、スタッフ会議となった。
 福田氏のほか、共同演出の福原圭一氏、舞台監督の古舘裕司氏、美術の小池れい氏に、制作担当の横川+田中でいよいよ始まる『恋森』のプランを詰めたわけだ。(レッスン後、古賀氏も合流)

 御大と書いたが、福田善之氏は一般の人に知られている作品でいえば、ホリプロがロングランを続ける『ピーターパン』の初代演出家で、郁恵ちゃんを飛ばした人である。
 ちなみに現在の演出は松本祐子氏。前回弊団公演『マーヴィンの部屋』の演出をお願いしていて、奇しくも東演のNo.127→No.128はピーターパンつながりとなった……。閑話休題

 とはいえ福田氏は、商業演劇の人ってわけじゃなく、劇団青芸結成メンバーの一人として『長い墓標の列』『遠くまで行くんだ』『真田風雲録』『オッペケペ』『袴垂れはどこだ』など名作戯曲を次々と発表! 60年代演劇の旗手として、つまりは新劇畑でまず注目され、その類い希な才能は、商業演劇、ミュージカル、映画やテレビへと広がったわけである。
 その力は近年も衰えを知らず、『壁の中の妖精』で紀伊國屋演劇賞個人賞(94)、読売演劇賞優秀演出家賞(99)、斉田喬戯曲賞(00)を、『私の下町-母の写真』で読売文学賞(99)等、その受賞は多数。
 現在、日本演出者協会理事長でもある、演劇界の巨人だ!

 2日連続で、我が故郷「川崎ネタ」が続いたが、福田氏も現在、川崎市民。美術の小池氏、出演者では原野、姶良、客演の橘氏も川崎在住だったりする。なかなかのカワサキ率だ!
 余談だが、橘氏と僕は中学の先輩後輩で、学年カラーが赤と黄色の一年違いだったりする。その当時は交流がなかったのだが・・・。
 またまた脱線

 てなわけで、スクランブル発進的に『恋森』は始動しはじめている。
 
コメント
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